2017/06/28 14:44
今週のBillboard JAPAN Top Classical Albums1位は、若林暢『ヴァイオリン愛奏曲集』が2位以下を大きく引き離してのチャートインとなった。生前奏者が愛したヴァイオリン小品の中から、選りすぐった名曲集となっており、クライスラー、パガニーニ、サラサーテ、ラヴェル、ファリャ、バルトークなどが収められている。また3位にも若林暢『ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集』がチャートイン。こちらは欧州各紙で絶賛された音源を、Blu-specCD2盤でリリースしたものだ。CDリリースを記念し、追悼リサイタルが6月20日松戸公演を皮切りに全国8カ所で行われている。
2位には、反田恭平の新譜『月の光~リサイタル・ピース第1集』がチャートイン。7月8日ミューザ川崎シンフォニーホールを皮切りに全国13か所で行われるツアーと連動したアルバム。ラヴェル、ドビュッシー、ショパンを中心に構成した曲目が収録されている。TOKYO FM『キュレーターズ~マイスタイル・ユアスタイル』では今クラシックの文脈でも話題の岸田繁(くるり)との対談が7月16日から4週に渡ってオンエアされる予定となっている。
他、キリル・コンドラシン指揮、RCAビクター交響楽団による『道化師&仮面舞踏会~ロシア管弦楽名演集(HB/LTD)(2017年DSDリマスター)』が5位にチャートイン、ハンス・クナッパーツブッシュ 、バイロイト祝祭管弦楽団『ワーグナー:舞台神聖祝典劇≪パルジファル≫[3SACD[SHM仕様]]』が7位にチャートインするなど、リマスター版のニュー・リリースが勢いをみせたチャートとなった。text:yokano
◎【Billboard JAPAN Top Classical Albums】トップ10
1位『ヴァイオリン愛奏曲集』若林暢
2位『月の光~リサイタル・ピース第1集』反田恭平
3位『ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集』若林暢
4位『ブラームス:交響曲全集』ジョージ・セル
5位『道化師&仮面舞踏会~ロシア管弦楽名演集』キリル・コンドラシン、RCAビクター交響楽団
6位『蜜蜂と遠雷音楽集』
7位『ワーグナー:舞台神聖祝典劇≪パルジファル≫』ハンス・クナッパーツブッシュ
8位『シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番/12のドイツ舞曲(レントラー)他』ダン・タイ・ソン
9位『0歳からの育脳クラシック』
10位『ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」』井上道義、大阪フィルハーモニー交響楽団
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