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2016/11/08

のん、広島・呉の人々に方言褒められ安堵 コトリンゴの劇中歌に聴き入り「息を忘れてしまう」

 映画『この世界の片隅に』のライブ付きプレミア試写会舞台あいさつが8日、東京都内で行われ、主人公すずの声を務めたのん(旧芸名・能年玲奈)と片渕須直監督、音楽を担当したコトリンゴが出席した。
 こうの史代氏による漫画をアニメ-ション映画化した本作は、第2次世界大戦中の広島・呉を舞台に、激化していく世の中で大切なものを失いながらも、日々を大切に前を向いて生きていくすずの姿を描く。
 のんは、劇中ですずが嫁ぐ呉を初めて訪れた時の印象を「坂がたくさんあって、ものすごく急な坂を登りながら体験してきたんですけど、すずさんは足腰が強い人だったんだなと想像できて楽しかったです」と空気感を擬似体験したことを振り返って笑わせ、地元の人々から「方言がすごく自然だったと言っていただけたのがうれしかった。安心しました」と笑顔を見せた。
 全ての楽曲を担当したコトリンゴは「いろいろな段階で見せていただきましたが、完成したものがやっぱりいちばん感動しました」と感想を述べ、ライブではオ-プニングテ-マ「悲しくてやりきれない」とエンディングテ-マ「たんぽぽ」の2曲をピアノの弾き語りで披露した。
 のんは「コトリンゴさんの曲が聴こえてくると直接心の中に映像の風景が流れ込んでくるというか。音楽に乗ってもっと映像がくっきりする感覚があってしびれました」と語り、じっと生歌に聴き入ると「本当にすごくて、コトリンゴさんの声が聴こえた瞬間に心臓がギュッとつかまれたみたいに息を忘れてしまうというか。すごかったです」と感無量といった様子でうつむきながら懸命に感動を伝えた。
 映画は11月12日からテアトル新宿、ユ-ロスペ-スほか全国ロ-ドショ-。
(左から)コトリンゴ、のん、片渕須直監督

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