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<インタビュー>LAを拠点に活動するSE SO NEON、来日公演を前に明かす最新モード

Interview & Text:大石始
Interpreter:都 成愛
韓国インディーシーンを象徴するアーティストとして、2016年の結成以来活動を続けるファン・ソユンのソロプロジェクト、SE SO NEON(セソニョン)がこの10月、ビルボードライブ東京に初登場する。
昨年8月にリリースされたSE SO NEONの1stアルバム『NOW』は世界的な話題を集めた。近年は北米を含む海外ツアーを積極的に行ってきたほか、ファン・ソユンはRM(BTS)やホシ&ウジ(SEVENTEEN)、ENHYPENなどK-POPアーティストの楽曲にもフィーチャー。今アジアでもっとも注目されるアーティストとなった。
そんなSE SO NEONの世界観に迫るべく、2025年からロサンゼルスに住むファン・ソユンに話を聞いた。
※この記事は、2026年9月発行のフリーペーパー『bbl MAGAZINE vol.222 10月号』内の特集を転載しております。
ファッションブランドのモデルを務めるなど、ミュージシャンの枠を超えた時代の寵児となったファン・ソユン。彼女は現在、ロサンゼルスを拠点に活動を続けている。
「今の生活にとても満足しています。自分で食事を作り、朝起きて運動し、散歩は1日2回。自分の意志をもとに音楽制作に取り組み、会いたいときに人に会い、会いたくないときには会わない。日々の暮らしを整えることや、一日の中に少し余白を持って過ごすことが私にとって大切なんです」
ソユンは音楽を制作するうえで「私は直感を大切にするタイプのミュージシャンだと思います」と話し、こう言葉を続ける。
「だからこそ、自身の感性や直感を磨くことに力を入れています。一日一日を楽しく過ごすことも大切だと思いますね」
音楽だけでなく、映画や文学から創作に関する刺激を受けることも多い。最近は三宅唱監督の映画『やくたたず』(2010年)を観たのだという。
「去年の12月、新潟に滞在したんですが、そこで目にした雪景色にすっかり魅了されまして。(川端康成の小説)『雪国』を読んだり、雪の降る小さな村を舞台とする『やくたたず』を観たりしたんです。どちらも強烈な没入感があり、刺激を受けました」
先日韓国で公開されたホ・ピョンガン監督によるアニメ作品『巡礼者たちはなぜ帰らない』では初めて映画音楽を担当。もともと映画好きの彼女だけに「私にとって本当にありがたい経験でした」と話す。
また、つい先日にはSE SO NEONの最新作『NOW』に収録された楽曲「Remember!」のテイ・トウワによるリミックスもリリースされた。「Remember!」はソユンの才能を認めていた坂本龍一の死をきっかけに作られた楽曲。坂本と交流が深かったテイ・トウワにその楽曲のリミックスを依頼した理由について、ソユンはこう話す。
「今年のはじめ、東京で偶然テイさんとお会いする機会があったんですよ。そのときの出会いや会話に不思議な縁を感じ、思いきってリミックスを相談してみたんです。今回のリミックスはとても繊細な作業だったと思うんですが、テイさんからの深いリスペクトが伝わってきて、思わず『ありがとうございます』と言いたくなりました」
10月30日、そんなSE SO NEONがビルボードライブ東京で来日公演を行う。SE SO NEONの魅力はソユンの奥深い歌詞世界や歌声に加え、エネルギッシュなライブパフォーマンスもそのひとつに挙げられる。昨年11月に恵比寿 ザ・ガーデンホールで行われたライブも圧倒的なものだった。
「私は何か飛び抜けたステージスキルを持っているわけではないし、そのために特別な練習をしているわけでもないんですが、会場に充満するエネルギーを上回るようなものを届けたいと思っています。その瞬間、自分がどれだけエネルギーを放出できたかということを重要視しているんです」
メンバーの脱退などもあったものの、SE SO NEONは結成以来、トリオ編成を維持してきた。この編成にこだわる理由について、ソユンはこう話す。
「バンドとしてステージに立つ最大の理由は、ハーモニーを生み出し、エネルギーを増幅させることにあります。トリオというのはハーモニーを生み出す最小単位の構成であり、それらがもっとも良い形で集約される形態だと思います。バンドも生活も、何かを詰め込むよりも『余白』があるほうが私は好きなんでしょうね。食事にしてもシンプルで素材の味を楽しめるもののほうが私には合っているんです」
10月の公演についてソユンは「自由に開かれた空間にしたいと考えています。演奏が行き交い、観客と相互に作用しながら、より自由に時間が流れていくような光景をイメージしています」と話す。
最後に東京という街に対する印象を聞いてみた。
「東京はいつ訪れても楽しいところですが、街を歩くたび、ある種の重さも感じるんです。その重いものを美しいもので薄め、空中に浮かび上がらせようとしているというか。東京にはそうした矛盾から生まれる美しさがある気がします。日本では必ずコンビニに立ち寄り、たまごサンドやプリン、各種ジュースやビタミン系の栄養ドリンクなどを買います。コンビニに入ればいつも食べているものがすぐ見つかるので、ある種の安心感を得られるんですよ」
公演情報

【SE SO NEON】
2026年10月30日(金)
東京・ビルボードライブ東京
1st stage open 16:30 start 17:30
2nd stage open 19:30 start 20:30
公演詳細>>
リリース情報

「Remember! (TOWA TEI REMIX)」
- 2026/8/7 DEGITAL RELEASE


























