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<インタビュー>YOSHIKIが語る音楽と生きる意味――ジョシュ・グローバンとの共演曲「Forever Love(Live)」

インタビューバナー

Interview & Text:岡本貴之


 YOSHIKIとジョシュ・グローバンによる「Forever Love(Live)」が2026年8月28日に全世界同時配信リリースされた。「Forever Love」は、1996年にX JAPANの14枚目のシングル曲として発表されたバラード曲。YOSHIKIがこれまで作詞・作曲した中でも、珠玉の名曲として長きに渡り愛されてきた楽曲だ。今作は、2026年7月17日に米ロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサートホールで開催されたコンサート【YOSHIKI CLASSICAL 2026 IN LOS ANGELES AT WALT DISNEY CONCERT HALL】にて2人が共演したステージで録音されたもの。ジョシュの見事な日本語による歌唱、YOSHIKIの繊細なピアノ、オーケストラによる壮大な演奏で、名曲に新たな息吹を与えている。今回、YOSHIKIにインタビューを行い、今作のリリースに至った経緯から、「Forever Love」を書き上げた当時に抱いていた赤裸々な気持ち、慈善活動への思い、これからの活動について等、思う存分語っていただいた。

ジョシュ・グローバンとの出会いから、「Forever Love」共演へ


――【YOSHIKI CLASSICAL 2026 IN LOS ANGELES】では、素晴らしい歌と演奏を通して会場にいるお客さんと思いを共有できた気がします。今回、ジョシュ・グローバンさんが「Forever Love」を歌い、リリースに至った経緯を教えていただけますか。

YOSHIKI:ジョシュさんとは、僕が出演しているドキュメンタリー映画『WE ARE X』が2016年に公開されたとき、ソルトレイクシティで開催された【サンダンス映画祭】でのイベントで初めてお会いしまして、それ以来仲良くなっていろんな場面でお会いしていたんです。僕は海外公演を行うとき、たまにゲストアーティストに出てもらうことがあるんですけど、2023年のイギリスのロイヤルアルバートホール公演のときはエリー・ゴールディングさんとセイント・ヴィンセントさんをゲストにお呼びしたんです。今回は、【YOSHIKI CLASSICAL 2026 IN LOS ANGELES】ということで、僕はLAに人生の半分以上住んでいるということもあって、なにか所縁のある友だちに出てもらいたいな、となんとなく思っていたんです。

それで今回はKORN(コーン)のジョナサン・デイヴィスさん、ジェーンズ・アディクションのペリー・ファレルさん、それからジョシュさんにオファーしたら出演を快諾してくれまして。そこでジョシュさんと「何をやろうか?」というのはギリギリまでいろんなアイデアがあったんですけど、今年は「Forever Love」がリリースされてちょうど30周年になるということで、もし「Forever Love」をジョシュさんが歌ってくれたらすごいだろうなって、なんとなく直感で思ったんですね。ただまあ、日本語がメインの曲ではあるので、どうなんだろうとは思いつつお声がけしたら、それも快諾してくれて。僕がAメロの部分に英語を足して「バイリンガルバージョン」みたいなものを作ったんです。基本的には日本語の曲なんですけど、少しだけ英語の部分を増やして、英語圏の方が聴いても日本の方が聴いても伝わりやすい、世界中にちょうどいい感じのバランスで届けられるんじゃないかなって。特にアジア圏の人に聴いてもらうにはすごく良いなって思った感じですね。


――なるほど。その英語と日本語のバランスの中で、ジョシュさんの日本語での歌唱が本当に素晴らしいですね。

YOSHIKI:本当に素晴らしいです。彼はオペラもやっているんですけど、オペラってイタリア語だったりをみなさん歌うので、やっぱり聴き取りが素晴らしいですよね。



――ちなみに、先ほどおっしゃったジョシュさんが「Forever Love」を歌うに至った経緯の前に、今年2月21日にBunkamuraオーチャードホールで行われたジョシュさんの来日公演のステージに、YOSHIKIさんはスペシャルゲストとして出演されましたよね。

YOSHIKI:そうですね。あのときはたまたま僕が日本にいまして、前日かなんかに急遽出ることになりまして。そのときは「ENDLESS RAIN」をやったんですけど、ジョシュさんが歌詞の一部を日本語で歌ったんですね。「なるほど、日本語で歌えるんだ」というのは、そのときにすでに確信していました。


――じゃあそのときのステージが、今回の共演に繋がるきっかけの1つではあるという感じですかね。

YOSHIKI:はい、それは確かにそうですね。


――日本語で歌えるジョシュさんにとって、「Forever Love」を日本の人が聴くというのもすごく大切に思ってくださったと思うんです。実際にコンサートで歌うにあたって、ジョシュさんとはどんなお話をされたんですか?

YOSHIKI:結構、お互いにもう信用し合っていたという感じでした。実は、曲を始めて合わせたのは、演奏当日なんですね。


――え、そうなんですか!?

YOSHIKI:そうなんですよ。僕は、今回のコンサートのちょうど1週間弱前に【Japan Expo Paris 2026】25周年記念ステージに出演して、その時に「Forever Love」のAメロを英語にしたバイリンガルバージョンをちょっとやってみたんですね。そうしたらすごく反応が良かったんです。そのときは女性ボーカリストが歌ったのでキーは違うんですけど、「この構成は絶対いけるな」というのも確信したので、それに近いバージョンをジョシュさんに送ったんです。だから本当にアレンジとかいろんなことが決まったのはコンサートの2、3日前で、実際にリハーサルしたのはステージ本番の数時間前ですね。


――そうなんですね、それは驚きです。コンサートの映像も拝見したんですけども、ジョシュさんの歌声を聴きながら、YOSHIKIさんはすごく微笑みながらピアノを弾いてらっしゃいましたよね。

YOSHIKI:僕は演奏者でもあるんですけど、良いコンサートでは演奏しながら同時に観客にもなるんですね。それはX JAPANの東京ドームでもそうなんですけど、なんか勝手にピアノを弾いている、勝手にドラム叩いている自分がいて、それを観てるちょっと幽体離脱みたいな感じになるんですよ。ジョシュさんとの共演のステージも、勝手に手が動いていてその演奏を見ている自分がいるという。


――それはもう会場全体を俯瞰して、観客として観ているような気持ちなんですか?

YOSHIKI:まあステージ上にはいるので、いい席から観ているみたいな感じです(笑)。そういう時が結構あるんですよ。例えばクラシックの曲でもとことん練習すると、もう勝手に手が動き出すんですね。以前、カーネギーホールで「月光」を弾いているときに、「あ、勝手に手が動いてる。あとは自分は楽しんでこの演奏を聴こう」みたいに思ったことがあって。そういうことはよくあるんですけど、今回もその瞬間がありました。


――コンサートが終わった後、ジョシュさんとは何か言葉を交わしましたか?

YOSHIKI:「このコンサートに呼んでくれてありがとう」「こちらこそ、光栄極まりない」というやり取りをしました。友だちとはいえども、ここまでのことをしてくれたというのは本当に感謝しかないなって。それと、もちろん知ってはいたんですけど、何よりもその素晴らしい才能に驚いたというか。すごく弾いてて気持ちよかったですね。



――今回の音源では、その迫力のある歌声と繊細な演奏を、臨場感たっぷりに聴くことができます。コンサートでのダイナミックなサウンドをリスナーに届ける上で、こだわったところを教えてもらえますか。

YOSHIKI:まず、僕はボーカリストに合わせて曲のキーを自由自在に変えていくんですね。例えばこれから僕は、東京でディナーショーが7公演あるんですけど、同じ楽曲でも違うボーカリストの方が歌う機会がありまして、何バージョンもキーを用意してあるんです。「Forever Love」は、もともとX JAPANで書いたときの曲は結構高音域なんですけど、ジョシュさん用にそこから七度下げたんです。実際にX JAPANの「Forever Love」のキーはB♭なんですけど、そこからE♭まで七度下げて、「たぶん、この音域だろうな」というのを確信して、そこの音域を彼に提案したら、それで歌ってくれたんです。そのために、彼が歌った曲を数十曲聴いて、下から上から彼の声質を調べました。でも本人には言ってないんですよ。今回こういう取材で一緒にプロモーションする機会もあるので、そのときに言おうかなと思って(笑)。


――なるほど(笑)。きっと驚くんじゃないでしょうか。そういうYOSHIKIさんのこだわりがあって、ジョシュさんの魅力が存分に引き出された音源になっているということですよね。

YOSHIKI:ただ、素晴らしいのは、ジョシュさんはどの音域でも、ファルセットも含めて素晴らしい声を持っていることですね。その中でも僕が思うに一番強いところはどこだろう? と勉強させていただきました。あとはミキシングエンジニアにブライアン・マルーフさん、マスタリングにバルドーさんという大御所の方たちに急遽ミックス、マスタリングをやってもらいました。


――7月17日の公演で演奏した曲を約1か月後にリリースするんですから、本当に緊急リリースですよね。

YOSHIKI:そうですね。なんか、リリースしないというチョイスがなくなっちゃったんですよ。コンサートが終わった後にファンの方はもちろんなんですけど、業界の方たちに言われたのは、アメリカ公演だったということで「Forever Love」を知らない人たちもいっぱいいるということ。業界の方たちに「この曲は何なんだ!? 書き下ろした曲なのか?」とか言われて、「いえいえ、元々ある曲で、リメイクというか違ったレンディション(解釈)なんですよ」と説明したんですけど、「それならリリースしないというチョイスはない」と言われて。自分でも素晴らしいとは思っていたんですけど、急遽このタイミングでリリースすることになりました。


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  1. 「生きている想定のなかった30年前」
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生きている想定のなかった30年前

YOSHIKI and Josh Groban Unite for "Forever Love" Japan's Beloved Ballad - Out Aug 28 - Pre-Save Now


――日本でも若い世代のリスナーは、今回「Forever Love」を初めて聴く人もきっといますよね。

YOSHIKI:はい、そう思いますね。


――そういう若い世代の人たちに伝える意味でお訊きしますが、YOSHIKIさんは30年前の1996年にこの曲をリリースしたとき、どんな感情で書き上げたんですか。

YOSHIKI:僕はすごく、はちゃめちゃな人生を生きてきたんですね。で、あまり良いことだと思わないんですけど、正直言いますと長く生きようと思ってなかったんです。僕は父親が自ら命を絶ってしまったという経緯もあったりして、結構人生に悲観的になっていたんです。それで、自分自身というのはどこかで消えるだろうと。ただ、自分が作り出す楽曲というのは永遠に生き続ける可能性もあるなという、そんな意味も込めながらの、永遠の愛(「Forever Love」)。僕らはいつか消えてなくなるけど、愛というのは永遠なんじゃないかという意味をこの曲に込めて作ったことを僕は覚えています。だから僕は、まさかその後30年間、自分が生きてるなんて本当に想像してなかったんですよ。


――<教えて 生きる意味を>という言葉は、今を生きる人たちの胸にも刺さる普遍的な問い掛けだと思います。

YOSHIKI:この歌詞は、自分がもうこの世に存在しないということを想定のもとに書いていたんです。もうこの時期には生きている想定じゃなかったんですけどね。


――それが30年後の今も人々の胸を打っているというのは、YOSHIKIさんにとって曲への思い入れはひと際あるのではないでしょうか。

YOSHIKI:感慨深いですよね。「なんでここまで生きちゃったんだろう?」という思いもありますけど、みなさんに生かさせていただいたんだなという思い、感謝の気持ちなんですけど。そういうこともあって、言葉の壁とか国境の壁を越えて、こういったジョシュさんとの共演も実現したんだなと思います。



――今のお話にもつながってくると思うんですけれども、YOSHIKIさんは音楽活動以外にも慈善活動を以前から続けてらっしゃいますよね。今年は特にまた熊本に大きな地震があったり、先日は千葉で豪雨災害があったり、海外ではフランス、スペインでの山火事といった、世界中で災害があったり、戦争が続いていたり、いろんなことがあります。そうした事象に寄付や支援活動を行っているYOSHIKIさんは今、世の中にどんなことを感じて、人々にどんなことを呼びかけたいですか。

YOSHIKI:今お話しした、僕がなんで生きてるんだろう? ということと繋がってしまうんですけど、「なんで自分はまだ生きているんだろう、生かされているんだろう」と考えるときに、「生きてていいのかな」と思っちゃうことがよくあるんです。創作活動もそうなんですけど、「この楽曲によって誰かが救われることがあるのであれば」と考えると、創作意欲が湧いてくるんですね。なので今でも色々曲を書いていて。まああんまりリリースしてないんで説得力ないですけど(笑)、これからたぶんリリースラッシュになると思います。それぐらい、いっぱい楽曲を書いていますし、(慈善活動も)同じコンセプトというか、自分がそういったチャリティー活動をすることによって誰かが救われるんだったら、自分が生きてる意味があるんだという。逆に自分がそれによって救われているんですよね。誰かが僕の存在によって救われるんだったら、と思うと自分も生きていいと思って救われる。チャリティーすることによって自分が救われてるというか。


――それがまたYOSHIKIさんが生きる力にもなるし、音楽を作る理由になっているということですね。

YOSHIKI:「Forever Love」を書いた30年ぐらい前に、なんかある種の物欲みたいなものは通り越しちゃったんですよね。全くないわけじゃないんですけど、当時ものすごい勢いでいろんなものが大きくなってしまったので、一気にいろんなものを手に入れてしまって。そういうものって、その瞬間は満たされるんですけど、「だからなんだ?」みたいな。僕は結構人生観とか死生観、生きてることとか死ぬことに関して考えるようなタイプの人間なんですけど、いろんなことを考えている中で、やっぱり人を救うと自分が救われるということが、すごくチャリティー活動につながってきているなというのはあると思います。


――音楽の力でみんなを元気にしたいというのも、そういうところが根源にあるわけですか。

YOSHIKI:そうですね。さっきもお話したように、もともと無茶苦茶な人間なんですね、僕は。ドラムにダイブしちゃったり。それが、なんでここまで生きちゃったんだろうみたいな。昔、X JAPANで【破滅に向かって】(1992年1月5日、6日、7日の東京ドーム3Days)というタイトルでライブをやったんですけど、タイトル通り本当にそのつもりでいたんですよ。だけど、なぜかこうやって生かされてしまっている以上は、それに感謝しなきゃいけないし、今でもそれに何か貢献しなきゃいけないというのは必死に思っています。


――YOSHIKIさんは今回のコンサートに臨む前のインタビュー動画で、「人生は挑戦」だとおっしゃっていましたよね。生きていくために、自分が音楽をやるために、常に挑戦し続けるということでしょうか。

YOSHIKI:今の話の延長線上なんですけど、自分の人生はファンの方たちとか、お友だちとかにいただいた第2、第3の人生だと思っているんです。どうせ生きてるからには、思いっきり生きないというチョイスはないだろうと。だからその振り幅が僕は大きいんですけど、できるならもうアクセル全開で生きるというか、とことん生きてやるということですね。やっぱり、この世に生を預かったということは、その時点で何かの使命を僕らは持って生きてるはずなんですね。その使命を見つけるのが人生なのか何なのかは、自分でもよくわからないですし、それは僕に限らずみなさんに言えると思うんですけど、「どうせ生きてるんだったら思いっきり生きない手はないと思う」という。たぶん、「Forever Love」はそういう意味も込めた曲にもなってるなと思います。


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  2. 「ファンの集いから始まった100回目のディナーショー」
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ファンの集いから始まった100回目のディナーショー


――8月27 日から【『EVENING / BREAKFAST with YOSHIKI 2026 in TOKYO JAPAN』100th DINNER SHOW CELEBRATION】がスタートしました。すべてソールドアウトとなっていますが、2014年より開催されてきたディナーショーの記念すべき100回目となる特別公演ですね。

YOSHIKI:もともとそんなにやるつもりもなかったんです。最初に僕のところに来た話は、なんとなくファンの集いみたいな雰囲気で、何曲か歌ってトークして…みたいな、そういうのをやってくれませんかという感じだったんですよ。それで、最初はそのちょっと挑戦したバージョンみたいなものをやったんです。そこから何度かやっているうちに、ディナーショーという概念を変えてやろうと。さっきの人生論と一緒なんですけど、「やるからにはとことんやる」という感じで。自分で言うのも変ですけど、ここまでの壮大なディナーショーをやってる方はいないんじゃないかという、ありえないくらいのことをやっている自信はありますね。ステージセットにしても何にしても、ちょっと尋常じゃないぐらいのことをやってまして。まるでラスベガスが日本に来たんじゃないかというぐらい(笑)。そこでなんかハマってしまったんですよね。それでいつの間にか100回まで来ちゃったという感じです。


――今回はどんな思いで臨むのでしょうか。

YOSHIKI:今までのディナーショーの概念を壊すということをやりながら、去年である程度、YOSHIKIのディナーショーはこういうものだという概念が固まったんです。クラシックコンサートも2023年の世界ツアーでカーネギーホール、ロイヤルアルバートホール、ドルビーシアター、そして東京でやって完結したんですけど、今年のツアーは、その概念を破壊するコンセプトで始めたんですね。今年のディナーショーもそれと同じで、今まで自分で作り上げてきたコンセプトを破壊するという、新しい概念のディナーショーになります。100回目にしてぶち壊すという。



――YOSHIKIさんの活動は、常にスクラップ&ビルドの繰り返しということですか。

YOSHIKI:そうですね。破壊が先なのか創造が先なのか、とりあえず常に何かアップデートしていかなきゃ生きていけない人間なのか。わからないですけど、そういった中で普遍的な曲を作っていきたいという思いもあります。普遍的なものと創造的なものと破壊的なもの、それが自分の中で同居しちゃっているんですかね。


――先ほど、結構曲を作っていてリリースラッシュになる、というお話もありましたが、ジョシュ・グローバンさんとの「Forever Love(Live)」リリースを経て、今後どのようなことを考えていらっしゃるか、教えてください。

YOSHIKI:まあ僕がそうやって何かをリリースするって言っても、信じない方が多いと思うので(笑)。

――いや期待しますよ、みんな。

YOSHIKI:でもたぶん、「またYOSHIKIがなんか言ってる」ぐらいに思われるという前提のもとなんですけど、長年ずっと曲は書いてきまして、今でもものすごい勢いで曲を書いているんです。この数年いろんなコラボレーションがあって、今回のウォルト・ディズニー・コンサートでのコンサートにしても、今回リリースされるのはジョシュさんと一緒にやった「Forever Love」ですけど、(同じく共演した)ジョナサン・デイヴィスさんだったり、ペリー・ファレルさんだったりとか、いろんなアーティストたちとのコラボレーションも今行っていまして。ジャンルも、ポップスとかロックも含めて3つ4つクロスオーバーしている中でやっているんです。それを集大成みたいに出すと、またなかなか出なくなっちゃうんで、今回のように突発的に出していく中で、それが形になっていくという方式を取ろうかなと思っています。

これまで、むちゃくちゃに活動してきたことによって、いろんなジャンルに関しても精通してきたかなというか。本当にジャンルレスに挑戦していきたいなと思っています。逆にそれはそれで結構大変なことだなと思うし、やっぱりカテゴライズされた方がみなさんわかりやすいとは思うんですけど、なんとなく世の中がいろんな意味でジャンルレスになってきてるんじゃないかなという気もしまして。昔は、クラシックを聴く人がロックを聴くとか、EDMを聴くとかってあんまりなかったような気がするんですけど、今はみなさんすごいエクレクティック(折衷的)、ジャンルレスになってきてるなという気がしているし、いろんなものを窮屈じゃなく発表できるような環境になってきたんじゃないかなと思ってるんですよ。

例えば、僕も何十年アーティストをやってきているので、アルバムというコンセプトはすごく大事だなと、いまだに思うんです。でもその概念だけに捉われてしまったり、いろんな理由があって作品を出せないでいる自分がすごい悔しいという、そういう時期が何年もあって。じゃあそういう概念からも解放されて、どんどん出していっちゃえばいいじゃないかって、そういった気持ちが高ぶってきたという感じですね。いろんな新曲も書いてる中で、なんで30年前に書いた曲を今出すんだということも含めて、それもすごくありなんじゃないかって。しかもそれを自分でリメイクして、ジョシュ・グローバンさんという素晴らしいアーティストと一緒にやって、こういう曲もできて。そういう、あらゆる概念を取り払って出すという、自分の中では「Forever Love(Live)」はそれの始まり、最初の突破口みたいな感じかなと思っています。



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