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<インタビュー>CUTIE STREET 佐野愛花&増田彩乃が語る“世界”への挑戦――青春感あふれる新曲「キュートなキューたい」はポケモン主題歌

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Interview & Text:Takuto Ueda
Photo:Shintaro Oki(fort)

 Billboard JAPANが注目するアーティスト・作品をマンスリーでピックアップするシリーズ“MONTHLY FEATURE”。今月は、アソビシステム内のKAWAII LAB.所属アイドルグループ、CUTIE STREETの佐野愛花と増田彩乃のインタビューをお届けする。

 3月に韓国の音楽番組『M COUNTDOWN』(Mnet)へ出演し、代表曲「かわいいだけじゃだめですか?」の韓国語バージョンを披露、その映像が大きな注目を集めている。『M COUNTDOWN』の動画公開の数日後には現地で単独公演も成功させ、KAWAII LAB.が掲げる「原宿から世界へ」というコンセプトを体現しながら、8月に控える夢の舞台、日本武道館での【2nd ANNIVERSARY LIVE】に向けて、その勢いはますます加速中。

 そして今回、テレビアニメ「ポケットモンスター」の新エンディングテーマ「キュートなキューたい」を含む最新シングルをリリース。川谷絵音プロデュースによる新境地の楽曲「ナイスだね」や、“ちーむきゅーてぃー”と“ちーむすとりーと”に分かれて対称的な2面性を打ち出したユニット曲など、グループの進化を感じさせる今作についても語ってもらった。

その地に足を踏み入れたからこそ気づけたこと

――韓国の音楽番組『M COUNTDOWN』でのパフォーマンスが話題を集めましたね。出演が決まったときはどんな心境でしたか?

佐野:最初は「私たちが出演できるの?」って驚いていました。

増田:普段からK-POPを聴くので、自分も見ていた番組に出演させていただけることがびっくりでした。実際に出演させていただいて、いつもの『M COUNTDOWN』ならではの盛り上げ方もしていただいてすごくうれしかったです。

――日本の音楽番組とギャップを感じる部分もありますよね。

増田:演出がある映像とない映像とか、いろんな種類で撮ったりするのが新しいなと思いました。

佐野:チッケム(特定のメンバーを追うカメラ)もあって、その映像をSNSで公開するのは日本ではあまりないので新鮮ですよね。自分のアイドル人生でチッケムを撮ってもらう機会がくるとは思っていなくて。普段すごい方々が出演されているので、その場にCUTIE STREETとして出られたことはすごく光栄でしたし、本当に夢みたいでした。




CUTIE STREET - かわいいだけじゃだめですか?(M COUNTDOWN)



Ayano Masuda FanCam



Aika Sano FanCam


――お二人のもとには実際にどんな反響が届いていますか?

佐野:SNSでハングルのメッセージをいただくことがすごく増えましたね。

増田:最近、韓国語のレッスンを受けているんですけど、例えば愛花だったら「イカ」、彩乃だったら「ヤノ」って、あまり日本語では見ないような略し方をしていただくのがちょっと面白かったです。あと、衣装がボリューミーだったからだと思うんですけど「カップケーキみたいだ」とか、ほかにも「赤ちゃんが喋ってる」みたいなコメントがあったり。そうやって私たちの文化が韓国の方にも伝わって、かわいいと思ってもらえることは、アソビシステムとしてもKAWAII LAB.としてもCUTIE STREETとしてもうれしいことだなと思います。

――「原宿から世界へ」をテーマに掲げるKAWAII LAB.だからこそ、海外での活動はやっぱり目標のひとつでしたか?

佐野:そうですね。でも、まずは日本で頑張って、いろんな夢を叶えた先に世界へ行けたらいいよねっていう漠然とした感じだったので、まさか夢を追いかけている途中でこんなことが起きるとは全然思っていなかったし、メンバーみんな驚いています。

増田:なので、今は日本で頑張るぞっていう時期でもあり、そこに韓国でも知っていただく機会が重なったので、どっちも頑張るぞって燃え上がっている感じです。




――そして3月28日と29日の2日間、ソウル・YES24ワンダーロックホールにて単独公演【CUTIE STREET Live in Korea 2026】を開催されました。実際に現地ファンの方々と対面してみていかがでしたか?

佐野:韓国のお客さんはとにかく熱狂的な方が多いです。すごく声を出してくれるし、名前も呼んでくれる。個人的にびっくりしたのは、盛り上がるポイントが日本とはちょっと違うんですよ。それがなんか面白くて楽しくなっちゃいました。

増田:イントロ部分とか1番と2番のあいだの間奏で盛り上がったり、タイミングが新鮮でした。初めての韓国単独ライブだったので、どれぐらいの方が私たちのことを知っていて、足を運んでくださるのかなって思っていたんですけど、実際8割くらいが韓国のお客さんで、しかもグッズを身につけたり、「会えるのを楽しみにしてました」と伝えてくれて。その地に足を踏み入れたからこそ気づけたことだなと思います。

――現地に行って対面したことで得られた実感ですよね。

増田:はい。メンバーとも「韓国にも“きゅーてすと”いたんだ!」って話したりしていました。

佐野:『M COUNTDOWN』の前からチケットを買ってくれていた方も多いので、「どうやって知ってくださったんだろう?」って思いました。前に一度、イベント出演や特典会で行ったことはあるんですけど、そのときもたくさんの方が来てくださったんです。街を歩いていたら「ファンです」みたいに話しかけてくれる方もいて。みんなで驚いていました。

――SNS経由で皆さんのことを知る方も多いんじゃないでしょうか?

佐野:そうですね。日本で「かわいいだけじゃだめですか?」がバズったときに韓国アイドルの方もやってくださったので。

増田:ね。なかなか会えない距離にいるのに、みなさん日本語で「大好きです」と言ってくれたりして、自分たちも韓国語をもっと話せるようになって、コミュニケーションを取れるようになりたいって強く思いました。

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枠を超える個性を持った人たち

――番組では「かわいいだけじゃだめですか?」の韓国語バージョンを披露。その後、音源リリースもされています。あれは出演が決まってから準備したものですか?

佐野:そうです。短期間でしたけどいっぱい練習しました。

増田:日本語とまた違った良さがあるので、どっちも楽しんでもらえたらうれしいです。

――昨年4月には台湾で行われた【114年全国中等学校運動会 開幕式】に出演されました。お二人がほかに行ってみたい国はありますか?

増田:ハワイは【ASOBIEXPO HAWAII 2026】の開催がありました。個人的にまだ一度も行ったことがないので、いつかライブしに行きたいなという気持ちがあります。

佐野:私もアメリカとかヨーロッパとか英語圏でもライブしてみたい。

増田:ね、行きたい。




――CUTIE STREETは2024年結成。海外でのライブも叶い、8月には目標に掲げていた日本武道館公演が控えています。みなさんはこの2年間、グループとしてどんな個性や強みを身につけてきたと思いますか?

佐野:代表曲では〈かわいいだけじゃだめですか?〉と歌っているんですけど、それだけじゃなくかっこいい部分もあったり、ダンスができるメンバーも多いので、良い意味でアイドルの枠を超える個性を持った人たちが集まっているんじゃないかなと思います。

――そんなグループ内で佐野さん自身はどういう立ち位置になるのでしょう?

佐野:アイドルって表情まできれいなイメージがあると思うんですけど、私は「楽しい!」という気持ちをそのまま表現することが多いので、もちろんお芝居をやっていた経験も生かしつつ、ありのままを発信している感じというか。そういう部分を周りの方から褒めていただくことも多いので、自分らしい個性として大切にしたいですね。

増田:ぱっとした明るい笑顔とか、楽しさが伝わるパフォーマンスとか、多幸感みたいなものを愛花からはすごく感じますね。「きゅーすとのうた」の〈ハッピーオーラ全開!〉って歌詞は、実は私が発案したんですけど、それが私が感じる愛花らしさ、愛花から感じるパワーみたいなもので、誰が見ても幸せな気持ちになるなって思います。

佐野:自分の中でも多幸感は大事にしていて。まず自分が幸せでいる、楽しむことで周りに伝染していくんじゃないかなと思いながらアイドルをやっているので、そう言ってもらえるとうれしいです。

――増田さんはいかがですか?

増田:えー、何だろう。でも、ステージ上ではかわいい曲もかっこいい曲も、みんなの感情を動かせるようなパフォーマンスをしたいと思っているんですけど、特典会とかSNSでは近さを感じてほしいなと思っていて。みんなの存在があって今があるので、そこへの感謝とか親しみやすさみたいなものは伝わっていたらいいなと思います。

――それぞれ理想のアイドル像があるのだと思いますが、それを形成したルーツやきっかけが何かあったりしたのでしょうか?

佐野:実は私は決まったアイドル像みたいなものがあるわけじゃなくて。自分がアイドルになってからほかのアイドルを見るようになったし、きゅーすとのメンバーを見ながら「私はこのグループで何をしたらいいんだろう」みたいなことをずっと考えていました。だから、良くも悪くも固まらず、それこそありのままでやれているのかなって。

――そうなんですね。何かしら原体験があるわけではなく?

佐野:幼い頃は乃木坂46さんとかをTV番組で見ていたんですけど、ルーツとはまた違う気がしていて。きゅーすとに出会って、このみんなと一緒に活動したいという気持ちがとにかく大きいんです。

――佐野さんがCUTIE STREETのオーディションに挑戦した原動力とは?

佐野:小学生の頃からダンスを習っていて、舞台のお芝居では歌うことも多かったので、もっと歌って踊るお仕事がしたいとは漠然と思っていて。そこからアイドルに触れて、どんどん自分もやりたいという気持ちが強くなって、たどり着いたのがきゅーすとでした。

増田:私は所属事務所内で結成されたグループに参加したのが最初のアイドル経験でした。もともとアイドル好きではあったんですけど、自分とは縁のない世界だと思っていました。でも、実際に経験させていただくなかで、私の歌って踊る姿を見た方が「自分も頑張れる」と言ってくださることが増えて、その言葉が自分の活力になったんです。だからこそ、自分も何事にも前向きに頑張れるようになれたし、自分自身とも向き合えるようになりました。「アイドル以外考えられない」と思うくらい、このお仕事が好きになっていきました。




――KAWAII LAB.では現在5組のグループが活動していますが、「ここは自分たちに任せてほしい」みたいな得意分野だと思えることがあれば教えてください。

増田:食欲は結構…

佐野:1番かも。

増田:1番だと思います。結構自信を持って。

佐野:差し入れもあっという間になくなります。

増田:楽屋でもずっとケータリングの何かを食べてる。

佐野:基本みんな食べますね。

増田:みんなと食べるご飯が本当に美味しくて。「これとこれ、迷うから両方頼もう。誰かしら食べるから」みたいな。

――メンバー同士でご飯に行くことも多いんですね。

増田:多いですね。なかなかスケジュールが合わない日が続くタイミングもあるんですけど、レッスンがちょっと早めに終わる日に行ったりして。そういうときはお仕事の話もするし、みんなで夢の再確認みたいな話もしています。

佐野:それをできるから良いグループだなっていうのは思いますね。

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新しいきゅーすとが見れる

――最新シングル『キュートなキューたい / ナイスだね』についても聞かせてください。表題曲の一つ「キュートなキューたい」は、テレビアニメ「ポケットモンスター」新エンディングテーマとしてオンエアされています。

佐野:アニポケのエンディングテーマなので、ポケモン要素がすごく詰め込まれた曲になっていて。歌詞もそうだし、モンスターボールのような要素がたくさん出てきます。すごく耳に残るリズムで、ダンスも分かりやすいと思うので、みんなに踊ってもらえるんじゃないかなって。それこそモンスターボールを表現した振り付けもあります。サビは青春まっしぐらみたいな感じですごく爽やかだし、〈きっと未来は輝いてる!〉ってフレーズがあったり、夢に向かっている人の背中を押せる、泣ける歌詞にもなっているんじゃないかな。いろんな魅力がぎゅっと詰め込まれた曲です。

増田:愛花が言ったとおり、ポケモン要素がめちゃくちゃ詰まっているので、聴いているだけで冒険しているかのような気持ちになります。




【MV】CUTIE STREET「キュートなキューたい」


――レコーディング時にこだわったポイントは?

増田:自分が歌った〈世界でひとつ オンリーワンの旅に出よう〉という歌詞は、すごくポケモンらしさを感じていて。アニメでも相棒との旅とか絆みたいな部分はぐっとくる要素なので、全体的に手を差し伸べている感じとか、きらきらした冒険感みたいな気持ちで、自分も熱くなりながら歌えた部分だと思います。

佐野:私は1サビの最後のパートを任されていて、TV sizeだと締めの部分ではあるので、それこそ青春の感じを出せたらいいなと思っていました。私は「ポケモン」の世界観にすごく青春を感じているので、そのきらきらした感じを歌に乗せたくて。

――もともと「ポケモン」には馴染みがありましたか?

増田:幼い頃はずっとアニメを見ていましたし、最近はみんなで『Pokémon GO』を移動中にやったりしています。

――お気に入りのポケモンを挙げるとしたら?

佐野:私は昔からポッチャマが大好きでした。ポッチャマの絵描き歌があるんですけど、自分もずっと描いていた記憶があります。なので、今でも愛着がありますね。

増田:私は小さい頃は毎朝、ポケモンパンを食べていたんですけど、付録のデコキャラシールを集めたりしていました。なので、すごくうれしいです。今、ポケモンとお仕事しているんだって。

――増田さんのお気に入りのポケモンは?

増田:たくさんいるんですけど、エモンガは表情がころころ変わったり、無邪気なところがすごく癒されますね。クワッスは踊ったり、前髪を直す仕草が愛おしいですし、たまに前髪を直している自分と重ねちゃいます。




――そして、もう一方の表題曲「ナイスだね」は、川谷絵音さんの作詞作曲のよるナンバー。かなり振れ幅があるシングルになりましたね。

佐野:はい、もう真逆ですね。「ナイスだね」はとにかくおしゃれだし、私は川谷さんの音楽がすごく好きなので、なんかもう「エモ!」って思いました。今まで自分たちにはなかったタイプの楽曲なので、新しいきゅーすとが見れるんじゃないかってわくわくでした。

増田:この曲はロッテさんの『アジアに恋して』のタイアップソングなんですけど、楽曲の中にもアジア要素が感じられて「絵音さん、すごいな」って思いました。大人っぽい雰囲気もあるし、ラップ調のパートもあるし、新しいきゅーすとが出せているんじゃないかなって思います。

――「ナイスだね」は、4月の【Echoes Baa 2026】で初披露されました。赤レンガ倉庫の雰囲気ともかなりマッチしていましたね。

増田:初披露だったので緊張しました。

佐野:でも、声を出したり盛り上がる曲が多いなかで、「ナイスだね」は見入ってくれる感じがしてうれしかったです。私たちも楽曲の雰囲気で会場全体を包み込むような感じにできたらいいなと思っていたので。

増田:海も見える会場で、すごくチルかった。

――カップリングにはユニット曲が収録。これは初の試みですよね。

佐野:はい、初めてです。

増田:2月のFCツアーで披露した楽曲です。

――8人を4人ずつに分けるのではなく3人と5人に分けているのが面白いなと。

佐野:私たちも最初は「あ、3・5なんだ」って思いました。

――お二人は5人のほうですよね。

増田:はい、“ちーむすとりーと”です。

――“ちーむきゅーてぃー”と“ちーむすとりーと”なんですよね。ユニット名から想像できる通り、前者はかわいらしい楽曲の「I Amai Me Mind」で、後者はクールな楽曲「Crush on you」。カップリングも含めて、やはり今作は収録曲のバリエーションが過去一多彩なんじゃないでしょうか。

佐野:たしかに。

増田:全部違う。

佐野:こんなにかっこいい曲をきゅーすとで歌えるとは思っていなかったし、ダンスもがっつり踊っているので、こういう楽曲がもう1曲ぐらいあってもいいなって。それぐらい大好きです。

増田:振り付けも力強くて、強い感情を乗せるようなダンスが初めてなので、ちゃんとかっこよく仕上げたいなと思っていました。初披露のときにみんなが驚いてくれてよかったなって思います。




【Choreography Video】CUTIE STREET「Crush on you」



【MV】CUTIE STREET「I Amai Me Mind」


――グループの新しい武器になる作品だと思いますし、武道館も楽しみですね。

増田:私たちは日本のアイドルとして「原宿から世界へ」を掲げていますし、国民的アイドルになるという夢があるので、格式ある武道館という会場で2日間もライブをさせていただけることが誇らしいです。

佐野:2周年ライブでもあるし、ここまで来れたのは本当にファンの皆さんのおかげなので、ちゃんと感謝の気持ちが伝わるライブにしたいです。あとは、これからのきゅーすとの明るい未来を示せるような日にもしたいと思っています。みんなの記憶に残ってくれたらうれしいですね。

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CUTIE STREET「キュートなキューたい/ナイスだね」

キュートなキューたい/ナイスだね

2026/05/27 RELEASE
KLC-90011 ¥ 1,200(税込)

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Disc01
  1. 01.キュートなキューたい
  2. 02.ナイスだね
  3. 03.ゆめみるプリマドンナ

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