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<インタビュー>fromis_9が待望の日本デビュー 新たなスタートに込めた想いを語る

インタビューバナー

Interview & Text:坂本ゆかり
Photo:興梠真穂

 5人組ガールズグループfromis_9(プロミスナイン)が、2026年4月1日にJAPAN 1st EP『LIKE YOU BETTER (Japanese ver.)』をリリースし、ついに日本デビューを果たした。本作には、韓国でもヒットを記録した「LIKE YOU BETTER」の日本語バージョンや日本オリジナル楽曲「Sky Runner」など、インストを含む全6曲が収録。Billboard JAPAN初登場となる今回は、日本デビューへの想いから、“サマークイーン”と呼ばれる彼女たちの今年の夏の展望についてまでたっぷりと話を聞いた。

「新しいスタート」にふさわしい曲

――初インタビューなので、メンバー紹介として、お隣の方の魅力を教えてください!

ハヨン:私の隣のナギョンは、ビジュアル担当です。マンガの主人公みたいでしょ(笑)。特に、眼差しがステキなんですよ。すごく可愛いし愛嬌もたくさんあるし、優しい人です。


ナギョン:チェヨンは、ふわふわしていて……、何と表現すればいいんだろう?柔らかい性格?をしています。でも、メンバー内で話し合いをして、いろいろな意見が出た時には、その意見をちゃんとまとめてくれる、リーダーシップがあるメンバーです。うん、まとめ役ですね。


チェヨン:ふふふ、ありがとう(笑)。私たちの末っ子のジホンは、可愛く見せようと努力しているわけじゃないのに、とても可愛くて愛らしい子です。今、22歳で20代に入ったばかりですが……可愛らしさと同時に、大人の魅力も出てきた気がします。成長過程を見守ってきたので、とても誇らしいです。ちょっと、お母さんみたいな気持ちになりますね(笑)。


ジホン:隣にいるジウォンお姉さんは、私たちのメインボーカルです。ジャンルを問わず全て歌いこなせる、fromis_9の圧倒的なメインボーカル!感性がとても豊かだから、どんな歌を歌ってもそこに物語が見えるんですよね。それに、ビジュアルも最高です。


ジウォン:キャー、褒められた(笑)。ハヨンさんは優しいけれど、ステージに立つととたんにカッコよくなります。私、ハヨンお姉さんを一番リスペクトしているんです。長女として、他のメンバーの面倒をしっかり見てくれるから。



ハヨン


――fromis_9というグループ名には、「ファンの方々にとって最高のガールズグループになる」という約束(promise)が込められています。皆さんの考える「最高のガールズグループ」とはどのようなものでしょうか。

ハヨン:各自が自分の役割に一生懸命に取り組み、ファンの皆さんともずっと愛情のやり取りができるグループが最高のガールズグループなんじゃないかな?


チェヨン:歌手として、良い音楽をお届けして、その音楽がファンの皆さんの力になる。それができるのが、最高のガールズグループではないかと思います。


――もちろん、なっている実感はありますよね?

ハヨン:はい!でももっともっと頑張りたいですです。


――4月1日に『LIKE YOU BETTER (Japanese ver.)』で日本デビューしましたが、どんな時に、日本デビューを実感しましたか。

チェヨン:『LIKE YOU BETTER (Japanese ver.)』がリリースされてすぐ、日本のチャートで2位になりました。その時に、「日本でもたくさんの方が私たちの曲を聞いて、愛してくださっているんだな」と実感できました。CDショップに私たちのCDがたくさん飾られているのを見た時も、すごく感動したなぁ……。


ジウォン:私は、『LIKE YOU BETTER (Japanese ver.)』のリリースイベントで日本のファンの皆さんとお会いした時です。



ジウォン


――韓国デビューから9年経っての日本デビューです。皆さんにとって日本デビューには、どんな意味がありますか。

チェヨン:新しいことをまた始められる……、もう一度一生懸命頑張る機会を与えてもらった気がしています。とても感謝すべきことですよね。


ナギョン:今回の来日で、日本のファンの皆さんに会えるイベントがあったのですが、「韓国デビューしたときから、ずっと応援してるよ!」と言ってくださる方もたくさんいて。そういう方たちにようやく近くで会うことができた。すごく意味のあることだなと思います。



ナギョン


――そうですね。昨年の夏に韓国で大ヒットした「LIKE YOU BETTER」が日本デビュー曲になったのは、なぜなのでしょう。

ハヨン:「LIKE YOU BETTER」は、fromis_9が5人体制になって初めてのカムバック曲でした。先ほどチェヨンさんが言った「新しいスタート」にふさわしい曲じゃないかと思って、この曲を日本デビュー曲に選びました。


チェヨン:韓国語バージョンの歌詞では、「君のことを明日と呼ぶよ」という一節があるのですが、明日は必ず訪れるもの……、つまりflover(fromis_9ファンの呼称)のみなさんとこれからも永遠に会い続けていけるという意味。だからこの歌詞を最初に見た時、とても感動したのを覚えています。



チェヨン


――韓国で初めてファンの前で歌った時、どんな気持ちでしたか。

ハヨン:嬉しかったけれど、「いつでも新しいスタートは切れるんだな」と実感してぐっときました。


――泣いちゃいましたか?

ハヨン:カムバックステージではこらえました。でも、音楽番組で1位になった時は泣いちゃいました(笑)。


ナギョン:カムバックステージはワクワク半分、緊張半分だったなぁ……。またfloverのみなさんの前に立てるワクワク感がある反面、私たちが5人で活動している姿をみなさんがどう受け止めてくれるのか、好意的に見てもらえるかという緊張がありました。


チェヨン:だからこそ、本当にいっぱい練習しました。皆さんに完璧な姿をお見せしたいと思って。細かいところにまでこだわって、誰かがほんの少しでも会わないとお互いに指摘しあって。この曲はパフォーマンスの先生に頼るのではなく、私たちが主体的に練習を重ねた曲なんです。


ナギョン:だからこそ、余計にワクワクと緊張が入り混じったんですよね。ちょっと心残りはありますが、カムバックステージはうまくできたと思います。


――fromis_9の歴史の転換点になる曲ですね。韓国での「LIKE YOU BETTER」活動で印象に残ってることありますか。

チェヨン:やはり、1位になったことが1番印象深かったですね。活動期間中に何度も1位をとることができました。そのたびに、みんなで泣いちゃって(笑)。嬉し涙って幸せですよね。みんなで「偉いね!」と褒め合って、「私たち、これから何でもできるんだ!」という気持ちになれました。


ジホン:うん、この曲で1位になれた時に、メンバー同士の絆がより深まったし、ファンの皆さんに対する愛着もより強くなった気がします。



ジホン


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“サマークイーン”が今年の夏にやりたいことは?

――思い出深い、ステキな活動だったんですね。2月28日の【2025-26 fromis_9 WORLD TOUR ENCORE [NOW TOMORROW.] IN TOKYO】で「LIKE YOU BETTER (Japanese ver.)」を日本のファンの前で初披露しましたが、ファンの皆さんの反応はどうでしたか。

ジウォン:熱かったです!すごく大きな歓声を送ってくれました。


ナギョン:あの時は完全にサプライズで披露したので、ファンの皆さんは最初、「え?」というすごくびっくりした顔をしていました(笑)。私たちは、「ファンの皆さんがどんな反応を見せてくれるかな?」「喜んでくれるかな?」という期待でワクワクだったので、すごく嬉しかったです。先ほどジウォンさんが言ってくれたように、ファンのみなさんは本当に大きな歓声を送ってくれたし、一緒にダンスも踊ってくれたりして、とても楽しいステージをすることができました。


――日本デビューEPには、初の日本オリジナル曲「Sky Runner」が収録されています。「LIKE YOU BETTER」と「Sky Runner」は、対になってる感じがしたのですが。

ジウォン:そうですね。「LIKE YOU BETTER」も「Sky Runner」も、希望に満ちた明るいエネルギーが伝わる曲ですよね。「Sky Runner」は、夢に向かって走っていこうという希望を込めた曲。だから歌うときには、この曲の持つ明るさ、そしてその希望というメッセージをちゃんと伝えられるように心がけています。


ハヨン:初めてのメロディに初めての日本語の歌詞だったので、音に日本語を乗せるのが難しかったです。頭の中でこんがらがってしまって、上手く口に馴染むのに「LIKE YOU BETTER」よりも時間がかかりました。


――「Sky Runner」は、スペシャルビデオも公開されました。【2025-26 fromis_9 WORLD TOUR ENCORE [NOW TOMORROW.] IN TOKYO】で来日したときのオフショットですよね。

ジホン:はい!コンサートで日本に来たときに撮った映像です。メンバー同士で本当に楽しく遊んでいる映像なので、私たちの普段の姿が見られると思います。私たちにとっても思い出の映像になりました。


――コンサートの後、みんなで焼肉を食べに行ったと言っていましたが……。

チェヨン:そうです、そうです。その時の映像も入っていますよ!


ハヨン:夜の東京はキラキラしてたなぁ……。


ナギョン:そうだね。5人で腕を組みながら夜の東京を一緒に歩いたけれど、「青春だな~」と思いました(笑)。すごくいい気分でした。



fromis_9 (프로미스나인) 'Sky Runner' SPECIAL VIDEO


――楽しい様子が、映像からも伝わっていますよ! fromis_9は夏にヒット曲を出しているので、韓国では“サマークイーン”と呼ばれてますが、今年の夏にやりたいことを教えてください。

ジウォン:グループではエアコンのCMをやりたいですね。個人的なことだと、クレープを食べたいです。日本のクレープ、大好きなんです。


ナギョン:今年の夏も、爽やかな曲でホットなステージを皆さんにお見せしたいです。個人的には……、ハワイに行って思い切り泳ぎたいな。


チェヨン:“サマークイーン”という称号に似合う涼やかで清涼感のある素敵な曲を皆さんにお届けしたいですね。プライベートでは、ワンちゃんたちと一緒に済州島(韓国のリゾート地)に旅行に行きたいです。


ジホン:「LIKE YOU BETTER」も「Sky Runner」も私たちのアイデンティティを示した曲。今年の夏は、それらとはまた違った感覚の新しい夏の曲をお届けできたらいいなと思っています。個人的には……、私は去年の夏に、アイスクリームの広告をやったので、泳ぐ広告もやってみたいです。


ハヨン:fromis_9としては、今年も良い曲で夏にカムバックできるといいな。グループでCMもできると嬉しいし……。個人的には今年の夏も運動を頑張りたいです。毎年やろうと思って実現できていない、腹筋を作りたいです。


――こうしてお話しをしていても感じますが、fromis_9はすごく仲がいいですよね。仲良しの秘訣を教えてください。

ジウォン:しょっちゅう、みんなでしゃべっています。昨日もホテルの部屋にみんなで集まって、女子会をしていました。時間が経つのも忘れて、明け方までお喋りをする。たくさん話をするということがチームワークの秘訣なんじゃないかな。


―――昨日は、何の話をしたのですか。

ナギョン:いっぱい話したからな……。しかも、覚えているような内容じゃなくて、どうでもいいような話しかしていない(笑)。


ジウォン:そうそう、それに話があっちこっち飛ぶからね(笑)。


――日本で楽しい時間が過ごせてよかったです。fromis_9の日本活動の目標は、東京ドームということですが、東京ドームに行くためにfromis_9すべきことは何だと思いますか。

ジホン:私たちが長い時間をかけて日本デビューできたのと同じように、これから日本のファンの皆さんと頻繁にお会いしていって、それが積み重なっていけば、いつかは東京ドームで公演ができるんじゃないかなと思います。


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