Billboard JAPAN


Special

<インタビュー>新浜レオンが目指す演歌•歌謡のアーティスト像——二面性が収録されたニューシングル『Fun!Fun!Fun!/炎のkiss』について語る

インタビューバナー

Interview & Text:岡本貴之

 新浜レオンが、7thシングル『Fun! Fun! Fun!/炎のkiss』を2025年4月16日にリリースする。昨年、デビュー5年にして『第75回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たし、歌唱曲「全てあげよう」で見せた“膝スラ”で話題沸騰となったが、今回収録の「Fun! Fun! Fun!」がTVアニメ『名探偵コナン』の新エンディングテーマに決定するなど、その勢いはとどまることを知らない。シングル各バージョンに収録された多彩な楽曲のことから、初のコンサートツアーについて、さらに松本孝弘(B’z)のライブにサプライズ出演して西城秀樹の「傷だらけのローラ」を歌ったビルボードライブ東京のステージのことなど、様々な話題を通して、 “演歌・歌謡”を歌うアーティストとしての秘めたる想いを聞かせてもらった。

「僕の中での最大の憧れの歌手は、西城秀樹さんです」

――連日イベントに出演されていらっしゃって、先日も【うえの桜フェスタ2025】でライブを行っていましたね。お客さんの反響はいかがでしたか?

新浜レオン:すごかったです! 実は、僕が2019年5月にデビューして初めてイベントをしたのが上野御徒町のパンダ広場でのフリーイベントだったんです。そのときにお客さんが0人で、ハト3羽のところから僕はスタートしていて(笑)。そこから毎日コツコツやってきて、昨年『紅白歌合戦』に初出場することができて、上野に呼んでいただいたっていう、僕の原点になっている場所なんです。TVアニメ『名探偵コナン』の新エンディングテーマを担当することの報告も含めて、すごく盛り上げていただきました。


――当日のニュースを見たんですけど、上野観光大使になったんですか?

新浜レオン:そうなんです! 僕の原点ということで、MCで「いつか上野観光大使になりたいです」って言ったら、なんとそのステージを見ていた上野の観光協会の理事長が、「ちょうどそれを言いたいと思ってたんです。お願いします」と言ってくださって。まさかそれが見出しになっちゃうっていう(笑)。自分を育ててくれた場所なので、今度は自分が何か恩返ししたいですし、観光大使になってPRしたいっていう気持ちを強く持っています。



――やはり、『紅白歌合戦』に出たことでお客さんの幅は広がりました?

新浜:そうですね。上野のイベントでも、小さいお子さんから90代の方までいらっしゃっていましたし、『紅白歌合戦』で歌った「全てあげよう」の最後に見せる “膝スラ”を、最近各地の小学生たちが学校で真似してやっているらしいんです。ただ、あれをやるとジャージに穴が開いちゃったりするんです。僕は去年ざっと数えてもトータル1,000回以上滑りました。


――1,000回も!?

新浜:そうなんですよ(笑)。それでスパンコールの衣装が破れちゃってもう7本目です。小学生もジャージが破れたり摩擦で膝がやけどっぽくなったりするので、小学校の中で「膝スラ禁止令」が出ているらしいです。それもあって、イベントでもお子さんが「膝スラで一緒に写真を撮りたいです」とか、ロケをしていても「膝スラの人だ!」って、子どもたちがいきなり滑ってきてくれたりするんですよ(笑)。


――それだけ紅白でのパフォーマンスのインパクトがあったということですね。「演歌・歌謡」というジャンルが注目されるきっかけになったのではないでしょうか。

新浜:僕自身、父親が演歌歌手なので、小さい頃から車に乗れば演歌が流れていたり、観るテレビはいつも歌謡番組だったので、音楽ジャンル = 演歌・歌謡という環境で育ってきました。根っから大好きなんですが、同級生で聴いている人が1人もいなかったんですよ。こんなに素敵な曲があるのに、演歌・歌謡っていうだけで、古いとか昭和とか言われ続けて、「演歌・歌謡の音楽を知らない世代にも届けたい」というテーマのもとに、B ZONE初の演歌・歌謡アーティストとしてデビューさせてもらったんです。そういった部分では、紅白で演歌・歌謡をそれこそ初めて知ったっていう人や、逆に「新浜レオンって演歌・歌謡なんだ」っていう感じで来てくれる高校生や20代が増えましたね。


――今回のシングルの曲を聴いても、ポップス、ロック寄りな印象を受けますけど、レオンさんにとっての「演歌・歌謡」はどんなイメージなんですか?

新浜:僕の中での最大の憧れの歌手は、西城秀樹さんです。父親がコンサートでカバーしていたというのもあるんですけど、小さい頃からずっと聴いて育ってきて、とにかく秀樹さんが大好きだったんですよ。高校まで野球が好きでやっていたんですけど、引退して歌手を志してからは、若い世代に演歌・歌謡を聴いてもらうきっかけのヒントが秀樹さんにあるんじゃないかって思って、振り付けやコール&レスポンスも秀樹さんからヒントを得てきたんです。これまで歌ってきた秀樹さんのカバーもそうだし、「全てあげよう」も秀樹さんをテーマとして所さんに作ってもらいました。木梨さんも、初めてご挨拶したときに「レオンは秀樹さんの曲をBSの演歌番組でカバーしてるよね」って知ってくださっていて、それもあってすごく縁深くなったんです。木梨さんも秀樹さんにすごくリスペクトを持っていらっしゃるので、そこがやっぱり縁を強く深くしてくれたというのはありますね。


――「炎のkiss」は、木梨さんプロデュース、所さん作詞作曲によるコラボ第2弾ですね。ミュージック・ビデオを拝見させていただいたのですが、ハード且つ謎も多い仕上がりで面白かったです。

新浜:本当に「何をしてるのかな?」って思いました(笑)。なんで西部警察の大門さんが出てくるんだろう? とか、いまだにちょっと理解できてないですね(笑)。





「炎のkiss」ミュージック・ビデオ


――曲自体もロックチューンですよね。

新浜:これも実は秀樹さんの流れの第2弾なんです。「全てあげよう」は、全てのみなさんに自分が今できることを全部あげるんだっていう気持ちで歌った曲だったんですけど、今回の「炎のkiss」は、僕からキスするんじゃなくて「“炎のkiss”をできるもんだったら来いよ」っていう大人の余裕感のようなものをイメージした曲なんです。今まで「笑顔全開の野球少年」みたいなイメージがあったんですけど、所さんから「今年おまえも29歳だろう?唯一足りないのが大人の色気だ」とか、木梨さんからも「売れてる売れてないじゃなくて、余裕感がおまえにはちょっと足りない」と言われて、この曲からそれを学ぶというテーマで作ってもらったので、ミュージック・ビデオでは当時秀樹さんが「薔薇の鎖」っていう曲でマイクスタンドを使ってるの見て参考にしました。


――あれも秀樹さんのイメージなんですね。エアロスミスのスティーヴン・タイラーかなと思ってました。

新浜:マイクスタンドについているストールとかはまさにそうで、その辺が融合してますね。木梨さんが振り付けをやるって言っていたんですが、結果YouTubeで秀樹さんが「薔薇の鎖」を歌ってる映像と、矢沢永吉さんがマイクスタンドを投げている映像のリンク2つだけが送られてきて、「これを参考にしてレオンなりにやれ」って言われました(笑)。


――先輩方の大人の色気を自分で見つけろっていう(笑)。その世界観がミュージック・ビデオにも繋がっているわけですね。

新浜:一応、僕は歌で紛争を止めていくみたいなポジションなんですけど、自分より所さんと木梨さんの方が目立ってるんですよね(笑)。僕は学級委員長をやったり野球部のキャプテン、応援団長とか本当に真面目に学校生活を送ってきたタイプなので、ああいう世界観はすごく新鮮で楽しかったですね。


NEXT PAGE
  1. 「僕のありのままの部分が出ている曲だと思います」
  2. Next>

「僕のありのままの部分が出ている曲だと思います」

――もう一方のリード曲「Fun! Fun! Fun!」は、レオンさん初のTVアニメ『名探偵コナン』新エンディングテーマ曲ですね。

新浜:これはうれしかったですね。制作のお話をいただいたのは、去年の夏頃なんですけど、聞いたときはもう飛び跳ねました。もちろん、まだ『紅白歌合戦』もその時点では決まってない中で声をかけていただいたっていうのは本当にうれしくて。「全てあげよう」の1つ前の曲「捕まえて、今夜。」で『名探偵コナン』の公式スピンオフアニメ『名探偵コナン 犯人の犯沢さん』のオープニング主題歌をやらせていただきました。そして、いつか『名探偵コナン』テーマソングも担当したい気持ちはずっとありました。『名探偵コナン』の長い歴史の中で、演歌・歌謡の歌手として初めてエンディング曲をやらせていただくチャンスを得たので、「若い世代に演歌・歌謡を知ってもらう」これ以上ない機会をいただいたなと思っています。


――すごくポップな曲で「炎のkiss」とは対照的ですが、「Fun! Fun! Fun!」の方がレオンさんの実像に近いですか。

新浜:そうですね。今作のジャケットを公開したときに、ファンの人たちが「これぞ新浜レオンだよね」って言ってくれているんですよ。僕も根が全力で明るいし、そういうイメージなんだなって思っているんですけど、今の世の中は“陰と陽”で言うと、“陰”っぽい方が共感されることが多かったりするじゃないですか?





「Fun! Fun! Fun!」ミュージック・ビデオ


――たしかにそうですね。

新浜:そっちの共感もすごくわかるんですよ。でも、僕はどんなときも元気で希望やエールを届けたいっていうテーマを持って歌手になっているので、もうありのままの自分で幸せを届けようって、終始笑顔で本当に楽しいレコーディングでした。


――この曲がTVアニメ『名探偵コナン』のエンディングテーマになった経緯を教えてもらえますか。

新浜:他にも10曲ぐらい候補があったんですけど、コナンチームのみなさんが、「少年探偵団がモーションキャプチャーを使って踊るエンディングにしたいので、みんなで明るく踊れるポップな曲だけど新浜レオンらしいところもぜひ出してください」っていうテーマをくださったんです。そういうニュアンスのいろんな違う曲も自分の声を入れて聴いてもらって、最終的に選ばれたのがこの曲でした。もう最初から笑顔じゃないところがないぐらい、僕のありのままの部分が出ている曲だと思います。


――この曲からは昭和のアイドル歌謡曲を思わせる雰囲気も感じますが、どんなイメージで歌ったのでしょうか。

新浜:どんな曲を歌うときも、まず「秀樹さんだったらどうやって歌うかな?」っていう落とし込みをするんですよ。そう考えたときに、「走れ正直者」のイメージがすごく出てきたんです。


――秀樹さんが歌った、TVアニメ『ちびまる子ちゃん』のエンディングテーマ(アニメ第1期の2代目エンディングテーマ)ですね。

新浜:そうです。どんな曲でも、秀樹さんが歌うとかっこいいんですよね。そのかっこよさみたいなものはどうしても残したくて、僕が秀樹さんから受けてる影響のエッセンスはすごく入っています。ただ、あくまでも『名探偵コナン』へのリスペクトありきで、普段の自分を抑えて、ビブラートをなくそうとか、自分の癖のしゃくりとか、コブシっぽいところも減らそうと思いました。僕は根っから演歌・歌謡の人間なので、レコーディングのときは毎回そうなんですけど、演歌・歌謡が初めての制作ディレクターさんだと、僕がまず歌ってから「ちなみにここのフレーズ、ポップスの世界だったらこうやって歌うよ」っていう、毎回新鮮なやり取りがあるんですよ。「Fun! Fun! Fun!」は、そういうポップス側に寄せた部分も多くありますね。



――それぞれのバージョンのCDに入っているカップリング曲についても聞かせてください。「GET DOWN」は、所さんが作詞のみをされているんですね。

新浜:そうなんですよ。僕は所さんに10曲以上曲を作っていただいているんですけど、作詞が所さんで作曲が違う人っていうパターンは初めてですね。レコーディングのとき、僕がサビで〈GET DOWN 君と踊りあかそう〉って歌ってると、所さんが目の前で踊ってるんですよ(笑)。そのぐらいノリノリな曲だし、所さんからも「みんなが踊り出す雰囲気をレオンが作ってくれ」というようなアドバイスのもとに制作しました。


――「memory」は、木梨さんの盟友・矢吹俊郎さんが作詞・作曲・編曲を手掛けた、グッと心に沁みるバラードです。どんな思いで歌った曲ですか?

新浜:「『紅白歌合戦』出演を終えたときのレオンの景色」に置き換えて書いてくれたそうです。実はこの曲は、3行目の<遠く 長い道ノリでも>にはじまり、<あなたから もらえたユウキ>、<夢が ヤブれないようにと>というふうに、歌詞に名前が出てくるんです。


――これは歌詞カードを見ながら聴かないとわからない部分ですね。思いが込められた曲なことがわかります。

新浜:チームでいつまでもずっといこうっていう、矢吹さんの思いも入れていただきました。それと、これまでの曲では恋愛とか何かに置き換えて歌うことが多い中で、自分のメッセージとしてこれからの希望を乗せて歌える曲っていうのはほとんどないので、すごくうれしいですし、これからの夢を語る中でも、大切な曲になりそうですね。


――ラテンノリの曲「涙色のカーニバル」は、女性目線で歌ってる曲なんでしょうか?

新浜:僕も最初、作詞の山崎あおいさんからこの曲の歌詞をいただいた時に、同じ質問をしたんですよ。「これはどういう気持ちで歌えばいいんですかね?」って訊いたら、「実は途中で変わってるんです」っておっしゃったので、一番は女性のイメージで歌い方自体をちょっと変えて、ソフトな感じから男性の恋っていう雰囲気に変えて歌っています。


――この曲と「メラメラ・ギラギラ」は、同様に恋愛を歌った派手な曲という意味で、連作になっているようにも思えるのですが、いかがですか。

新浜:この2曲はもう “ザ・新浜レオン” だよねっていうテーマで後藤(康二(ck510))さんと大島(こうすけ)さんに曲を作ってもらったんです。僕は、「演歌歌手」って言われると個人的にはすごく違和感があるんです。ジャンルは演歌・歌謡なのでそこはしょうがないなと思いつつ、「歌謡曲の定義ってなんだろう?」とか深く考えてたりもするんですよ。そう考えたときに、「新浜レオンって言ったらこの辺だよね」みたいな曲は、「捕まえて、今夜。」とか、「ダメ ダメ…」とかだと思うので、そのラインの2曲として歌わせていただきました。この世界観だと、絶対ダンサーがついたりコール&レスポンスができるような雰囲気なので、歌っていてライブが想像できて楽しかったですね。


NEXT PAGE
  1. 「自分はここの中で戦っていかなきゃいけないんだ」
  2. Next>

「自分はここの中で戦っていかなきゃいけないんだ」

――演歌歌手というと違和感があるとおっしゃいましたが、例えば今後、昭和から受け継がれている王道の演歌も歌ってみる可能性はあるのでしょうか?

新浜:それはあります。もともとは、“ド演歌”ぐらいの勢いが僕の軸なんですよ。父親もそれこそザ・演歌歌手だったので。僕自身も山本譲二さんみたいな演歌歌手になりたいっていうところからスタートしていたりするので、以前はどちらかというとそっちを謳っていたんですよね。なので、ゆくゆくはああいう曲が似合う年齢になって味が出てきたら、歌いたいっていう思いはすごく持ってます。


――同じ20代で演歌や歌謡曲を歌う方々とも、そういう話をされたりしてきたんですか?

新浜:してきました。僕の中で思っているのは、氷川きよしさん以降、『紅白歌合戦』一つにしても、山内惠介さん、三山ひろしさん、純烈さん、「さあ次は誰だ!?」という中で、「『紅白歌合戦』には絶対出たい」っていう強い気持ちで活動してきて。近年、演歌歌手だけど茶髪だったりピアスを空けていたり、演歌歌手っぽくない同世代が増えてきたり、逆に若いけど演歌歌手っぽいイメージを打ち出す個性のある人も出てきたりして、それぞれが時代を見て目指していく感じが強く出ていると思うんです。その中で「絶対自分が飛び抜けるんだ!」っていう気持ちでやってきた5年間でした。ただ、みんなライバルでありながら、今まで周りに演歌・歌謡好きが1人もいなくて、「うわ~わかる! 演歌・歌謡好きっていうだけで古いとか言われたよね」っていう気持ちを初めて共感できる仲間なんですよね。根本はやっぱり演歌・歌謡界を盛り上げたいっていう人たちなので、これからも一緒に高めていきたいなと思っています。


――キャリア5年で『紅白歌合戦』出場を果たしたことで、トップランナーとしての自覚もあるのでは?

新浜:改めてのスタートだと思ってます。昨年の『紅白歌合戦』に出てから一番感じたのが、エンディングのラインナップで隣に福山雅治さんがいて、その隣に石川さゆりさん、僕の右には郷ひろみさんがいて、Creepy Nutsさんがいる中でスタンバイしてるときに、「自分はここの中で戦っていかなきゃいけないんだ」って思ったんです。もちろん、演歌・歌謡の一番を獲るっていう目標があるからこそ、そのステップに行けるんですけど、この『紅白歌合戦』全体の中で、自分は勝負していかなきゃいけないっていう気持ちはすごく強く芽生えましたね。


――音楽が細分化されている今、今後も多分いろんなジャンルの人たちと同じステージに立つこともあるかもしれないですもんね。

新浜:そうですよね。そういう意味で言うと、松本孝弘さんの邦楽カバーアルバム(『THE HIT PARADE Ⅱ』)で秀樹さんの「傷だらけのローラ」を松本さんにギター・アレンジの中で歌わせて頂き、しかも収録だけじゃなくて、ビルボードライブ東京の松本さんのステージにアンコールで呼んでもらったことが本当にうれしくて(【Tak Matsumoto Tour 2024-Here Comes the Bluesman-at Billboard Live Tokyo】アンコールにゲスト出演)。僕がステージに出て大丈夫かな? って不安がありましたが、そんなチャンスないですし、ビルボードライブは以前からいろんなアーティストさんを観に行っていた会場なので、初めてそこで自分も立たせてもらって、本当にうれしかったですね。



――シングルの話に戻りますが、<名探偵コナン盤>には、藤原いくろうさんアレンジ の「捕まえて、今夜。-Chamber Ver.-」が収録されています。これはオリジナルとはまったく違うオーケストレーションのアレンジですが、歌ってみていかがですか。

新浜:元の「捕まえて、今夜。」は、TikTokで1億回再生された「窓拭きダンス」のイメージがだいぶ先行していて、普段のイベントとかコンサートでも、みんなで一緒に踊りましょうっていう曲になっていたので、今回のアレンジを聴いたときはだいぶ新鮮でした。実はこれ一発録りなんですよ。


――えっそうなんですか!?

新浜:ディレクターさんから、「もうこれまでどれだけ歌ってきたか」って言われて。細かいところを直すとか云々じゃなくて、今まで歌ってきた結果をそのまま自分が思う通りに歌ってみなさいって言われて、本当に一発で歌ったんです。実は僕の中では「ちょっとここを直した方が良くないですか?」みたいなところもいくつかあって、メロも変わっちゃった部分とかあったんですけど、「でもそれでいいんだよ」ってコーラスとかも入れずに本当に1本で録りました。だから、最後の<今夜こそは捕まえて Hold me tight tonight.>の終わりと<Hold me, Hold me, 捕まえて>の頭が被ってるんですよ。「これ大丈夫なんですか?」って言ったんですけど、一発録りの1本で歌うことに意味があるということで。


――だから別にボーカルをオーバーダビングしなくてもいいということですね。

新浜:そうです。それとアレンジしてくれた藤原いくろうさんは、倉木麻衣さんのシンフォニック・コンサートとかも手掛けているのを僕も観ていたので、「捕まえて、今夜。-Chamber Ver.-」を歌ったときに、自分もシンフォニック・コンサートをやりたいなっていう夢が膨らむ機会になるレコーディングでした。


――初の全国ツアーが4月から始まります。意気込みを訊かせてください。

新浜:今回がファーストコンサートツアーなんですが、まずはザ・新浜レオンっていうものを、しっかりと王道で見せるコンサートにしたいなと思っています。バンドメンバーはオーディションをして、全員僕より年下なんですよ。それに全員が演歌・歌謡に携わるのは初めてで、普段ロックとかポップスの世界でやってるバンドメンバー、ダンサーたちなので、これこそ新浜レオンっていう、演歌・歌謡のカバーもロックっぽくやりたいです。あとは去年ブルーノ・マーズさんの東京ドームライブを観て、楽器チームと一緒に踊りながら歌った感じにめちゃくちゃ感動したんですよね。あれを演歌・歌謡でやったら新しいな、みたいなヒントをいろんなところからもらってやっていく、そんなコンサートになっています。今年が初めてなので、全会場ソールドアウトさせて、来年はもっと本数も規模感も大きくしていきたいです。


――最後に、今後の夢や目標があれば教えてください。

新浜:僕は、最後に高校野球の大会で負けたのが千葉マリンスタジアムなんですよ。10周年で千葉マリンスタジアム、西は甲子園球場、このスタジアム2つでライブをやるっていうのが僕の明確な目標です。あとはビルボードライブで単独ライブをやるっていうことも目標としてやっていきたいなと思っています。よろしくお願いします!


新浜レオン「Fun! Fun! Fun!/炎のkiss」

Fun! Fun! Fun!/炎のkiss

2025/04/16 RELEASE
JBCK-4021 ¥ 1,500(税込)

詳細・購入はこちら

Disc01
  1. 01.Fun! Fun! Fun!
  2. 02.炎のkiss
  3. 03.涙色のカーニバル
  4. 04.Fun! Fun! Fun! (オリジナルカラオケ)
  5. 05.炎のkiss (オリジナルカラオケ)

関連キーワード

TAG

関連商品

全てあげよう [追撃盤]
新浜レオン「全てあげよう [追撃盤]」

2024/09/11

[CD]

¥1,350(税込)

全てあげよう [追撃盤]
新浜レオン「全てあげよう [追撃盤]」

2024/09/11

[CD]

¥1,350(税込)

全てあげよう [追撃盤]
新浜レオン「全てあげよう [追撃盤]」

2024/09/11

[CD]

¥1,350(税込)

全てあげよう [追撃盤]
新浜レオン「全てあげよう [追撃盤]」

2024/09/11

[CD]

¥1,350(税込)

全てあげよう
新浜レオン「全てあげよう」

2024/03/27

[CD]

¥1,350(税込)

全てあげよう
新浜レオン「全てあげよう」

2024/03/27

[CD]

¥1,350(税込)

全てあげよう
新浜レオン「全てあげよう」

2024/03/27

[CD]

¥1,350(税込)

全てあげよう
新浜レオン「全てあげよう」

2024/03/27

[CD]

¥1,350(税込)

全てあげよう
新浜レオン「全てあげよう」

2024/03/27

[CD]

¥1,350(税込)

新浜レオン5周年記念コンサート
新浜レオン「新浜レオン5周年記念コンサート」

2023/11/22

[Blu-ray Disc]

¥7,920(税込)

君を求めて
新浜レオン「君を求めて」

2020/10/01

[CD]

¥1,350(税込)

君を求めて
新浜レオン「君を求めて」

2020/10/01

[CD]

¥1,350(税込)

君を求めて
新浜レオン「君を求めて」

2020/07/01

[CD]

¥1,350(税込)

君を求めて
新浜レオン「君を求めて」

2020/07/01

[CD]

¥1,350(税込)

離さない 離さない
新浜レオン「離さない 離さない」

2019/09/24

[CD]

¥1,324(税込)

離さない 離さない
新浜レオン「離さない 離さない」

2019/08/08

[CD]

¥1,324(税込)

離さない 離さない
新浜レオン「離さない 離さない」

2019/08/08

[CD]

¥1,324(税込)

離さない 離さない
新浜レオン「離さない 離さない」

2019/05/01

[CD]

¥1,324(税込)

全てあげよう [追撃盤]
新浜レオン「全てあげよう [追撃盤]」

2024/09/11

[CD]

¥1,350(税込)

全てあげよう [追撃盤]
新浜レオン「全てあげよう [追撃盤]」

2024/09/11

[CD]

¥1,350(税込)

全てあげよう [追撃盤]
新浜レオン「全てあげよう [追撃盤]」

2024/09/11

[CD]

¥1,350(税込)

全てあげよう [追撃盤]
新浜レオン「全てあげよう [追撃盤]」

2024/09/11

[CD]

¥1,350(税込)

全てあげよう
新浜レオン「全てあげよう」

2024/03/27

[CD]

¥1,350(税込)

全てあげよう
新浜レオン「全てあげよう」

2024/03/27

[CD]

¥1,350(税込)

全てあげよう
新浜レオン「全てあげよう」

2024/03/27

[CD]

¥1,350(税込)

全てあげよう
新浜レオン「全てあげよう」

2024/03/27

[CD]

¥1,350(税込)

全てあげよう
新浜レオン「全てあげよう」

2024/03/27

[CD]

¥1,350(税込)

君を求めて
新浜レオン「君を求めて」

2020/10/01

[CD]

¥1,350(税込)

君を求めて
新浜レオン「君を求めて」

2020/10/01

[CD]

¥1,350(税込)

君を求めて
新浜レオン「君を求めて」

2020/07/01

[CD]

¥1,350(税込)

君を求めて
新浜レオン「君を求めて」

2020/07/01

[CD]

¥1,350(税込)

離さない 離さない
新浜レオン「離さない 離さない」

2019/09/24

[CD]

¥1,324(税込)

離さない 離さない
新浜レオン「離さない 離さない」

2019/08/08

[CD]

¥1,324(税込)

離さない 離さない
新浜レオン「離さない 離さない」

2019/08/08

[CD]

¥1,324(税込)

離さない 離さない
新浜レオン「離さない 離さない」

2019/05/01

[CD]

¥1,324(税込)