お母さん、あなたの子供にこの道を歩かないよう言いなさい。GLENN DANZIGが街に戻ってきたのだから。

元MISFITSとSAMHAINのフロントマンが6/15、ヴァージニア州ノフォークを皮切りに9公演のツアーを行なう。ショーはDANZIGの6/22に発表される最新アルバム『DETH RED SABAOTH』をサポートするもので、東海岸の公演ではMISFITSのバンド仲間、DOYLEを含むGORGEOUS FRANKENSTEINが前座を務める。

『SABAOTH』は2004年の『CIRCLE OF SNAKES』以来6年ぶりのスタジオ・アルバムで、DANZIGとしては７作目となる。11曲入りのアルバムは、独自のソロ作品にMISFITSを思わせるパンク/ホラー・コミック・サウンドとよりダークなSAMHAINの音を混ぜ合わせたような感じ。「ON A WICKED NIGHT」、「BLACK CANDY」、「LEFT HAND RISE ABOVE」は、熱いブルースとソウルフルなロックともの悲しいメロディを暗くて邪悪なイメージで包む独特のソングライティングの健在ぶりを示している。

「すごくコンテンポラリーな感覚を持った70年代のレコードみたいなオールドスクールな感じにしたかったんだ。とにかくDANZIGのレコードらしく聞こえるようにしたい、っていうところからスタートしたのさ」。求める音を出すためにレコーディングでもコンピューターのプラグインを避け、古いアンプのようなアナログ機材を使うようにした。

また、彼は最近アダルト向けコミック・ブックの出版社、ヴェロティックから『HIDDEN LYRICS OF THE LEFT HAND』を発表した。すでに初版1万冊を売り切ったこの本には、これまでに未発表の歌詞も含まれている。

「全部これまでにブックレットなどに掲載されていなかった歌詞ばかりだ」とDANZIGは言う。過去のDANZIGのプロジェクトのアートワークを手がけたSIMON BISLEYがイラストレーションを提供している。「ただ歌詞を印刷するよりもっとクールなパッケージになってるから、ファンは大喜びしているよ」