2020/12/10 08:30
12月10日はソウル・ミュージック界の偉大なるボーカリスト、“キング・オブ・ソウル”ことオーティス・レディングの命日。
1967年12月10日、オーティス・レディングとバックバンドを務めていたバーケイズのメンバー&マネージャーを乗せた自家用飛行機が墜落し、トランペットのベン・コーリーをのぞく7人が死亡した。
デビューからわずか5年、26歳という若さで命を奪われたオーティスにとって、最大のヒット曲となるのが「ドック・オブ・ザ・ベイ」。同曲は事故のわずか3日前に録音されたナンバーであり、オーティスの死から約1か月後の1968年1月8日にリリースされ、全米ビルボードNo.1を獲得。これが、オーティスにとって最初で最後の全米ビルボードNo.1ソングとなっている。
情熱迸る歌声が最大の持ち味であるオーティスにとって、波止場にたたずむ男の哀愁を静かに歌い上げた「ドック・オブ・ザ・ベイ」は異例の楽曲だったが、本人もリリースを前に同曲のヒットを確信していたそう。1968年の年間チャートでも4位に輝く大ヒットを記録し、ソウル史のみならず音楽史を代表する名曲として今も愛され続けている。
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