2018/12/10 07:00
12月10日はソウル界の偉大なるボーカリスト、“キング・オブ・ソウル”ことオーティス・レディングの命日である。1967年12月10日、オーティス・レディングとバックバンドを務めていたバーケイズのメンバー&マネージャーを乗せた自家用飛行機が墜落、トランペットのベン・コーリーをのぞく7人が死亡した。
デビューからわずか5年、26歳という若さで命を奪われたオーティスにとって、最大のヒット曲となるのが「ドック・オブ・ザ・ベイ」。同曲はなんと事故の3日前に録音されたナンバーであり、オーティスにとって最初で最後の全米ビルボードNo.1ソングだ。情熱迸る歌声が最大の持ち味であるオーティスにとって、波止場にたたずむ男の哀愁を静かに歌い上げたナンバーは異色だったが、同曲のヒットを確信していたという。オーティスの死後1968年1月8日にリリースされ、全米ビルボードNo.1を獲得、1968年の年間チャートでも4位に輝く大ヒットを記録した「ドック・オブ・ザ・ベイ」は、ソウル史のみならず音楽史を代表する名曲として今も愛され続けている。
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