2016/06/29 14:16
今週のBillboard JAPAN Top Classical Albumsは、巨匠ジョージ・セルとクリーヴランド管弦楽団によるベートーヴェンが1位と2位を同時に占める結果となった。どちらもソニー・クラシカルとRCA Red Sealの歴史的名盤を、タワーレコードとのコラボレーションにより、リリースするSACDハイブリッドの新シリーズ第1弾としてリリースされた。セルとクリーヴランド管弦楽団の名盤の中でも特に名高いベートーヴェンの交響曲全曲と序曲集を、3チャンネル・オリジナル・アナログ・マスターから2チャンネルへリミックスし、DSDリマスタリングを行なった。解説書には、資料性の高いライナーノーツを掲載。今後のシリーズ展開も見逃せないラインナップになりそうだ。
2016年、生誕130年を迎える20世紀を代表するドイツの巨匠フルトヴェングラー。没後60年は経過しているにもかかわらず、今週は1993年リリース盤を含む合計5枚が同時チャートインという快挙となった。11位はフルトヴェングラーとウィーン・フィルによる『ムジークフェラインの第9』14位、15位、18位には、ファン垂涎の「フルトヴェングラー・エディション」シリーズを最新デジタル・リマスタリング技術により音質改善し、さらにメモリーテック社のUHQCD(全く新しい製造方法による高品質CD)として製造するという注目盤。生誕130年企画でリリースされた8枚のうち、4枚が同時チャートインとなる快挙となった。
他、1999年リリースのフジ子・ヘミング『奇跡のカンパネラ』が第3位にチャートイン。5月から始まったジャパンツアーは残すところ2公演。2週前の3枚同時チャートインに引き続き、その人気振りを示すチャートとなった。text:yokano
◎【Top Classical Albums Sales】トップ10
1位「ベートーヴェン:交響曲全集」ジョージ・セル
2位「ベートーヴェン:序曲集」ジョージ・セル
3位「奇蹟のカンパネラ」イングリット・フジコ・ヘミング
4位「春の声」森麻季
5位「月の光」冨田勲
6位「0歳からの育脳クラシック」
7位「ハンス・クナッパーツブッシュ・コレクション~Parsifal Recordings」ハンス・クナッパーツブッシュ
8位「ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス(2015年ライブ)」ニコラウス・アーノンクール
9位「ヴェルディ:レクイエム」アルトゥーロ・トスカニーニ
10位「ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(2016年)」スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ,読売日本交響楽団
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
1
【ビルボード 2025年 年間Hot Shot Songs】米津玄師「IRIS OUT」が首位、HANA 5曲入り
2
【ビルボード 2025年 年間Top Lyricists】大森元貴が史上初となる3年連続1位 前年に続き5指標を制する(コメントあり)
3
Billboard JAPAN 2025年年間チャート発表、Mrs. GREEN APPLE/Snow Manが首位
4
【ビルボード 2025年 年間Download Albums】Mrs. GREEN APPLE『10』大差で1位、Number_i/サザンが続く
5
【ビルボード 2025年 年間Top Albums Sales】Snow Manがミリオンを2作叩き出し、1位&2位を独占(コメントあり)
インタビュー・タイムマシン







注目の画像



7月4日付 Billboard JAPAN Top Classical Albums
アイマス関連「ハイファイ☆デイズ」9.2万枚を売上げ総合首位、藤原さくら3週連続2位
キスマイ 2作連続の初登場総合AL1位獲得、『HiGH & LOW』ベスト・レキシが続く
『アイマス』シリーズ楽曲が前作に続きトップに!初登場楽曲がめじろおし
トロピカル・ハウス界のプリンス、カイゴが自身初の洋楽チャート1位をマーク










