2026/06/20 20:05
篠塚大輝(timelesz)のスクリーンデビュー作となる映画『焼却炉』が、2027年に公開される。
本作の原作は、江國香織による短編集『すいかの匂い』の一編。学校や家族、周囲になじめない9歳の女の子が、男子大学生との出会いを通じて初恋にも似た感情を抱いていく、少女から大人への過渡期の繊細な心を描いた作品となっている。
小学4年生の主人公・宮田梢を演じるのは、オーディションで主演を勝ち取り、本作で俳優デビューとなるかりん。篠塚大輝は、梢を惹きつける影絵サークルの大学生・すずきじんたを演じた。そのほか、梢の母・洋子を菊池亜希子、梢の父・健二を本作のプロデューサーでもある長尾卓磨が演じ、監督は内田俊太郎が務める。
本作の公開決定に伴い、キーアイテムとなる“焼却炉”を前にたたずむ梢とじんたを写し出したビジュアルカットが解禁となった。また、本作が【第60回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭】の「プロキシマ・コンペティション」部門に出品され、ワールドプレミアが開催されることが決定。これに向けた海外版ポスターも完成した。
◎内田俊太郎(監督)コメント
伝統あるカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭で『焼却炉』がワールドプレミアを迎えられること、大変光栄に思います。
まず初めに、『焼却炉』という物語を託してくださった原作者の江國香織さんに心から感謝いたします。そして、この物語を丁寧に紡いでくれたキャスト、スタッフに深い感謝と敬意を表します。
私はこの映画を作りながら、子供の頃の小さな瞬間を思い出していました。繊細で、どこか不安定で、大人になった私が失いかけていた感覚でした。そうした記憶や時間をたどりながら生まれたこの作品が、日本から遠く離れた地でどのように受け止められるのか。静かな緊張と高揚とともに、その瞬間を迎えたいと思います。
◎かりん コメント
初めての映画で、主演という立場を経験できて嬉しかったです。1ヶ月間あった撮影があんなに短くなるなんて思っていなくて、今まで見ていた映画の世界を自分が体験できて、夏休みのイイ思い出になりました。
撮影が終わってずいぶんと経った時に「映画が映画祭に入った」と言われて、びっくりしました。海外の映画祭に入って欲しいと思っていたので、映画祭に行くのを楽しみにしています。
◎篠塚大輝 コメント
初めて映画の現場に立たせていただき、すべての瞬間が新鮮で、圧倒されるような毎日でした。「役として生きる」という経験は、難しさもありましたが、監督をはじめ、皆さんに支えられ、全力で駆け抜けることができました。自分にとって、忘れられない大切な作品です。
歴史あるカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭の公式コンペティションに選出されたこと、おめでとうございます。驚きと同時にそんな作品に関われたことに深い喜びを感じております。
この『焼却炉』という作品がどのように受け止められ、観客の皆さんの心に届くのか、楽しみです。
◎江國香織 コメント
私は普段、言葉でしかあらわせないものを小説にしているつもりなのですが、言葉でしかあらわせないはずのものが映像になっていて驚かされました。
あのころの夏の気配が匂い立つほど濃く、忘れていた(あるいは忘れたかった)記憶の断片がわっと押し寄せたことにも。
子供の所在なさと大人の逡巡がざらざらした質感で閉じ込められた、頭でっかちではない映画なところもよかったです。
◎映画情報
映画『焼却炉』
2027年公開
(C)2026 QUE LINDO / NEOPA
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