メジャーデビューシングル『Paint it Out!!!!』をリリースしたばかりの“神戸の暴れ猿”KNOCK OUT MONKEY。10月25日 渋谷CLUB QUATTROにて東京初ワンマンライブ【KNOCK OUT MONKEY“Paint it Out!!!!”】を開催した。

＜いろんなバンドが紅白に出られるような時代にしたい＞

　ライブシーンで長年活躍してきたバンドでありながら「セールスに拘っていきたい」「アイドルばかり聴いている若い年代の子たちに伝えたい」「いろんなバンドが紅白に出られるような時代にしたい」といった意思も持ち（http://bit.ly/19UD472）、新時代のロックシーンを牽引していくであろうバンドのひとつとして注目されている彼ら。多くの夢を叶える、その大きな一歩として開催された東京初ワンマンライブには、全身ピアスだらけの男性からカジュアル女子まで、あらゆる層のロックフリークが集結し、冒頭から一丸となって大はしゃぎ。

＜『ドラゴンボール』EDテーマでサークルモッシュ＞

　中盤では「老若男女、踊れる曲やりたい」と、ザ・ビートルズ「Help！」カバーもラウドアレンジで披露し、その途中にはボブ・マーリー「ワン・ラブ」カバーも織り交ぜて観客の人差し指を振り上げさせるという、自身が目指す次元の高さを窺わせるパフォーマンスも。その直後には、dEnkA（g）、亜太（b）、ナオミチ（dr）によるソロコーナーに突入し、かの『ドラゴンボール』エンディングテーマ「ロマンティックあげるよ」を熱唱しつつ、ファンにはサークルモッシュするようお願い。ステージに戻ってきたw-shun（vo）は「楽屋のモニターで観てたら、3人が生き生きしておりまして！」と、笑っていた。

＜いやぁ～、楽しい。それに尽きます！＞

　終盤では、メジャーデビュー曲「Paint it Out!!!!」でこの日最大のスパークを迎え、人の群れの中をリフトアップする者が次々と現れ、一斉にステージへ向かって笑顔でなだれ落ちていく。それを何度も何度も繰り返しながら、肩を組んで輪をつくってシンガロング。まるで映画のような光景がそこには生まれる。その多幸感を噛み締めながらw-shunは「こんなに楽しい想いを、バンド生活でさせてもらえるなんて思ってもいなかったです。いやぁ～、楽しい。それに尽きます！」と、今日何度目か分からない笑顔を浮かべ、最後の曲を歌い終えるその瞬間までファンと全身全霊でぶつかり合っていた。

　なお、KNOCK OUT MONKEYは、12月30日【COUNTDOWN JAPAN 13/14】へ参戦。天井知らずに楽しい、彼らのライブをまだ体感したことがない人は、この機会にぜひチェックしてみてほしい。

取材＆テキスト：平賀哲雄
Photo by Rie Suwaki（MAXPHOTO）

◎ライブ【KNOCK OUT MONKEY“Paint it Out!!!!”】
10月25日（金）渋谷CLUB QUATTRO SET LIST：
01.CRASH
02.BREAK
03.TODAY
04.Blazin'
05.Gun shot
06.実りある日々
07.Neverland
08.Help!
09.Open your mind
10.Scream ＆ Shout
11.ピエロの仮面
12.realize
13.Paint it Out!!!!
14.PLAY
15.JET
16.Climber
En1.HOPE