2026/03/19 14:30
米ビルボードの個別チャートで40回以上の首位を獲得したアーティストを紹介しよう。現在マドンナのダンス部門50冠がその頂点に立っている。
ザ・ビートルズは、米ビルボードの主要総合チャートで最多の首位獲得数を誇る。ソング・チャート“Hot 100”で20曲、アルバム・チャート“Billboard 200”で19作がそれぞれ首位に輝いた。
この2つの記録は米ビルボード・チャート史上(1940年7月27日号の全国シングル・チャート開始まで遡る)最も称えられるものであり続けているが、個別チャートで40回以上の首位を獲得した選ばれたアーティストたちも存在する。
マドンナは米ビルボードのいずれかのチャートにおける最多首位記録を保持している。1983年から、このチャートが無期限休止に入った2020年にかけて“Dance Club Songs”で50回の首位を獲得した。この快挙はアルバムにまでつながっている。2022年にリリースした『ファイナリー・イナフ・ラヴ:50 ナンバー・ワンズ』がそれで、“Top Dance Albums”チャートでも1位を記録した。50冠を誇る唯一のアーティストになった際、彼女は米ビルボードに対し、「ダンスは私の初恋です。だから自分の曲がクラブで称えられてチャートに認められるたびに、故郷に帰ってきたような気持ちになります!」とコメントしていた。
ポップ、カントリー、ダンス、K-POP、ラテン、R&B/ヒップホップなど、単一の米ビルボード・チャートで40回以上の首位を獲得したスターはほかにもいる。最近のメンバーはJ.バルヴィンだ。ジェイ・ウィーラーとのコラボ曲「Si Te Vas」で、3月14日付の“Latin Rhythm Airplay”で40回目の首位を獲得。さらに翌週には、“Latin Airplay”でも40回目の首位となった。J.バルヴィンは、「また記録を塗り替えて、ファンがこんなにも曲を受け入れてくれているのは本当に嬉しい」と米ビルボードに喜びを語った。
米ビルボードのチャートで1度でも首位を獲得することは、それだけで称えられるべき偉業だが、それが40回、あるいは50回ともなればなおさらだ。以下、個別チャートで各40回以上の首位を記録した屈指のアーティストたちを紹介する(Billboard 200が創設された1956年まで遡る)。
◎マドンナ
“クイーン・オブ・ポップ”ことマドンナが初めてDance Club Songsチャートの首位に立ったのは1983年、「Holiday」と「Lucky Star」でのことだった。1980年代に9回、90年代に13回、2000年代に18回、2010年代に9回の首位を積み重ね、「I Don't Search I Find」で2020年代にもその独走を続けた。2020年に50回目の首位を達成した際、彼女は、「ファンのサポートを当たり前だと思ったことは一度もありません。そしていつだって、初めての時と同じ気持ちです」と語った。
◎ ドレイク
ドレイクは、3つもの米ビルボード・チャートで各40回以上の首位を獲得した唯一のアーティストだ。2009年から2024年にかけて“Mainstream R&B/Hip-Hop Airplay”で46回の首位を獲得しており、これはラジオ系チャートにおける最多記録となっている。“Rap Airplay”では45回、“Rhythmic Airplay”では43回の首位も記録している。
◎キッズ・ボップ・キッズ(Kids Bop Kids)
メンバーが入れ替わりながら活動するこのグループは、2001年から2023年にかけて“Kid Albums”で45回の首位を獲得している(当然の結果とも言える)。大ヒット曲をファミリー向けにカバーするというコンセプトのおかげで、Billboard 200でも歴史を刻んでいる。2005年から2016年にかけて毎年少なくとも1作のTOP10入りを果たし、これは同チャート史上最長の連続トップ10記録となっている。
◎ジョージ・ストレイト
“キング・オブ・カントリー”ことジョージ・ストレイトは、“クイーン・オブ・ポップ”に抜かれるまで単一の米ビルボード・チャートにおける最多首位記録を保持していた。ストレイトが44回目かつ最新の“Hot Country Songs”首位を記録したのは、2009年の「River of Love」だった。初の首位は1982年の「Fool Hearted Memory」。2006年には「Give It Away」で41回目の首位を獲得し、故コンウェイ・トゥイティーと並んでいた記録を塗り替えた。
◎ BTS
BTSは“World Digital Song Sales”チャートを席巻しており、同チャートで首位を獲得した楽曲数は42曲と記録的な数字に達している。3月21日付のチャートの時点で、この7人組の首位獲得は2016年5月の「Burning Up (Fire)」から今年1月の「Run BTS」まで続いており、BTSは10年に満たない期間で単一チャートにおける40回以上の首位を達成した唯一のアクトとなっている。
◎J.バルヴィン
J.バルヴィンがLatin Airplayチャートで初めて首位に立ったのは2014年5月、ファルッコをフィーチャーした「6 AM」でのことだった。「Si Te Vas」でLatin AirplayとLatin Rhythm Airplayの両方で節目となる40回目の首位を刻んだ今回も、その輝かしいコラボレーターたちが顔を連ねている。彼とともに同チャートで首位を分かち合った他ジャンルのアーティストには、ビヨンセ、ブラック・アイド・ピーズ、カロルG、マルーマ、エド・シーラン、アッシャー、ファレル・ウィリアムスらが名を連ねる。(言い換えれば、彼のコラボ首位パートナーはアニッタからジオン&レノックス(AからZ)まで多岐にわたる。)
◎故コンウェイ・トゥイッティ
ポップからカントリーへと転身したレジェンドは、1986年9月6日付のHot Country Songsチャートで「Desperado Love」が首位に立ったことで、米ビルボード・チャートで40回以上の首位を獲得した最初のアーティストとなった。初の首位は1968年の「Next in Line」で、その10年前にはHot 100を「It's Only Make Believe」で制していた。トゥイッティは1993年に他界したが、その娘ジョニは2017年に父の変わらぬ人気について、「10代や20代前半のファンからメッセージが届きます。彼が歌う言葉一つひとつから感情がにじみ出ていた。聴く者をそれが本物だと信じさせてくれた。若い世代が彼の遺した音楽にこれほど心を動かされているのを見ると、とても嬉しくなります」と米ビルボードに語っていた。
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