2021/08/14 11:00
今週の洋楽まとめニュースは、アリアナ・グランデに関する話題から。アリアナ・グランデが、2021年8月7日~9日の間に5回に分けて、世界的人気ゲーム「フォートナイト」内での「リフトツアー feat. アリアナ・グランデ」のヴァーチャル・ライブを行った。海外での盛り上がりはもちろん、日本でも、早朝にも関わらず1回目のライブ終了後に「アリアナ・グランデ」がTwitterのトレンド入りをするなど、大きな盛り上がりを見せてイベントは終了した。今回、フォートナイトのイベントとして洋楽アーティストがライブを行うのは3度目。マシュメロ(2019年)とトラヴィス・スコット(2020年)に続き、女性アーティストとしては初のライブ・イベントだった。そのこともあり、ゲーム・ファンやゲーム・メディアからは「今までとは違う演出の連続でスゴイ」「これまでで最も印象的なイベントだった」という声があがっている。なお、イベントの映像が全編は、アリアナの公式YouTubeで公開されている。幻想的で壮大な中にもアリアナらしい、アリアナならではの演出が随所に散りばめられており、フォートナイト・ファンは勿論のこと、普段フォートナイトをプレイしないアリアナ・ファンにとっても最高の7分間となった。
アリアナ・グランデ、フォートナイトでライブ開催 随所に散りばめられた“アリアナらしい”演出に世界が熱狂
現地時間2021年8月9日、ショーン・メンデスが、プエルトリコ出身のレゲトン・プロデューサーのタイニーとタッグを組んだ新曲「Summer of Love」を8月20日にリリースすることを発表した。タイニーは、これまでJ.バルヴィン、バッド・バニー、ダディー・ヤンキー、ローレン・ハウレギ、ジェシー・レイエズなどの人気ラテン系アーティストとコラボし、数々のヒット曲を生み出している。この前日に23歳の誕生日を迎えたショーンは、今月頭に新曲のタイトルをひっそりと明かしていた。スペイン語で太陽を意味する「sol」とキャプションされた8月5日投稿の動画で、彼は“Summer of Love”と書かれたスウェットを纏い、海辺でギターを弾いていた。この2日後には、ショーンが美しい夕日をバックにコンバーチブルで山道を運転する、“Summer of Love”とキャプションされた映像に合わせて、曲の一部がお披露目されていた。また、タイニーも自身のラップトップから同曲の音源を流す約16秒の映像をインスタグラムで公開している。
ショーン・メンデス、タイニー参加の新曲「Summer of Love」を8/20にリリース
新曲「インダストリー・ベイビー」や「モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネーム)」のMV、今年の【BETアワード】のパフォーマンスでの男性ダンサーとのキスなど、リル・ナズ・Xは恐れることなくありのままの自分を表現している。しかし、ラップ界で唯一LGBTQを公言しているアーティストとして、本当の自分でいようとする決断が時に恐ろしい反感を招くことがあると、彼は米バラエティに語った。同誌が、数々のフェスティバルから出演キャンセルされ、キャリアを急降下させる原因となったダベイビーの悪意ある発言や他のラッパーによるゲイに批判的な言葉について、リル・ナズ・Xに意見を求めると、「正直なところ、非常に危険な世界なので、ラップ界での同性愛嫌悪についてあまり話したくありません」と彼は答え、「それは他でもない、私の安全のためです」と説明した。辛辣な批判に不安を感じるかと聞かれた彼は、「間違いなく感じます」と回答した。「(悪魔にラップ・ダンスをする「モンテロ」の)MV解禁の数日後に、誰かが私の車を追ってきて、本当に“くたばれ!”など叫んできました。これを機にセキュリティを雇うようになりました」と彼は振り返った。「インダストリー・ベイビー」でコラボしたラッパーのジャック・ハーロウは、リル・ナズ・Xが「それを必要としている多くの人々や子供たちに声を与えている」と述べた。
リル・ナズ・X、ラップ界における同性愛嫌悪について語らない理由を明かす「私の安全のためです」
さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、ザ・キッド・ラロイとジャスティン・ビーバーのコラボレーション「ステイ」が1位を獲得した。2021年7月9日にリリースされた「ステイ」は、翌7月24日付チャートで3位に初登場し、4位(7月31日)、4位(8月7日)とTOP5を3週キープして、登場4週目の今週首位に到達した。前週から若干数増加の3,090万回を記録して、ストリーミング・ソング・チャートでも2位から1位に再浮上し、週間セールスも値引き効果で70%増加の14,400に上昇。今週のSales Gainerを獲得してデジタル・ソング・セールス・チャートでも9位から5位にTOP5復帰した。エアプレイ・チャートでは、16%増加の3,190万回を記録して25位から19位に大きく順位を上げている。ザ・キッド・ラロイは、同曲が収録されたデビュー・アルバム『ファック・ラヴ』が先週のアルバム・チャート“Billboard 200”で1位を獲得したが、ソング・チャート“Hot 100”での首位獲得は同曲が初のタイトルとなる。一方、チャートの常連であるジャスティン・ビーバーは、同曲で通算8曲目の首位を獲得し、カナダ人アーティストとしてはドレイクと並ぶ歴代トップに躍り出た。
【米ビルボード・ソング・チャート】ザ・キッド・ラロイ&ジャスティン・ビーバー「ステイ」首位浮上
そしてアルバム・チャートでは、ビリー・アイリッシュの新作『ハピアー・ザン・エヴァー』がNo.1デビューを飾った。本作は、2019年3月にリリースしたデビュー作『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』から約2年ぶり、2枚目のスタジオ・アルバムで、Billboard 200では2作目の首位獲得、通算5作目のチャートインを果たした。『ハピアー・ザン・エヴァー』の初動ユニットは238,000で、2021年の週間ユニット数としては5番目に高い記録を更新。その内訳153,000がアルバム・セールス、84,000がアルバム・ストリーミング(SEA)、1,000がトラックごとのユニット(TEA)だった。週間ストリーミングは全16曲で1億1,387万回を記録している。4位にデビューしたのは、2016年4月に急逝した故プリンスの『ウェルカム・2・アメリカ』。本作は、11年前の2010年にレコーディングされたアルバムで、TOP10入りは通算20作目、ベスト盤や過去のアルバムを除くオリジナル・アルバムとしては、2009年に3位を記録した『ロータスフラワー/MPLサウンド』以来の最高位を更新した。初動ユニットは55,000で、そのうち50,000がアルバム・セールス、4,000がアルバム・ストリーミング、1,000がトラックごとのユニットとセールスがユニット数のほとんどを占めた。
【米ビルボード・アルバム・チャート】ビリー・アイリッシュ2作目の首位、故プリンス『ウェルカム・2・アメリカ』初登場4位
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