2026/08/31 14:00
サシャ・バロン・コーエンの代表的なキャラクター、アリ・Gから名指しでイジられたエド・シーランだが、本人にとっては侮辱どころか嬉しい出来事だったようだ。
Amazon MGMが、現地時間2026年10月23日に全米で劇場公開する映画『Ali G: Who Iz I?』では、コーエンが24年ぶりに架空のインタビュアー、アリ・Gを復活させる。公開された予告編では、アリ・Gが復帰までの約20年間に起きた出来事を語り、戦争やパンデミックと並んでシーランの名前を挙げる。その後、1990年代後半に放送されたコーエンのTV番組同様に、新作映画が実在のインタビューと何も知らない一般人や著名人を巻き込んだ“ドキュメンタリー”形式の作品であることが明かされる。
シーランは、このイジりを不快に思うどころか光栄に感じたようだ。「10歳の自分に、アリ・Gが自分を映画に出演させるんだって教えてあげたい」とインスタグラムに投稿。さらに、アリ・Gが“リスペクト”を独特な発音で表現する際に使う決めゼリフ“Restecpa”を添えた。これは2002年の映画『アリ・G』で初めて登場した表現だ。
本作は、コーエン自身が長編映画の監督を務める初の作品となる。これまでのアリ・Gや『ボラット』シリーズでは、別の監督がメガホンを取っていた。制作は徹底して秘密裏に進められ、今年コーエンは、映画の存在を明かすことなくアリ・Gの姿で【ウィンブルドン】に現れていたとも報じられている。最新作では、世間から姿を消していたアリ・Gが再び注目を集めるようになった後、モルガナ・ロビンソンが演じる恋人の妊娠を知ることになる。
一方で、シーランのように好意的に受け止める声ばかりではない。英国では予告編をめぐって実際に批判の声が上がっており、アリ・Gのドレッドヘア風のかつらやラスタ風の帽子などのビジュアルについて、現在では人種的ステレオタイプに見えるとして、映画のボイコットを呼びかける動きも出ている。
コーエンは、アリ・Gというキャラクターよって英国コメディ界を代表する存在となった後、ボラットやブルーノといったキャラクターも生み出し、マドンナのMVへの出演も果たした。その後、『シカゴ7裁判』や『アイアンハート』などの本格的なドラマ作品にも出演している。
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