2021/02/03 13:00
マライア・キャリーが2020年に出版した回想録『The Meaning of Mariah Carey』の内容が名誉毀損にあたるとして、姉のアリソンが125万ドル(約1億3,100万円)の損害賠償を求める裁判を起こした。
米ニューヨーク州最高裁判所に提出された訴状によると、アリソンは回想録に“意図的に多大な精神的苦痛”を与えられ、“冷酷で、悪意があり、卑劣で、全く不必要な屈辱を公の場で受けた”ことに対する賠償を求めている。
回想録の“Dandelion Tea”と題された章で、マライアは12歳の時に姉に精神安定剤のバリウムを飲まされて売春させられそうになったことや、沸騰したお茶を浴びせられて深刻な火傷を負ったことなどを赤裸々に綴っている。姉はこれを全て事実ではないと否定している。
アリソンは、自身に“屈辱を与え、恥をかかせる”ためにマライアが自著を利用し、このように“非常識な”疑惑を世界中に拡散させたと主張している。また、自身がプレティーンの頃、母親とマライアが参加していた真夜中の恐ろしい悪魔崇拝のミーティングに連れて行かれたことで回復不能な損傷を受けたと訴えている。このミーティングでは儀式のいけにえや性的行為が行われていたとのことで、アリソンはPTSD、不安神経症、うつ病と診断されていると明かしている。
幼少時代のトラウマに加え、自身の子どもたちから見放されたことによるうつ状態に苦しんでいるアリソンが、金銭的にも困窮していることをマライアは知りながら、本のプロモーションのために攻撃を続けていると姉は主張している。
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