2017/11/21 15:05
映画『火花』の“火花”散る特別試写会が20日、東京都内で行われ、出演者の菅田将暉、桐谷健太、三浦誠己、川谷修士(2丁拳銃)が登壇した。
本作は、お笑いコンビ「ピ-ス」の又吉直樹の芥川賞受賞小説を映画化。売れない若手芸人が一旗揚げようと奮闘する青春物語で、菅田が川谷と「スパ-クス」を、桐谷は三浦と「あほんだら」をと、劇中で組んだそれぞれの漫才コンビとして登場した。
スパ-クスは、映画でも見せた「テレビを値切る」ネタの漫才を生披露し、会場を沸かせた。三浦は「真面目に、舞台の袖で練習してんねん」と悔しがったが、あほんだらも、桐谷が時間差で登場するネタで笑いを呼んだ。
映画では、菅田が桐谷に憧れるという設定で、菅田は「ホンマに格好いいですよね。僕らは漫才の時はス-ツだったけれど、2人はスカジャンにジ-ンズ。アウトロ-な感じがしました」と語った。
川谷も、実際は6歳年下の桐谷を「カメラが回っていない、プライベ-トでもホンマの兄さんみたいやった」と持ち上げた。
この日は「火花散る」というイベントの趣旨に沿い、どちらのコンビ愛が勝っているかを競う3番勝負を実施。相方の欲しいものを当てる第1戦はあほんだらに軍配が上がり、客席に座った川谷と三浦を菅田と桐谷が捜す第2戦はスパ-クスが雪辱した。
そして最終対決は10の設問による相性診断を行い、結果は100点満点でスパ-クスが90、あほんだらが20と思わぬ大差がついた。
菅田は川谷と共に「やった-」と喜んだが、「映画をやる前にやりたかった。うれしいですけれど、今後組むことはないのでいい思い出になりました」とつれないコメントを。川谷は「なにそれ? 寂しいやん」と落胆することしきりだった。
一方、敗れた三浦は元芸人ということもあり「コンビはそういう方がいいんです。合わない方がお互いを高め合っていけますから」と負け惜しみを。桐谷も納得がいかない表情だったが「一生懸命、漫才師として生きました」と映画の出来には満足している様子だった。
映画は11月23日から全国東宝系ロ-ドショ-。
(左から)川谷修士、菅田将暉、桐谷健太、三浦誠己
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