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2026/07/13 10:15

エルマノス・グティエレス、新曲でアンデス地方を象徴するコンドルに敬意を捧げる

 スイスとエクアドルにルーツを持つ兄弟ギター・デュオ、エルマノス・グティエレスが、6枚目となるニュー・アルバム『ロス・オホス・デル・コンドル』より表題曲をリリースし、同曲のMVも公開した。

 駆け抜けるようなリズムと流麗なラップスティールの響きが、アンデスの大地を高く飛翔するような感覚を呼び起こす一曲で、これまで映画的なギターワークで独自のサウンドスケープを築いてきた兄弟が、自らのルーツである南米へと改めて視線を向けた新作の中心的な楽曲となっている。

 新作アルバム、そしてその表題曲を通じて、エルマノス・グティエレスはアンデスを象徴する鳥、コンドルが持つ力強さ、美しさ、知恵に敬意を捧げている。「南米の多くの先住民族の伝統において、コンドルは地上の世界と天上の世界を結ぶ神聖な存在とされています」と兄弟はコメント。平和と精神性の象徴として敬われるコンドルは、この地域全体に畏敬の念を呼び起こす存在でもある。

 ロバート・ショーバーが監督を務めたミュージック・ビデオでは、雄大な風景を背景に、ギターを手にした兄弟が山々を旅しながら、一つの白い卵を守り運んでいく姿が描かれている。

 ニュー・アルバムでは、これまで作品に色濃く反映されていたアメリカ西部の広大な風景から視点を移し、アンデス地方のリズムや文化、自然に根差したサウンドへとより深く踏み込んでいる。

 ザ・ブラック・キーズのダン・オーバックを再びプロデューサーに迎え、米ナッシュビルのEasy Eye Sound Studiosで制作された本作は、エクアドル出身の母方のルーツやペルーの血統、アルゼンチンのミロンガ、ペルーやコロンビアのクンビアなど、兄弟を形作ってきた南米文化への敬意が込められた作品となっている。

 メンバーのアレハンドロは本作について、「これは南米へのラブレターだ。このレコードで僕たちがやりたかったのは、もう一度みんなを旅へ連れ出すこと。今回はアンデスを舞台に、この文化やこの土地への好奇心を感じてもらいたかった」と語っている。

 また、本作ではエステヴァンが8歳の頃に父親から譲り受けたナイロン弦ギターを全編で使用。さらにアレハンドロは、アンデス地方の伝統楽器チャランゴを導入しアルバム収録曲「Canto Andino」、「Ciudad Inca」、「La Danza Del Viento」、「Tren Macho」などで新たな音楽的アプローチを披露している。

 本作で兄弟が目指したのは、自分たちのサウンドの原点へ立ち返ることだったという。「“ロス・オホス・デル・コンドル”が気に入っているのは、2人だけでギターを弾き始めた頃のルーツに戻ろうとしている作品だからです」とエステヴァンは語り、「このアルバムでは全編、8歳の時に父からもらったナイロン弦のギターを使って演奏しました」と述べている。

 アルバム・ジャケットには、ペルーで撮影された2人の女性と2頭のリャマの写真を採用。これまで作品のアートワークに自ら登場してきた兄弟だが、本作では自分たち自身ではなく、敬意を抱く文化や土地そのものに焦点を当てることを選んだ。


◎リリース情報
アルバム『ロス・オホス・デル・コンドル』
2026/9/25 RELEASE
https://ees.ffm.to/hg_ca