2026/05/25 18:00
2026年5月22日、兵庫・GLION ARENA KOBEにて【音道楽LIVE2026 ~初夏の宴~】が行われた。
本公演は「西から音楽シーンを盛り上げる」をコンセプトに展開する読売テレビの音楽ブランド『音道楽』の一環として開催。2025年8月に大阪国際会議場(グランキューブ大阪)で行われた初回を経て、今回で2度目の開催だ。出演者はINI、=LOVE、GAN(岩田剛典)の3組(50音順)。トークホストには、『音道楽』のマインドを象徴する音楽番組『音道楽√』(読売テレビ/中京テレビにて放送中)のホストをつとめる西川貴教と、お笑いコンビ・エルフ(荒川、はる)が登場した。まさに『音道楽』を体現するように、関西カルチャーとアーティスト、ホストたちがクロスして生まれるこの日だけのコンテンツに熱狂した、“神回確定”の夜となった。
この日はチケットソールドアウトの超満員。それぞれ推しのグッズを身につけた来場者は、期待を胸に5階まである座席を続々と埋めていく。定刻になり、スクリーンにオープニング映像が流れると、トークホストの西川とエルフがステージに現れた。西川は「全員の顔が見やすいですね」と嬉しそうに客席を見上げ、荒川はテンション高めに「ひとつだけ言わせてください! 神回確定! 今日はヤバいことなります!」と断言。すると「西川さーん! エルフさーん! 会場の皆さーん!」という声が聞こえてきた。声の主はGAN(岩田剛典)だ。バックヤードにいる岩田剛典とINIのメンバーに中継が繋がると、客席からは割れんばかりの歓声が沸き上がった。岩田は「関西のフェスは初めてなので、最高に盛り上げたいと思います!」と気合い十分。INIの池崎理人(※)も「INIのパワーと会場の皆さんのパワーで神回にします!」と意気込み、岩田のパフォーマンスでINIがコラボするという嬉しい予告も届けて期待値を急上昇させる。そして「【音道楽LIVE 初夏の宴】ー!」「アゲー!」のコール&レスポンスで、いよいよ開幕した。
トップバッターは、指原莉乃プロデュースの10人組アイドル・=LOVEだ。総立ちの客席には色とりどりのペンライトが灯り、コールが巻き起こる。やがて、黒を基調にメンバーカラーのチェック柄が入った衣装で、大谷映美里、大場花菜、音嶋莉沙、齋藤樹愛羅、佐々木舞香、高松瞳(※)、瀧脇笙古、野口衣織、諸橋沙夏、山本杏奈が登場。佐々木と野口がダブルセンターをつとめる最新シングル「劇薬中毒」をクールかつダークに披露すると、次曲から雰囲気を一転。弾ける笑顔で「絶対アイドル辞めないで」を投下、キュートな魅力をふりまいていく。「超特急逃走中」では野口が「めっちゃ好きやで~」と関西弁でセリフを投げかけ、観客は大歓喜。さらに「関西なので特別にカバーしたい曲がある(佐々木)」と、『音道楽√』の初回放送にも出演した、関西出身の倖田來未の関西弁楽曲である「恋のつぼみ」をカバー。佐々木、齋藤、野口、諸橋がメイン歌唱を担い、他のメンバーは愛らしい振付で楽曲を彩った。『劇薬中毒』のカップリング曲で諸橋がセンターの「モラトリアム」では客席が一面緑色に染まり、どのアーティストのファンもライブを楽しもうとしていることが伝わってきた。後半は「夏祭り恋慕う」、「Oh! Darling」、「探せ ダイヤモンドリリー」とアッパーチューンを連投、最後は「とくべチュ、して」でとびきり元気に駆け抜けた。昨年結成8周年を迎え、6月には初の国立競技場でのライブを控える彼女たちの勢いが感じられる、キラキラのステージだった。
ライブが終わると、大興奮の西川とエルフがステージにカムバック。ここからはトーク企画が行われた。出演アーティストやホストが「この際だから聞きたいこと」をお互いにぶつけるという内容だ。最初に呼び込まれたのは岩田。まずは“タカノリ”繋がりの岩田から西川へ「関西ならではのコール&レスポンスを教えて!」という質問が飛んだ。三代目 J SOUL BROTHERSのライブではいつも京都府出身メンバーである山下健二郎が「551がある時~! ない時~!」で盛り上げるという話に乗っかり、西川は「岩ちゃんがいる時~! いない時~!」を提案、もちろんノリの良い観客と大盛り上がり。続けて荒川が岩田に「好きな筋肉の部位はどこですか?」と訊くと、岩田は「(自分の)トレーニングはダンスだからなぁ」と回答。楽屋でできる筋トレへ話が広がり、ボディメイクのプロとも言える西川が自身のライブ前のルーティンを明かす場面もあった。
ここで先ほどライブを終えたばかりの=LOVEも登場し、岩田へ質問。佐々木の「LDHのケータリングで一番すごかったものは?」という質問には、社長のEXILE HIROが映画の撮影現場にコンビニを丸ごと差し入れしたというエピソードが飛び出し、全員が驚嘆。大谷から荒川へは「可愛い関西弁のセリフを教えてほしい!」というリクエストがあり、荒川はファンの「みりにゃ(大谷)、好きー!」に答えるシチュエーションで「あかん。とくべチュ、やろ?」というセリフを考案。荒川にレクチャーされた大谷ははちゃめちゃに可愛い関西弁を披露し、会場中がノックアウトされた。
=LOVEには関西出身のメンバーはいないが、この日は関西弁に触れ合う時間がたっぷり。ここでは野口と大谷が「関西弁チャレンジ」に挑戦。「校舎裏で告白」をテーマに、モニターに映された関西弁の会話を関西弁のイントネーションで読むというもので、男性役の野口は指示に戸惑いつつも、大谷に顎クイをしたりと大奮闘。女性役の大谷はノリノリで見事に関西弁を操っていた。そして西川から無茶ブリされた岩田も「会場のみんな、めっちゃ好きやで」と低音を響かせてファンを虜にしていた。
ライブ2番手は、11人組グローバルボーイズグループ・INI。残念ながら田島将吾が腰の治療のために欠席となったが、池崎理人、尾崎匠海、木村柾哉、後藤威尊、佐野雄大、許豊凡、高塚大夢(※)、西洸人、藤牧京介、松田迅が、田島の分まで全力でパフォーマンス。雷のような歓声に包まれてスタンバイした10人は「BAD BOYZ」をパワフルにぶつけると、「DOMINANCE」で柔と剛を兼ね合わせたシンクロ率の高いダンスで魅了した。さらに低音ラップや高音フェイクと個々の強みを押し出した「Bullseye」でINI色に染め上げる。MCでは許が「関西の熱い皆さんと熱い季節が過ごせるのを楽しみにしていました!」と挨拶。関西出身の後藤は「関西魂見せてくれますか!」と嬉しそうに叫び、またひとつ熱を引き上げた。中盤は8thシングル『PULSE』の収録曲「All 4 U」など、新旧織り交ぜた楽曲を連投。「Party Goes On」ではゲストに西川が登場! 金テープが飛ぶ演出もあり、INIのメンバーに囲まれてセンターで歌う西川は満面の笑みを浮かべ「またやろや!」と満足そう。後半は和気藹々としたMCで客席との距離を近づけると、田島と西が作詞に参加した「DUM」をグルーヴィーに投下。繊細さとストーリー性を宿したダンスが印象的な「DROP」を経て、ラストは特効の炎も吹き出した「WMDA」で重厚に締め括った。生のライブだから生まれる迫力と熱量で、MINI(ファンの呼称)のみならず初見の人も夢中にした。
次なるトークは=LOVEからの質問タイム。荒川のギャルネイルに憧れているという高松は、荒川に「長いネイルをしたい! 指原さんを説得する方法を教えて」と相談。荒川はギャルっぽく「指原ネキ、ネイルやらせてくだちい☆」というチャーミングな言い方を提案した。西川から「関西のお客さんを盛り上げるためにやっていることは?」と訊かれた=LOVEは「メンバー紹介曲のセリフパートを関西弁にする」ということで、大場、野口、齋藤が実際に披露すると、あまりの可愛さにホスト陣も観客もメロメロに。
そしてINIが再び登場し、今度は=LOVEへの質問を投げかける。高塚は自撮りのバリエーションを増やしたいと「自撮りのポーズをたくさん教えて!」と質問。大谷は手でグーを作ってほっぺにぎゅっとする、イチオシのポーズを伝授。高塚が照れながらポーズを取ると、客席は狂喜乱舞。木村からは、観客に吉本新喜劇の定番のネタ「邪魔するんやったら帰って、をやってほしい」というリクエスト。「ガラ悪めで」という荒川の指示もしっかり守りながら、INIのメンバーがステージの奥からお店に入る体で「邪魔するで~(INI)」「邪魔するんやったら帰って~(観客)」「あいよ~(INI)」までの流れをみんなで実行。そんな中、佐野と藤牧は「ファンのみんながいるのに帰るわけにいかんやろ~」とステージに残り、荒川に「ガチレスやめて~」とツッコまれ爆笑を巻き起こした。
企画はまだまだ終わらない! 突如荒川が「荒川といえばギャル、ギャルといえばTikTok! 最近TikTokで流行っているダンス曲が流れるので、カメラに抜かれた人は即興でダンスしてください!」と言い出し、INIと=LOVEの面々はゲーム「即興バズリダンス!」に挑戦することに。中島健人の「最初はキュン!」はINIの佐野が、M!LKの「爆裂愛してる」は=LOVEの大谷が、bbno$の「two」はINIの木村が、YENAの「Catch Catch」は=LOVEの齋藤が、BTSの「SWIM」はINIの松田が、そしてクレイジーウォウウォ!!の「トンツカタンタン」は=LOVEの大場が、怒涛の6連発で即興ダンスをバチバチにキメまくる。普段SNSを通して見ている彼らのハイクオリティなダンスカバーを生で目撃した観客はもう大騒ぎ。西川も「『音道楽√』でやろうや!」と思わず提案するほどの完成度だった。最後はモナキの「ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど」を全員でダンス! 最高に贅沢で濃厚な時間を過ごした会場のボルテージは、限界突破した。
トリを飾るのは、昨年から今年にかけて国内アリーナツアーと初のアジア公演を成功させたGAN(岩田剛典)。ダンサー4人とステージに上がると「ブチ上がっていくぞ!」と叫び、自身もメインプロデューサーとして参加した日韓合同オーディション番組『Unpretty Rapstar : HIP POP Princess』のテーマ曲「Do my thang」からエネルギッシュにライブを開始。続けて「ダンスフロア」で華やかに会場を彩っていく。「関西のCMでお馴染み、岩田剛典です」と挨拶すると、「さすがですね、関西のパワー」と喜びを滲ませた。最新曲「Who’s Next」ではお待ちかね、INIとのコラボタイム! 曲の後半で後藤と西が鮮やかにジョインし、華麗なダンスを惜しみなく披露。なんと振りは当日合わせたそうだが、息ピッタリでダイナミックで最高にクール。後藤は「夢のような時間でした!」、西は「めちゃめちゃ楽しかったです!」と感激した様子だった。MCでは「551がある時~」と「岩ちゃんがいる時~!」で会場を巻き込み、新曲の「All Night」を叩き込む。ラストスパートは「最後までブチ上がっていこうぜ!」とコール&レスポンスで火をつけ、「CROWN」「MVP」と一層ボルテージを引き上げる熱いダンスナンバーでフィニッシュ。クライマックスに向かうにつれて高まる熱はすさまじく、存在感と生命力を激らせるパフォーマンスで圧倒した。
最後はプレゼント抽選会でもうひと盛り上がりし、【音道楽LIVE2026~初夏の宴~】は大団円で幕を閉じた。西川は「番組を通して繋がったアーティストの皆さんが最高のパフォーマンスを提供してくれてる『音道楽√』、まだまだいけるんちゃう?」と手応えを口に。3組の世界基準のパフォーマンスはもちろんだが、関西出身のホスト陣が引き出すアーティストの素顔や関西カルチャーとの融合は本当に貴重。荒川が冒頭で宣言したように、全アーティストのファンがハッピーな気持ちになれる、まさに“神回”だったのではないだろうか。なおこの日のライブの模様は『音道楽√』でも放送される予定なので、ぜひチェックしよう。
Text by 久保田 瑛理
Photo by 松本 いづみ
◎公演情報
【音道楽LIVE2026 ~初夏の宴~】
2026年5月22日(金)兵庫・GLION ARENA KOBE
主催:読売テレビ・キョードー関西
<セットリスト>
=LOVE
1.劇薬中毒
2.絶対アイドル辞めないで
3.超特急逃走中
4.恋のつぼみ(カバー企画)
5.モラトリアム
6.夏祭り恋慕う
7.Oh! Darling
8.探せ ダイヤモンドリリー
9.とくべチュ、して
INI
1. BAD BOYZ
2. DOMINANCE
3. Bullseye
4. All 4 U
5. STRIDE
6. OURS
7. Party Goes On with 西川貴教
8. DUM
9. DROP
10. WMDA
GAN(岩田剛典)
1.Do my thang
2.ダンスフロア
3.Get Down
4.Who’s Next
5.All Night
6.Keep It Up Remix
7.CROWN
8.MVP
※池崎理人(INI)の「崎」は「たつさき」が正式表記
※高松瞳(=LOVE)、高塚大夢(INI)の「高」は、はしご高が正式表記
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