現地時間2025年3月7日、7thアルバム『メイヘム』をリリースしたレディーガガが、米ニューヨーク・タイムズ紙との最近のインタビューで、2025年の【グラミー賞】でのチャペル・ローンの力強い受賞スピーチについて尋ねられた。ローンは、レコード会社が新進気鋭のアーティストに対して生活費や医療費を提供することで支援するべきだと提唱していた。

　「チャペル・ローンは真実を語っていると思いますし、それは勇気がいることです」とガガは前置きすると、「彼女の行動や発言を見て、“私も若い頃に自分のためにもっと立ち上がるべきだった”と思います。女性が自分の考えを発信することはとてもパワフルなことで、彼女がそれを実践してくれて本当に嬉しいです」と語った。

　現地時間3月8日、ローンはこのコメントについてSNSでガガに感謝を伝え、賛辞を返した。「ありがとう、@ladygaga。あなたとあなたのアルバムが大好きです<3」と、米ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューのスクリーンショットを添えてインスタグラム・ストーリーに投稿した。

　現地時間2月2日に行われた【グラミー賞】での＜最優秀新人アーティスト＞受賞スピーチで、ローンは2020年にアトランティック・レコードから解雇された自身の経験を語り、アーティストが生活に必要な賃金や医療保障をレコード会社が提供していないことを批判していた。「もし私のレーベルがアーティストの健康を優先していたら、私は全力を注いでいる会社からケアを受けることができたはずです」と観客に語っていた。

　ガガが、ローンを称賛するのは今回が初めてではない。以前にも、ローンをはじめ、チャーリーxcx、ビリー・アイリッシュ、テイラー・スウィフト、ケシャといったポップスターたちの名前を挙げて賛辞を送っていた。2024年9月に米ヴォーグのカバー・ストーリーで、「ただ応援しているだけではなく、私の心も彼女たちと一緒だということを知ってほしいんです。そして、みんなに本当に幸せを感じてほしいと思っています」とガガは当時涙ながらに語っていた。