Netflixシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン4で、友人たちを救うためにメタリカの「マスター・オブ・パペッツ」を演奏したエディを演じている英俳優のジョセフ・クインが、この超複雑なギター・ソロの練習動画をシェアした。

　ドラマで放送されたエディの演奏は、メタリカのベーシストであるロバート・トゥルヒーヨの息子で、12歳でコーンのツアーに帯同したこともある凄腕ベーシストのタイがアシストしていたことが先週明らかになり話題になった。とはいえ、クインがヘッドバンギングしながらエレキ・ギターをかき鳴らしている約1分間の練習動画を見ると、彼もフレットワークを完璧にするためにかなりの時間を費やしたことが伝わってくる。

　バンドは、自曲が『ストレンジャー・シングス』に採用されたことについて、最新シーズンの全エピソード配信後に“完全にぶっ飛んだ”などと好意的な感想を投稿したほか、ドラマ関連Tシャツを着たメンバーの演奏動画とエディの演奏シーンを合わせたコラボ動画を公開するなど、1986年にリリースした「マスター・オブ・パペッツ」と大人気ドラマとのコラボを心から楽しんでいる。

　また、ドラマを通じてメタリカを初めて知った新規のファンに古参ファンがマウントを取ろうとしたところ、バンド側が“メタリカ・ファミリーにはみんなウェルカムだ”とたしなめ、「ファン歴が40時間だろうが40年だろうが、我々は音楽を通じて絆を共有している。みんなある時にゼロ地点からスタートしてるんだ」などと仲裁する一幕もあった。

　「マスター・オブ・パペッツ」は、ドラマとのタイアップ効果によりストリーミングで爆発的な人気を博し、最新のUK公式シングル・チャートで初登場47位までジャンプ・アップした。First Lookチャートでも23位まで上昇しており、メタリカにとって20作目、14年ぶりのUKでのTOP40入りを果たす見込みとなっている。前回は2008年の「ザ・デイ・ザット・ネヴァー・カムズ」で、19位を記録した。