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武田真治&岡部磨知インタビュー

 楽器の魅力を通じて、音楽の楽しさを伝える『楽器楽園~ガキパラ~ for all music-lovers』、通称『ガキパラ』でパーソナリティを務めている、俳優でサックスプレイヤーの武田真治と、美人すぎるヴァイオリニスト岡部磨知。彼らが考えるヒット曲そして、ラジオの果たすべき役割とは?

お二人が、楽器を演奏し始めたきっかけを教えてください

??『ガキパラ』は、楽器が好きなあなたのための音楽情報ワイド番組ですが、お二人が楽器を始められたきっかけを教えてください。

岡部磨知:私には2つ上の兄がいるんですが、兄が4歳の時にヴァイオリンを習い始めたんです。その姿を小さい時に見て「私も真似したい!」って両親にお願いしたのがきっかけです。

??岡部さんは、何歳からヴァイオリンを習ってらっしゃるんですか?

岡部磨知:私は3歳からです。兄とは、今も仕事の現場で一緒になることがあって嬉しいです。

??お兄さんの影響だったんですね。

岡部磨知:そうですね。もし兄がヴァイオリンではなくチェロを習っていたら、私も今頃 チェロを弾いていたかもしれません。

??今まで続けることができたヴァイオリンの魅力って、何ですか?

岡部磨知:ヴァイオリンは花形楽器であり、歌を歌うのと同じように音楽的にアプローチできる楽器であることが魅力だと思います。私が、最近リリースしたCDも「歌うように弾く」というテーマで作ったんですが、歌うように奏でるということが最も向いている楽器なんじゃないかなと思います。

??武田さんが、サックスを始められたきっかけは何ですか?

武田真治:僕はチェッカーズがきっかけでした。僕はお姉ちゃんっ子だったんですが、僕の姉は小さい頃からピアノを習っていて、学校の校歌斉唱の時に伴奏するくらい、とても上手だったんです。そのせいか、あまりテレビから流れる音楽や、アイドルを追いかけたりするタイプではなかったんですが、チェッカーズがデビューした時に、「サックスの藤井尚之さんがかっこいい!」って言い出して。

??武田さんも、ご兄弟の影響なんですね。

武田真治:そうですね。それで、僕も姉と一緒にテレビでチェッカーズを観るようになったんですが、藤井尚之さんって、イントロの10秒と、間奏の数秒と、後奏の数秒くらいしかテレビに映らなくて。「この人、1日30秒くらいしか働いてないんじゃない?」って思ったんです(笑)

??気になるポイントが面白いですね(笑)。

武田真治:子供だったので(笑)それに大好きなお姉ちゃんの心まで奪って、「この仕事、僕にすごく合ってるかもしれない」って思って、母親に「買ってくれ」ってねだったんです。でも、「すぐに飽きるだろうからダメ」って断られて。「そんな高価なもの買ってあげられないから、どうしても欲しいなら自分で貯金して買いなさい」って言われたんです。でも、我が家は小遣い制じゃなかったので、お金をもらえるチャンスって、一年に一回のお年玉だけだったんです。なので、年に1~2万円ずつ貯金したんですけど、なかなか貯まらなくって。

??サックスを買えるようになるまで貯金するって、大変ですもんね。

武田真治:YAMAHAの一番安いモデルでも、15~16万円くらいしますからね。案の定、その間に一回ラジコンにハマッて貯金くずしちゃったり(笑)。せっかく貯めてたのに…。

??それは、仕方ないですよ。

武田真治:でも、大きくなって髪の毛を染めたりし始めたら、今度は親が「グレるくらいなら、やりたいをやらせよう」って考え方を変えたようで、サックスを買ってくれたんです。

??なるほど。サックスを始めるまでに、そんなに長い道のりがあったんですね(笑)。ちなみに、藤井尚之さんは、ビルボードライブ東京で10月16日にご出演いただくので、是非聴きにいらしてください。
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lovin' you
▲ 岡部磨知 - lovin' you

??お二人は、プライベートではどんなシチュエーションで音楽を聴きますか?

岡部磨知:私は気持ちを落ち着かせたい時に、自宅でクラシック音楽を聴いたりします。あとはクラシックって、食欲が減退させる効果もあるような気がして、夜中にすごくお腹が空いた時に聴いたりします(笑)。

??そうなんですか?

岡部磨知:クラシック音楽を聴くと、心が落ち着いて、食欲も落ち着くんです。自分を律することができるというか。クラシック音楽って、なかなか聴く機会がないと思われているかもしれませんが、実はCMで使われていたり歯医者さんで流れていたり、生活の中にとても溶け込んでいるんですよね。なので、普段クラシック音楽を聴かない方も、「何百年も前のヒット曲が、まだ聞かれているんだ」と思って聴いてみると、もう少し身近な存在になるんじゃないのかなと思います。

??岡部さんは、自宅では、どんな作品を聴いてらっしゃるんですか?

岡部磨知:私は、部屋でリラックスしたい時はオーケストラやピアノの作品を聴くことが多いです。ラヴェルやドビュッシーの和声の移り変わりも好きですし、ショパンのピアノ作品も好きですね。クラシック音楽って、高尚なイメージがあって近寄りがたいって思ってらっしゃる方も多いかもしれませんが、逆にその高級感を楽しんじゃえばって思うんです。居酒屋に行くと演歌が流れていたり、ワインバーではジャズが流れていたり、音楽って、その場の雰囲気を変える力がすごくありますよね。だから自宅でも食事の献立にあわせてクラシック音楽をかけてみたり、休日の朝にモーツァルトを聴きながら紅茶を入れてみたりと、あえてクラシック音楽の高級感を楽しんでみるのも面白いんじゃないかなと思います。そして、クラシック音楽の最大の魅力は、生の演奏を通じて得られる感動だと思うので、その作品について詳しく知らなくても、お友達と一緒にオシャレして、その場の雰囲気を楽しみにコンサートに行ってみると新たな魅力が発見できるかもしれません。

??武田さんは、どんなシチュエーションで音楽を聴きますか?

武田真治:もっぱら車の中ですね。気になる作品があったらCDを買って、車の中で聴いています。最近はEDMをよく聴いています。

??新しい曲とは、どうやって出会いますか?

武田真治:アメリカのBillboardをチェックして知ることが多いですね。あとは、『ガキパラ』ではBillboard JAPAN HOT100を紹介させていただいているので、その影響もあって最近は日本のチャートもチェックしています。

??岡部さんは、新しい曲とはどうやって出会いますか?

武田真治:私も『ガキパラ』で紹介させてもらっているチャートを通じて知ることもありますし、iTunesなどで出てくる「おすすめの曲」や、特集ページを通じて知ることが多いです。ネットサーフィンをしながら知らない曲があれば、詳しく調べて聴きながら楽しんでいます。

??岡部さんは、昨年11月にデビュー・アルバム『Neo Nostalgia』をリリースされましたが、作品を生み出す立場としてYouTubeのような無料で聴けるサービスについて、どう思われますか?

岡部磨知:私は、その作品を知るきっかけが無料のサービスだったとしても、実際に聴いてみて、そのアーティストを好きになれば、いつかCDを買ってくださるんじゃないかなと思っています。あとは、私はライブでお客様と音楽の楽しさを共有する時間が一番好きなので、YouTubeなどをきっかけに私を知ってくださった方がライブに来ていただければ嬉しいです。なので、特にYouTubeなどに抵抗はありませんし、うまく付き合っていければと思っています。今は、自分のことを世の中に知ってもらうためのサービスがたくさんありますから、YouTubeの再生回数やTwitterのフォロワー数などが、アーティストの人気を表す指標になっているんだろうなと思います。

??そうですね。音楽の聴き方は年々変化してきていますが、どんな時代もCDを買ったりダウンロードしたり“所有”して聴く時もあれば、ラジオ等のように“接触”して聴く時もあります。Billboardでは、日本もアメリカも共通の概念として、“接触”と“所有”の両方を足してこそ世の中に浸透している曲を測ることができると考えています。どのデータを使うかは時代に合わせて変化させていて、今Billboard JAPAN HOT100では、シングルセールス数、ラジオの放送回数、ダウンロード数、Tweet数、ルックアップ(CDをPCで読み込んだ回数)、YouTubeの再生回数、ストリーミング数という7種類のデータを合算しています。

武田真治:Billboard JAPAN HOT100って、春になったら森山直太朗の「さくら」がチャートインしてきたり、夏になるとTUBEの曲が入ってきたり、季節に合わせた旧譜も入ってきますよね。僕は、一週間で最も売上げた曲だけを切り取るというよりも、季節を象徴するような、いつまでも聴かれて人の心に残っている曲こそが、ヒット曲っていうんじゃないかなと思います。セールス数だけを見ると、10代に支持されている作品ばかりが目立ってきますが、人の心を動かす曲って、そんなにコロコロ変わるものではないと思う。CDが売れている曲をヒット曲と言うこと自体を否定はしませんが、それだけだと違うかなと思います。

??そうですね。複数の指標を合算することで、リリースから3ヶ月以上経ったものから、リリース前の作品まで幅広くチャートインしてきます。武田さんは、毎週チャートをご紹介いただいていますが、「こんなデータも足せば良いのに」と思われることはありますか?

武田真治:そうだなあ…。鼻歌とか?思わず口ずさんでしまった曲を携帯などが察知して、アプリを通じてタイトルを検索して、その回数を数えてみると面白いんじゃないですか? 「鼻歌チャート」(笑)

??鼻歌を歌いたくなるくらい心に刻まれた曲は何なのかを測るチャートですね。斬新ですね(笑)。

武田真治:Billboard JAPAN HOT100って、Tweet数も合算されているんですよね。僕には、その習慣はありませんが、音楽についてTweetする人って多いんですか?

岡部磨知:若い子たちに多いんじゃないですか?テレビを見て「○○が出た! 可愛い!」とか。

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ラジオが果たすべき役割とは?

??今年は数多くの定額制音楽配信サービスが生まれてきています。そんな中でラジオが果たすべき役割とは、何だと思いますか?

武田真治:ラジオの役割って、それぞれのパーソナリティがオススメしたい曲を紹介するメディアなんじゃないかなと思っています。「今週、俺が聴きたい曲はこれだ!」みたいな。なので、その時期自分が本当に聴きたい曲もどんどん紹介したいなと思っています。

岡部磨知:そうですね。私達は毎週、Billboard JAPAN HOT100の中から1位から10位までを紹介させていただいていますが、たまには100位から110位などを紹介してみても面白いんじゃないかなと思います。10位以下の作品も聴いてみると面白い作品がたくさんありますし、「実は、こんな曲もあるんだよ」ということを、皆さんにもっと知っていただきたいです。

武田真治:たしかにね。上位にチャートインしている作品って、今実際多くの人が聴いていて、多くの人が聴きたいって思っている曲なんだろうけど、ラジオを通じて知らない曲と出会ってもらうという意味では、100位以下を紹介するのも面白いかもね。

??私達は、それぞれのデータ毎に並び替えをしたりできる「CHART insight」というサービスも提供しています。

武田真治:ラジオ順とか、Tweet数順とかで並べ替えることができるんですね。

岡部磨知:なるほど。それであれば、総合順位だけを紹介するのではなく、“縦割りチャート”のように、ラジオで一位を獲得した曲や、YouTubeで一位を獲得した曲など、それぞれのデータで一位を獲った作品を紹介していくのも面白そうですね。

??それぞれのデータ毎に並べ替えると、ラジオを聞いている年代や、YouTubeを見ている年代などが自ずと見えてきます。また、「CHART insight」では、「ダウンロード」と「Twitter」と「YouTube」だけを足してみたり、「シングルセールス」と「ルックアップ」だけを足してみたり…というような、ハイブリッドチャートの生成もできます。そうすると、また違ったユーザーの顔が見えてきます。

岡部磨知:私は小さい頃からラジオを聞いていましたが、私にとってラジオって知らないかっこいい曲と出会うためのメディアでした。テレビに出演しているアーティストは、ヒットチャート上位の方が多いですが、ラジオだと、古い曲から新しい曲までテレビとは違う曲が流れていて。ラジオを聞いて「この人、誰だろう?」と思って調べて、CDを買ったりしていました。でも、今はそういう出会いがインターネット上でも行われているので、そんな時にラジオが果たすべき役割はなんだろうなって思いますね。ただ、インターネットは自分で検索しないと出会えませんが、一方的にどんどんお薦めしてくれるのがラジオの特徴だと思うので、音楽を日々探している人じゃなくても、ラジオを聞いていただければ、知らない曲と出会えるんじゃないかなと思います。

武田真治:そうだね。なので、Billboard JAPAN HOT100を通じて今のトレンドも紹介しつつ、その合間にクラシックチャートとかジャズチャートとか、あとさっき言ったような「データ別で見た一位の曲」とかを挟みこんでいくと、色んな出会いがありそうだよね。あと僕はアーティストを応援できるような番組でもありたいなとも思っています。なので、このラジオをきっかけにアーティストが活躍の場を広げられれば、とても幸せなことだなと思います。

??この番組を通じて、リスナーの皆さんに何を伝えたいですか?

武田真治:まずは世の中には色んな音楽があるんだっていうことを、より多くの人に伝えたいですね。今、CDが売れている曲だけが全てではなくて、今 聴きたい曲をお贈りしていきたいという気持ちでいつまでも続けていきたいと思っています。あとは、この番組はアーティストの方々に楽器愛を存分に語っていただくというコンセプトで作っています。それについては他のどの番組よりも、たっぷり時間をとってお伝えしていますので、放送を通じてアーティストの皆様の色んなこだわりや情熱、楽器そのものの魅力を感じ取っていただければなと思います。

??番組内には岡部さんの生演奏コーナーもあります。このコーナーは、どうやって選曲してらっしゃるんですか?

岡部磨知:プロデューサーの方と相談して決めることもありますし、リスナーの方からのリクエストを見ながら選ぶこともあります。番組内には色んなコーナーがあるので、毎週2時間あっという間に終わってしまいます。

??武田さんも、ゲストとセッションされていますよね。生放送で、トークもしつつセッションもするなんて大変じゃないですか?

武田真治:僕が知っている方がゲストの場合は、「今度、楽器持ってきてよ」って、直接連絡することもあります。そしたら、みんな「いいよ」って答えてくれます。だって、一緒に演奏するということは、ミュージシャンにとっては会話することと同じですから。

岡部磨知:一夜限りのセッションが繰り広げられていますし、そんな番組は他にはありませんから、そのライブ感を、是非ラジオを通じて楽しんでいただきたいです。

写真

岡部磨知「ネオ・ノスタルジア」

ネオ・ノスタルジア

2014/11/12 RELEASE
UICZ-4315 ¥ 3,630(税込)

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