2017/08/31 12:00
プリンスと言えば紫。1982年の名盤『1999』やその2年後の『パープル・レイン』のジャケットの印象も強烈だが、10年前のライブを収録したアルバム『インディゴ・ナイツ』も紫一色だ。彼の音楽が持つセクシーさ、楽しさ、そしてミステリアスなイメージにぴったりなこともあり、今年1月にSpotifyがプリンスの楽曲の配信をスタートする際に打ったバイラル・キャンペーンでも、紫一色に自社ロゴだけという広告で誰もがその意味を理解し、今月パントン社がプリンスをイメージした紫色、“Love Symbol #2”(ラヴ・シンボル・ナンバー2)を発表したばかりだ。
ところが先日、プリンスの妹タイカ・ネルソンが英イブニング・スタンダード紙とのインタビューで、プリンスが一番好きだった色は実は紫ではなかったとコメントして話題になっている。
2017年10月27日からロンドンで開催される初の公式巡回展覧会『マイ・ネイム・イズ・プリンス』で展示されるアイテムについて言及した彼女は、「わたしが素晴らしいと思っているのは彼のオレンジ色のクラウド・ギターね。不思議なんだけど、人は皆いつもプリンスと紫色を関連付けるけれど、彼が一番好きだった色は実はオレンジなのよ」とさらっと明かしている。
にわかには信じられないだろうが、プリンスが亡くなるまでの10年間の画像を落ち着いて探してみると、タイカの言葉が事実だと分かる。2016年の【グラミー賞】ではメタリック・オレンジのチュニックで登場。伝説的な2007年のNFLスーパーボウル・ハーフタイム・ショーでは全身オレンジ色のスーツを着用しており、衣装替えをしてもオレンジ色のシャツはそのまま着ている。2006年のラスベガス常設公演でもオレンジのスーツを着てオレンジのギターを弾いており、2016年の【BETアワード】でも同じギターを弾いている。2012年の【iHeartRadioフェスティバル】でもオレンジ色を着用している。
どうやら今後は認識を改めるしかないだろう。プリンスと言えばオレンジなのだ。
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
1
【ビルボード 2025年 年間Top Lyricists】大森元貴が史上初となる3年連続1位 前年に続き5指標を制する(コメントあり)
2
【ビルボード 2025年 年間Artist 100】Mrs. GREEN APPLEが史上初の2連覇を達成(コメントあり)
3
【ビルボード 2025年 年間Top Albums Sales】Snow Manがミリオンを2作叩き出し、1位&2位を独占(コメントあり)
4
【ビルボード 2025年 年間Top Singles Sales】初週120万枚突破の快挙、INI『THE WINTER MAGIC』が自身初の年間首位(コメントあり)
5
<年間チャート首位記念インタビュー>Mrs. GREEN APPLEと振り返る、感謝と愛に溢れた濃厚な2025年 「ライラック」から始まった“思い出の宝庫”
インタビュー・タイムマシン







注目の画像



故プリンスの展覧会が英O2アリーナで10月に開催、ゆかりの品を数百点展示
ビヨンセ、故プリンスの「KISS」に合わせたセクシー動画が話題
リマスターと未発表曲によって、プリンスの本質が立体的に明らかになる『パープル・レイン』デラックス盤(Album Review)
故プリンス、“Love Symbol #2”と名付けられた紫色が正式なパントン・カラーに
ビヨンセ、故プリンスの写真集の序文を執筆










