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2016/01/15

オーディオソフト 2015年年間売上金額は約1982億円(税抜)、前年比99.8%とほぼ横ばい 【SoundScan Japan調べ】

 SoundScan Japanが、全国のCD・ビデオソフト店および広域チェーン店、書店、家電量販店等とEコマース各社で販売された音楽・映像 ソフト全ての商品のPOSデータを基に算出した「2015年年間オーディオ・ソフト売上動向」を発表した。(集計期間:2014年12月29 日~2015年12月27日)

 オーディオソフトの売上金額は前年比99.8%とほぼ横ばいで、約1982億円。売上数量は約8271万枚で、前年比から2ポイントダウンに留まった。また、リアル店舗・Eコマースといった販売チャネル別で売上金額をみると、Eコマースは、前年から売上金額を3.4ポイント上昇という結果に。リアル店舗の売上は下がったものの、61%という構成比は前年通りとなった。

 そしてアルバム・シングル別に売上金額を見ると、アルバムは0.6ポイントと微減、シングルの売上げは前年比より1ポイント増加となった。さらに、平均単価は前年比より上昇したことから、より高額商品へシフトしてきていることがうかがえる。

 2014年、2015年ともに売上金額は下降し続けているものの減少ペースは緩やかになり、販売チャネル別やパッケージの形態によっては増加も見られた2015年。日本でも各種ストリーミングサービスがスタートし、無料動画サイトが浸透するなど、気軽に音楽を聴く機会が増えたことでより音楽ファンを獲得し、パッケージ購入に結び付けたと言えるだろう。
※金額は全て税抜