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JOE 来日記念特集

JOE特集

 1993年のデビュー以来、「オール・ザ・シングス」「アイ・ワナ・ノウ」といった代表曲はもちろんのこと、そのセクシー&シルキー・ボイスと甘美なバラードでお馴染みのJOE。2002年にはグラミー賞最優秀R&Bアルバム、最優秀男性R&Bパフォーマンスなど複数の部門にノミネートされ、名実ともにスーパースターの仲間入りを果たす。2007年のアルバム『エイント・ナッシング・ライク・ミー』はBillboard Hot 200では2位、2008年のアルバム『ニュー・マン』は8位、そして今秋リリースされた最新作『Doubleback Evolution Of R&B』では、6位を記録。移り変わりの激しいR&B世界にあって、その貫禄と存在感を見せつけている彼の魅力を音楽ディレクターの西崎信太郎氏が語る。

 「一番好きなアーティストは?」という質問には、常に「ジョー」と答えてきました。これは僕が音楽の仕事に携わらせて頂く前からの話で、きっとこれからも変わらない事。振り返ってみれば、ビルボードライブさんが開業以来、毎年行われているジョーの公演には欠かさず足を運ばせて頂き、ジョーのCDやレコードはほぼ全種類コレクションしている。僕の中で、そんなアーティストって他にはいないんです。実は、冒頭の質問をしてくる人の中で「僕も(私も)ジョーが一番好きなんです」っていう人、かなり多いんです。声質、楽曲の雰囲気、ライブ・パフォーマンス、ジョーの魅力の捉え方は十人十色だと思いますが、僕が思うジョーの魅力は、主軸をブラさずに変化を重ね、そして進化し続けるところ。時代の主流やニーズを取り入れながら、いつの時代もオーソドックなカッコ良さを追求するスタンス。決して意固地にオールディーズなスタンスを崩さないわけではなく、新しさの中にもオリジナルのフレーヴァーを浮き上がらせる。故に、新作がリリースされる度にジョーの新たな一面を見る事が出来つつも、やはりそこには変わらないジョーそのものが健在するんです。

「I Wanna Know」
▲ 「I Wanna Know」MV

 ジョーと言えば、シンガー/ソングライターとしてのイメージを強く持たれている方も多いのではないでしょうか。特にキャリア序盤にリリースされた""No One Else Comes Close"や"I Wanna Know "と言ったヒット曲は、ジョー自身によるプロデュース曲。結果的には、この類い稀なる自作自演力に評価が集まり、デビュー後から変わらず高い人気を誇ってシーンをサヴァイヴ出来ているわけですが、新しい事にはどうしても冷たい風が吹く事も優者としての宿命。例えば、5thアルバムの『Ain't Nothin' Like Me』がリリースされた直後は、ジョーの生粋のファンからは辛口な評価が多かった。理由としては、シンガー/ソングライターとしてのスタンスを熱望していたのに、外部プロデューサーによってクリエイトされた楽曲が大半を占めていたから。でも、つまりはそれだけジョー自身が愛され、それだけジョーへの期待値が高い何よりの証拠だと思います。因にこれは個人的な見解ですが、ジョーの1番好きなアルバムとして『Ain't Nothin' Like Me』を挙げる人は、本当に多い。主軸をブラさらずに、新たな領域へとチャレンジをする。評価が後から追いついてきた、R&Bシーンに名を刻んだ名盤の1つだと思います。

「I Wanna Know」
▲ 「No One Else Comes Close」

 ジョーは、1993年にデビュー・アルバム『Everything』をリリースしてから今年で20年を迎えました。節目の年となった今年にリリースされた新作『Doubleback Evolution Of R&B』は、こちらも記念すべき通算10作目となるアルバム。「かつてのR &Bが持っていた品格を取り戻す」というテーマのもと制作された内容は、ジョー自身もかつての姿へと回帰し、シンガー/ソングライターとして半数以上の楽曲をセルフ・プロデュース。オーセンティックなR &Bのエッセンスが希薄化している昨今のR&Bシーンにおいて、本国USのiTunes R&B /ソウル・チャートで1位を獲得するなど、ジョーの健在っぷりを堂々と証明。自ら築き上げた過去の栄光を超えられるアーティスト、やぱりジョーは本物だったんです。

「In The Studio With Joe - A Look Into
▲ In The Studio With Joe - A Look Into "Double Back"

 円熟の域に達したアーティストのみが表現出来る大人のR&B、そう言った意味ではジョー以上にロマンティックなステージを演出出来るアーティストは希有。今年も私達のもとに帰ってきてくれました。開演前からスペシャルな一夜が約束されたステージ。今年も、本物のR&Bを体感したいと思います。

TEXT: 西崎信太郎 (音楽ディレクター)

「I'd Rather Have a Love」 Music Video

ジョー「グッド・バッド・セクシー」

グッド・バッド・セクシー

2011/10/19 RELEASE
SICP-3013 ¥ 2,640(税込)

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Disc01
  1. 01.ルージング
  2. 02.タイム・オブ・ユア・ライフ
  3. 03.オールモスト・ゼア
  4. 04.サークルズ
  5. 05.プル・マイ・ヘア
  6. 06.ディア・ジョー
  7. 07.スロー・キッシーズ
  8. 08.ルーズ・コントロール
  9. 09.トゥナイト
  10. 10.インポッシブル
  11. 11.ドリンク・アップ
  12. 12.シェルター (日本盤のみのボーナス・トラック)

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