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<コラム>Stray Kidsの次を担うグローバル・ボーイズグループ “NEXZ” 歌唱・ダンスにビジュアル…2026年は全方位に注目



コラム

Text: DJ泡沫

 大手事務所から大型グループが次々と誕生する昨今。高いクオリティにオリジナリティを掛け合わせたグループ像が、目も耳も肥えた視聴者やリスナーを魅了し、推し文化はますます熱を帯びている。その中で、加速を見せるボーイズグループ・シーンの筆頭株、NEXZを紹介していこう。

 NEXZは、JYPエンターテインメントとソニーミュージックの日韓合同オーディション『Nizi Project Season 2』から誕生したグローバル・ボーイズグループだ。グループ名は「Next Z(G)eneration」の略で、これからの未来を新しい時代、新しい世代と共に切り開いていくことを願うという意味が込められている。昨年は日本と韓国を基盤にしながらも驚異的なスピードで世界的な存在感を発揮し、K-POP第5世代の中で存在感を示している。

 特に2025年10月にリリースされた3rdミニアルバムのタイトル曲「Beat-Boxer」は、強烈なビートと一度聴いたら忘れられない中毒性の高いフックが特徴で、この曲を通じてよりシャープでアグレッシブな音楽性をアピールして、音楽的幅の広がりを強く印象づけた。


 NEXZといえば、正式デビュー前に公開した「NEXZ Archive」がダンス映像だったように、ダンス歴が長く得意とするメンバーが多く、特にダンス・パフォーマンスに定評がある。4月にリリースした2ndミニアルバム『O-RLY?』の活動からはメンバー自ら振り付けに参加しており、「Simmer」「Beat-Boxer」と先行公開曲「I’m Him」でもTOMOYA、YU、HARUが参加している。

 1月13日に公開された「THE FIRST TAKE」のダンスや楽器演奏にフォーカスした新たな一発撮り新企画「HIGHLIGHT」でも、その高いダンススキルは明らかで、リーダーのTOMOYAが「Beat-Boxer」を、YUが「Walkin On Water (HIP Ver.)」をそれぞれがカラーの異なるスタイルでパフォーマンス。限られた空間の中で持ち前の実力を遺憾なくアピールした。パワフルでキレのいいTOMOYAのダンスと、高度なブレイキンを限られた空間で軽やかに決めてみせるYUに、公開直後からSNSやコメント欄は一気に盛り上がりを見せた。JYPボーイズグループの系譜のひとつである、アクロバティックでスポーティーなパフォーマンスを継ぐ次世代としての存在感も改めて際立った。



 2025年には日本武道館2DAYSを含む全15都市・18公演という初の全国ツアーを開催。韓国でも初のスペシャルコンサート【NEXZ SPECIAL CONCERT〈ONE BEAT〉】と1stファンミーティングを開催しており、新年早々、1月3日には台北NTUスポーツセンターで単独ライブを開催した。マカオ公演は直前で中止になってしまったものの、どこもチケット発売後に即ソールドアウトを記録。アジア圏での人気の拡大を証明した。各公演後には「武道館の熱気がまだ体に残ってる」「台北のエネルギーやばかった、次は絶対行く」といったファンの熱い感想がSNS上で飛び交った。

 また、2025年3月の【第39回日本ゴールドディスク大賞】では<ベスト5ニューアーティスト>に選出され、5月に開催された【ASEA 2025】では<THE BEST NEW ARTIST>、【THE FACT MUSIC AWARD】では<グローバルホットトレンド>、【コリアグランドミュージックアワード(KGMA)】では<KPOP海外アーティスト><Hulu Japan人気賞>、12月の【アジアアーティストアワード(AAA)】では<ベストニューアーティスト>と、軒並みアワード受賞し、新人グループの中でも特出した存在であることを感じさせる。


【2025 MUSIC BANK GLOBAL FESTIVAL IN JAPAN】
撮影:上山陽介、木村泰之、石井亜希、堀内レイ

 2025年の締めくくりとなった12月の【2025 MUSIC BANK GLOBAL FESTIVAL IN JAPAN】では、TWSとのスペシャルコラボで披露したSEVENTEENのヒット曲「HIT」のカバーダンスが鋭いシンクロ率と爆発的なエネルギーで会場を揺らし、即座にSNSで拡散。YouTube再生回数も急上昇し、両グループの新しい姿を示す象徴的なステージとなった。

 勢いそのまま、ダンスやアイドルグループの出演がまだ珍しい日本最大級のカウントダウンイベント【COUNTDOWN JAPAN 25/26】に初登場した7人は、「Beat-Boxer」をはじめとする印象的なサウンドとパフォーマンスで観客の足を止め、邦ロックファンに強烈なインパクトを残した。デビューから積み重ねてきた圧倒的なステージ・パフォーマンス力が最大限に開花した瞬間だったと言えるだろう。

 当然人気急上昇中の彼らをファッション業界が見逃すはずもなく、2025年は様々なファッション・メディアにも登場。グループいちのビジュアルを誇るエースYUは、“ブレイクの予兆を映す鏡”としても知られる『ViVi』の「国宝級イケメンランキング」NEXT部門に4期連続ランクイン。圧倒的なビジュアルはもちろん、ステージ上で放つカリスマ性と料理とベイキングが得意という一面やオフショットで見せる自然体のギャップがファンを魅了してやまない。

 2025年の着実な成長の軌跡と、2026年序盤から見せたスタートダッシュは、NEXZがJYPの次世代グローバル・ボーイズグループとしてのさらなる飛躍を物語っている。韓国・日本を超え、アジア全域、そしてその先の世界へ。無限の可能性を秘めた彼らの音楽・パフォーマンス・魅力が、これからどのような新記録を生み出すのか。世界中のK-POPファンの視線が、今まさにNEXZへと注がれている。

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