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<インタビュー>Offo tokyo、“J-POP”というコース料理を独自の味で――連続リリース“イカサマプロジェクト”に込めたユーモアと実験精神

インタビューバナー

Interview & Text:高橋梓
Photo:筒浦奨太


 “New Urban J-POP”というジャンルを通して、自分たちの音楽を届けている3人+1匹からなるユニット、Offo tokyo。2025年2月にテイチクエンタテインメントからメジャーデビューを果たすと、「Your Song」「哀とアイスブルー」「Mermaid -Never Ending Summer-」がBillboard JAPANの新人チャート“Heatseekers Songs”に登場し、話題を呼んだ。さらに、11月からは5か月連続プロジェクト“イカサマ”を始動。11月5日に第1弾「308」、12月3日に第2弾「shiro」をリリースし、2026年1月7日には第3弾「イカサマ」をリリースした。2019年に結成し、2021年から“Offo tokyo”となった彼らはどんなバンドなのか。そして“イカサマ”プロジェクトとはどんなものなのか。本人たちに話を聞いた。

“Offo tokyo”とはどんなバンド?

――Billboard JAPANのインタビューにご登場いただくのは今回が初めてなので、まずは自己紹介からお願いします。

Hiira:ボーカルのHiiraです。好きな色は白。最近、「shiro」という曲をリリースしたり、白色のリングを手に入れたりしました。ハマっている食べ物はタイ料理で、特にガパオライスが好きです。あと5人兄弟で、姉2人、妹と弟がいる真ん中っ子なので、大体どんな人とも仲良くできます!

Seiya:キーボードのSeiyaです。僕はNemo色(濃いターコイズブルー)が好きで、ああいう色の服ばかり持っています。Hiiraは好きな食べ物を言っていましたが、僕は何でも好き。ちなみに今日の夕飯はブリ大根で、朝大根を煮込んできました。ブリは買ってあるので、あとは霜降りして煮るだけです。

Shota:ギターとサックス担当のShotaです。好きな言葉は「ものは言いよう」。“イカサマ”プロジェクトをやっているくらいですからね。以上です! それと、今回はNemoもインタビューに参加してくれます。

Nemo:今回から解禁します! ワガハイは3人と一緒に音楽を作っている猫です。下北沢によくいるので、声をかけてください。Offo tokyoのステッカーをあげます。



Photo:筒浦奨太

――ありがとうございます! 皆さんの結成の経緯もお聞きしたいのですが、最初はクリエイター集団“Offo”として結成されたとお聞きしています。Offo自体はどんな集団だったのですか?

Shota:僕が立ち上げたのですが、下北沢の飲み仲間を中心に音楽活動を始めたら、映像を作れる人やグッズ担当の人などが集まって。一時期10人以上になっていたのですが、そのときは全員でライブハウスに出ていたんです。


――全員楽器を担当されて?

Shota:楽器をやったり、踊ったり、ただ立っていたり(笑)。そんな状況になっていたのですが、2021年にOffo tokyoとして音楽にフォーカスして再始動したという流れです。脱退したメンバーたちとは今も付き合いがあって、明日も飲みに行く予定です。

Hiira:そこからNemoが入って。

Nemo:当時はメンバーが12人くらいいたので、彼らの事務所の社長に「どうにかなりませんか」と声をかけてもらって。そこからスリムアップして、最終的に今の形になりました。音楽のジャンル感としても、3人が持っているものの中心を探して現在のような形になりました。


――となると、もともとやっていた音楽はもう少し雑多なものだったということでしょうか。

Nemo:雑多も雑多ですね。そもそも活動自体もとてもクリエイティブで。自分たちで作って売るなど、いろんなことをやっている中のひとつに音楽があったというイメージです。飲み会で出た面白そうなことをみんなでやっていたんだよね?

Hiira・Shota・Seiya:そうですね。


――お三方はOffoとして集まる前にも制作活動をされていたということですか?

Seiya:はい。僕は音楽をやっていました。Shotaとの出会いは大学卒業後に行った音楽学校だったのですが、その時は一緒に音楽をやっていなかったんですね。でも別々に下北沢で飲んでいた時に会って、「一緒にやろうか」という話になって。なので僕は最初、Offoのサポートとして入りました。

Shota:そうですね。Seiyaとは音楽学校で出会いましたが、それとは関係ない場所で会って、今こうして一緒に活動しているという。縁を感じます。

Hiira:僕は、しがないフォークシンガーをやっていました。その時、ぱっつん前髪のキノコ頭で。

Shota:座敷わらしみたいでした。

Hiira:本当に座敷で歌っていましたし、下駄を履いていました。突飛なことをやっていたんです。愛媛県から東京に出てきたので……。

Nemo:負けたくなかったんだよな。

Hiira:そう! なんとか歌と声以外で爪痕を残したくて、上京したその足で美容室に行って、キノコ頭にしてもらって。そこからどんどんいびつになっていたところをOffoに救われました。



Photo:筒浦奨太

――現在の編成を見ると、いわゆる一般的なバンドとは少し違いますよね。この形になったのは理由があるのでしょうか。

Shota:最初は人数がいたので、ドラムもベースもギターもピアノもいたんです。でも、削ぎ落とした結果、なぜか残ったのがこれだったという。

Seiya:辞めたいですって人もいたもんね。

Shota:ちゃんと音楽を志したメンバーが残った結果です。

Nemo:残ったのか、残されたのか(笑)。

Shota:(笑)。でも、結果的に制限があることによって、その中でできることが新しく見つかっていくという感覚もあります。そういう意味では、一般的な編成のバンドよりももしかすると自由度が高いのかもしれませんね。


――皆さんの持っているスキルや音楽性がフィットしている、というのもいい音楽を作れている要因のような気がしています。

Hiira:そうかもしれませんね。SeiyaとShotaは僕にないアカデミックなものを持っていますし、音楽性にも絶対的な信頼を寄せているので、安心して委ねられています。たとえば楽曲はShotaが基本的に作ってきてくれるのですが、しがないフォークシンガーだった僕には絶対に作れないクオリティのものが出来上がってくるんですよね。それを歌えてすごくラッキーだなと思っています。どこで鍛えたのかわからないのですが、Nemoも途中からめちゃくちゃDJが上手くなっていて。僕もテンションが上がって、気持ちよく歌えています。

Shota:Hiiraに関しては、最初入って来た時に「あぁ、コイツかぁ……」と思いました(笑)。全然仲良くもなかったですし、最初はボーカルが4~5人いたんですよ。その中からHiiraが残ったという形です。最初こそ微妙に思っていましたが、彼はOffoの曲が大好きなんですよね。それに素直なのがいい。みんながみんな我が強いとまとまらないので、結果Hiiraでよかったなと思っています。私生活でも、「Shotaのそれかっこいいじゃん」と僕の服や持ち物を真似してきて。そこもかわいいなと思います。

Hiira:何色にでも染まれます!

Shota:Seiyaは音楽学校の縁はありつつも、最初は違うキーボーディストを呼んだんです。なぜかと言うと、お酒を飲むと同じ話を何回も聞かされるから(笑)。でも、キーボーディストがいなくなったので「試しにちょっとやってみます?」と聞いたら加わってくれて。今ではツーカーでやれていますし、すごく真面目。責任感を持ってちゃんとやってくれる良いメンバーだと思います。Nemoは信頼していますね。いろんな意味で僕らを見てくれているので、心の支えです。

Seiya:Nemoは僕らをニュートラルに見てくれていて、時には斜め上の発想もくれる頼もしい存在ですよね。それと僕はHiiraの歌が好き。Shotaは「コイツかぁ」と言っていましたが(笑)、僕は逆に「いいじゃん」と思っていました。上手いとか下手とかじゃなくて、持ち味があるんですよね。ただ、歌い方やスキルがOffoの曲と馴染みがよくなかったんです。それがOffo tokyoになってからボイトレをめちゃくちゃ頑張って、Shotaがレコーディングのディレクションを厳しくやって、Offo tokyoの色になったと思っています。Shotaはただの知り合いだったのですが、好きな音楽が一緒でした。しかもすごくいい曲を書くんです。だからちょっと嫉妬心があって、実はあんまり関わらないようにしていた部分がありました。でも、今では尊敬しています。

Nemo:Offo tokyoはちゃんと役割があるのがいいよね。曲を作る時はShota、ライブに関してはSeiyaが頑張ってくれていて。HiiraはShotaが言った通り、ピュア。そしてメンヘラです。


――メンヘラ!?

Nemo:だって、マネージャーと喧嘩してレコーディング来ないんですよ!(笑)

Hiira:……そんなこと、ありましたっけ?(笑)

Nemo:でも、そこもいいなと思って。最近はみんな大人でいい子が増えているじゃないですか。そんな中で大人になりきれていない大人がいるなんて、逆に頼もしくて愛おしいです。


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プロジェクトにも表れる
“Offo tokyoの音楽”のポリシー

――(笑)。そんな皆さんは2025年2月にメジャーデビューを果たしました。いろんな面で変化を感じていそうです。

Shota:バイトをしなくてよくなった、くらいですかね。

Hiira:だな。

Seiya:曲を制作してライブをやってという動きはデビュー前から変わらないですね。

Nemo:ありがたいことに、曲に関しては自由にやらせてもらっているので、作り方が変わったということもありません。

Shota:“メジャー感”的なこともデビュー前から意識していましたし、僕自身が好きな音楽がメジャーなものばかりなんですよね。「自分も聴きたくなるような音楽を作りたい」という思いも、あまり変わっていないですね。


――そんな皆さんがデビュー後リリースした「Your Song」「哀とアイスブルー」「Mermaid -Never Ending Summer-」はBillboard JAPANの“Heatseekers Songs”にチャートインしました。

Nemo:まさか自分たちがチャートに入るとは思っていなかったので、1週間くらい気がつきませんでした。SNSでリプが飛んできて、最初は「またまたぁ~」と思っていたんです。見てみると名前があったので、ビックリしました。たくさん聴いていただいて、シェアしていただいた結果ですよね。ありがたいですし、「ウケる!」と思っていました。


――これだけ広がった要因はどこにあるとご自身たちで分析されますか?

Nemo:僕らとしては、「綺麗すぎない」ところがいいのかなと思っています。Offo tokyoは、できる限りマスキングをしていないんです。というのも、整えていく作業の中で失われる濃度があると思っていて、僕らはその濃度をコントロールするための絶妙なバランスを探るべく、常にトライ&エラーをしています。とはいえ、誰もわからない難しいことをやるのではなく、「食べたことがあるようでないカレーを作る」みたいな感覚ですね。僕らの音楽を聴いて「懐かしいような、でも新しいような」という感覚が少しだけでも残ってくれたらいいなと思って作っています。そのためにも多少の苦みや失敗はあえて音源に入れています。

Shota:そうですね。曲を作るにしても、歌詞を書くにしても、「綺麗すぎるから崩してみよう」という作業を何度も繰り返していて。リアルな温度感になるように探り探りやっています。

Nemo:歌もそうだよね。「世界は今宵を待っている」は失敗しちゃった歌も入っているもんね。

Hiira:僕は歌っていると気持ちよくなっちゃうので、それを抑えつつやっていて。とはいえフックになる部分がほしいよねということで、ミステイクをあえて入れてみるというようなことをやっています。

Shota:Hiiraの声は綺麗めなので、逆に歌詞である程度変なことや汚いことを言っても上手くまとまるんです。

Seiya:たしかに、ツルッと聴くと違和感ないもんね。


――となると、Offo tokyoの音楽の魅力は「綺麗すぎない」部分になる、と。

Seiya:綺麗すぎると、1回聴くと満足されちゃうんですよね。僕らは綺麗すぎないから中毒性が出ているのかもしれません。

Shota:それと、曲を作る度「前回の曲を超えたい」と思って作っていて。そのせいなのかわからないですが、作風が微妙に変わっていくんです。五角形のグラフがあったとして、ロック、ジャズ、ラテン、ポップスなど偏りはあるかもしれないですが、“Offo tokyoの音楽”としてやることで一貫性を持ちながら驚きを絶やさずに届けられているのかなと感じています。



Photo:筒浦奨太

――“Offo tokyoの音楽”にするために、どんなことを混ぜ込むのでしょうか。

Shota:そもそもJ-POPというジャンル自体がゴタゴタしていますからね。その中で、僕らはなんとなくシティポップバンドのような言われ方をされていますが、自分たちではあまり自覚がなくて。好きなことを混ぜ込みつつ、セオリーも意識して作った結果“Offo tokyoの音楽”が生まれているのかもしれないです。

Nemo:トルコライスってトルコ料理じゃないですよね。それって日本人独特の文化なのかなと思っていて、J-POPにかなり近いのかなと。いろんな音楽のジャンルが日本という国でうねって進化して、J-POPが生まれたという。僕たちがやっている音楽もそれに近いので、Offo tokyoの音楽のジャンルは“J-POP”なんだと思います。その中で、東京から生まれる独特な形の音楽を確立したいと思っていて。バンド名に「tokyo」という単語を入れたのも、「東京から生まれた独特な形の音楽を世界に届ける」という意味を込めたからなんです。


――“Offo tokyoの音楽”を発信し続けている皆さんは、現在“イカサマ”プロジェクトを行なわれています。いい曲がたくさん生まれて1曲に絞れないという理由からスタートされたそうですが、“イカサマ”というプロジェクト名の由来を教えてください。

Nemo:みんなで曲を作ろうとなった時に、サブスクを見ながらワガハイが「こういう曲を作ってニャー!」と色々曲をリストアップしていたんですね。新旧問わずリファレンスを聴きながら曲を作っていたら、「まんま!」みたいなものが生まれてきて。たしかHiiraが「このままじゃ俺ら、イカサマバンドになっちゃうよ」と。「それだ!」となって“イカサマ”プロジェクトになりました。なので、1曲だけ切り出しても面白くないんです。THE BLUE HEARTSみたいな曲、東京スカパラダイスオーケストラみたいな曲、もろシティポップみたいな曲……といろいろあって、それが束になった時にOffo tokyoになるという。


――なるほど!

Nemo:たとえばTHE BLUE HEARTSみたいな曲だけを推すと、単に「やべぇヤツら」になってしまって僕らの意図していることとは遠くなってしまう。なので、プロジェクトにして「この順番で聴くと楽しめますよ」とコース料理のように出すことにしました。そもそもポップアートって、模写やサンプリング、オマージュなどから始まるじゃないですか。でもオリジナルにたどり着けていないところがもどかしくも美しく、儚いけど新しいというか。そこに面白さを見出して「“イカサマ”上等だ!」という気持ちでプロジェクトをスタートしました。


――そう聞くと、第4弾、第5弾もめちゃくちゃ楽しみになりますね。ちなみに、「308」はOffo tokyoのパブリックイメージに合うような曲なのかなと思っていました。

Nemo:あれは『EIGHT-JAM』で「丸サ進行(※椎名林檎「丸ノ内サディスティック」にみられるコード進行)は売れる」と言っていたので、「俺らも丸サ進行で曲を作ろうぜ!」と言って生まれた曲ですね。

Shota:その通りです。もともとあった曲があるのですが、その時はまったく違うコード進行でした。

Nemo:そう。テレビで言っていたから、丸サ進行に置き換えてみようと言ったらShotaがやってくれて。

Seiya:ノリノリで置き換えていました。

Shota:もともとはイパネマ進行(※アントニオ・カルロス・ジョビン「イパネマの娘」にみられるコード進行)だったんです。でも、これだとたぶん売れないな、と(笑)。



308 / Offo tokyo


――そんな経緯があったとは(笑)。“イカサマ”プロジェクトの前提を聞くと、「shiro」も有名なクリスマスソングが脳裏をよぎりますね。

Nemo:これも売れているクリスマスソングを上から順に聴いていって作りました。でも最初、タイトルが違ったんですよ。なんだったっけ?

Shota:「白いマフラー」。

Hiira:あぶねー!

Seiya:紙一重だったな~。

Shota:たしかindigo la Endさんの曲で、「白いマフラー」って曲があるんですよ。

Hiira:そうそう。でも、僕らがそのタイトルにするとなぜか一気にダサくなるという。

Shota:でもこの2曲は狙い通りでした。「308」は「売れる」と言われたものをやってみたら、ちゃんと評判が良くて。「こういうのが聴きたかった」という反応が多かったですね。やっぱりみんな丸サ進行が好きなんだなって。



shiro / Offo tokyo


――第3弾は1月7日リリースの「イカサマ」。プロジェクト名と同じタイトルですね。

Nemo:この曲を最初に作っていて、プロジェクトの軸になっているんです。連続でリリースすることになったので、レコード会社のスタッフさんと話してプロジェクト名を最初に作った「イカサマ」にしようということになりました。アー写も、年内は AIに顔を変えてもらった写真にしれっと変更していて。ChatGPTに「もっと鼻を高くして」とか、「もう少し外国人っぽくして」とか言いながら作りました。その後リリース予定の残りの2曲もめっちゃイカサマなので、楽しみにしていてください。

Shota:ジャンル感としても第3弾までの曲と被っていないですよね。

Nemo:そうだね。あれ、第5弾ってなんだっけ?

Hiira:イカサマバラードのやつですね。

Shota:誰が聴いても涙がちょちょぎれるような、イカサマバラードです。

一同:あはは!(笑)


――気になります……!

Nemo:誤解がないように言っておきたいのですが、何かを茶化しているわけではなく、僕らは心からこのプロジェクトを楽しんでやっていて。

Shota:そうですね。中途半端にやってもよくないので、研究してアカデミックにやっています。



Photo:筒浦奨太

――残り2曲も楽しみにしておきますね。そして、2025年8月には、インドネシア・ジャカルタで自身初の海外公演【Off to Jakarta】を開催されました。手応えはいかがでしたか?

Shota:正直に言うと、日本より盛り上がりました。なので、ちょっと勘違いして帰国しましたね。日本だと300人集めるのが大変なのですが、インドネシアではあまり宣伝をしていなかったのに400人集まってくれていて。インドネシアは日本の音楽が好きな人が多いみたいで、聴いてくれていたようです。

Seiya:またライブしに行きたいですね。20~30代の人の数を考えると日本よりインドネシアのほうが多くて。Spotifyのランキングでも、他の国よりもインドネシアで聴かれている率が高いんです。

Shota:あとびっくりしたのが、サックスもギターも音がめちゃくちゃいい。最初は音圧かなと思ったのですが、音圧が関係ないサックスも違っていて。湿度なのかもしれないですね。それか、浮かれていただけ?

Hiira:7:3で浮かれだな!

Seiya:日本に帰ってきてリハに入ったら、「あれ?」って。あの音は鳴らなくなってたもんね。

Shota:うん。すごくびっくりしました。

Seiya:キーボードは電圧で音が悪くなることはあるのですが、変圧器を使っていたので特に僕は変わらなかったです。

Nemo:となると声はどうなの?

Hiira:声は……わかんないですね。でも、すごかったです。「Hiiraさーん!」という声が大きくて、いつもよりもモテていたので、悪くないなって思っていました(笑)。真面目なところで言うと、可能性を感じましたね。日本語のまま歌っても、それを目の前の人たちが大合唱してくれるんです。今でもサクラだったのかなと思うくらい、嘘みたいな景色が広がっていました。音楽は言語の壁を越えるんだなと、改めて感じました。


――現在は国内ツアー【Offo tokyo Live Tour 2025-2026】の真っ最中ですが、こちらはいかがですか。

Shota:非常に「氣」がいいツアーですね。

Hiira:これ、ずっと言ってるんですよ。

Shota:移動の車内から氣がよくて。

Hiira:僕ら、ワンマンライブやツアーを気合い入れてやればやるほど、雨が降るんです。なので「雨バンド」と言われてしまう悲しい状況で。

Seiya:それが、今回は全部晴天。

Hiira:それを「今回は違うね。気持ちがいいね」と話したら、車内でずっと「氣がいい」と言っていて。うるさいな~と思っていました(笑)。

Seiya:氣がいいツアーなので、ライブに来てくれた方にもご利益がありそうです。

Hiira:神社も行ったし。

Seiya:そうなんです。僕は朝活でよく神社へ行くんですが、この子たちはついてきてくれないので(笑)、僕が先陣切って氣をよくしています。

Hiira:もういいよ、どんどんスピってこう!


――(笑)。年明けも続きますから、新年にピッタリのライブになりそうですね。見どころなどありますか?

Shota:全部! そして、氣をビンビンに感じられると思います!

Seiya:ちょっと真面目な話になっちゃいますけど、メジャーデビューからの集大成みたいなライブになっています。1年間やってきた楽曲や、向き合い方が集約されているのかなと思います。

Hiira:それと初めてOffo tokyoのライブに来る方でも絶対に楽しめます。Nemoがいますから。

Seiya:Nemoについていけば、絶対に楽しめます。


――楽しみにしています! では最後に、2026年の目標を教えてください。

Nemo:アルバムを出したいです。僕たちはコロナ禍から始まって、断片的な活動が多かったんですね。それがこうやってメジャーデビューをして、取材をしてもらったり、ラジオに出させてもらったり、ツアーを回ったりすることができました。次は「Offo tokyoってこういうもの」というのを形にしたものを出したいです。1枚目のアルバムは一生に一回しか出せないので、大きなインパクトを音楽ラバーの皆さんに与えて、小さくてもいいので「山がまたひとつ生まれたんだな」と思ってもらえる作品にしたいですね。



Photo:筒浦奨太

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