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<年末特集>ライブの達人に聞く、Best of 2025

バナー

 

 東京、大阪、横浜の3都市に位置するビルボードライブでは、2025年も国内外における最高峰のアーティストによる公演が開催され、観る者の心を揺さぶる感動を数多く届けてきた。2020年に開業したビルボードライブ横浜は5周年を迎え、8月に開催された【SUMMER SONIC 2025】では『Billboard Live & JUJU's BEACH PARTY』と銘打ち、初日のBEACH STAGEをジャック。そんな2025年の締めくくりとして、数々のライブに足を運んできた“ライブの達人”に印象深いパフォーマンスや、今年聴いた曲、さらには2026年への期待までを語ってもらった。ビルボードライブで行われたライブの記録、そして音楽愛にあふれたコメントとともに、ぜひ自身のライブ体験も振り返ってほしい。

“ライブの達人”が選ぶ2025年ベストライブ
石若 駿(打楽器奏者、作曲家、音楽家)

ビルボードライブでの印象深い思い出はありますか?
ビルボードライブではここ数年、私のプロジェクトAnswer to Rememberでの出演でお世話になっています。初めてアンリメの大所帯で出演できたときはとても嬉しかったのを覚えています。ホスピタリティに大感謝で本当に演者皆によくしてくれました。そもそも自分が最初に出演したのを思い出すと、2014年の【きっずじゃず】というイベントだろうか。大貫妙子さん、Maya Hatchさん、TOKUさん、ケイコ・リーさん、そしてしまじろうという素晴らしいシンガーの皆さんと一緒でした。以来様々な音楽で出演させていただいています。音楽人生ここにありです。いつもありがとうございます!

祝 2025!続・あなたの街まで幸せ届けにワッツアップ! Answer to Remember

2/18@ビルボードライブ東京 

小熊俊哉(Rolling Stone Japan)

2025年のビルボードライブで印象に残っているステージはありますか?
ジョナ・ヤノは1月のビルボードライブ東京、10月の朝霧JAM、12月にサヤ・グレーのゲストで計3回も観ましたが、1月のバンド編成はとりわけ素晴らしかった。ファイストのカバーも沁みました。トッド・ラングレンは70代後半と思えぬロックスターぶりに驚愕。来年3月のツアーも楽しみです。他にもヴァン・ダイク・パークスやテディー・ライリーなど奇跡の一夜に立ち会ったはずなのに、真っ先に思い出されるのは「お酒を飲むと楽しいね」を歌うトリプルファイヤー吉田靖直さんの姿。終演後にお会いしたスカート澤部渡さんとのツーショット写真を、妻の妹がスマホの待ち受けにしています。素敵な出会いを叶えてくれるビルボードライブ、これからもずっと大好きです。

Todd Rundgren

3/3@ビルボードライブ東京 

Photo:cherry chill will.

植野広生(win-do.us(ウインドアス)代表)

2025年のビルボードライブで印象に残っているステージはありますか?
ゴーゴー・ペンギン。唯一無二の“踊れるジャズ”がキャッチフレーズの新世代ピアノトリオではあるが、洗練されたセンス、確かなテクニック、静かな迫力、優れた構成力で“聴き惚れるジャズ”、“引き込まれるジャズ”でもあることを改めて感じさせてくれた。また聴きたい!そのほかは、タキシード。メロディアスでありディスコティックであり、ポップでありクラシカル。秀逸なエンターテイナーであることを存分に楽しめるステージだった。

クリス・イリングワース(アーティスト/ゴーゴー・ペンギン)

ビルボードライブでの印象深い思い出はありますか?
日本で過ごす時間は、僕たちにとっていつも特別な時間です。来日するたびに本当に素晴らしい経験ができますし、遠く離れた場所にこんなに温かいファンの皆さんがいてくれることは、僕たちにとって何よりの喜びです。今年の東京・横浜でのビルボードライブ公演も本当に幸せな時間でした。会場へお花やメッセージを送ってくださったゴーゴー・ペンギンのアンオフィシャル・ファンクラブの皆さんにも、心から感謝しています。とても思い出深いツアーになりましたし、またすぐに戻ってきたい気持ちでいっぱいです!
今年一番心に残ったライブはなんですか?
ひとつに絞るのが難しいので、二つ挙げさせてください。今年は運よく、僕たちの地元マンチェスターでマッシヴ・アタックとナイン・インチ・ネイルズのライブを観ることができました。どちらも若い頃から大好きで聴き続けてきたバンドなので、久しぶりに生で観られたことが、本当に胸が熱くなるような体験でした。長いキャリアの中でも、今なおクリエイティブで刺激的な音楽を届け続けている姿には、本当に勇気づけられます。照明演出も素晴らしくて、音楽とビジュアルのコラボレーションを見るのはいつだってワクワクします。
今年のお気に入りのアルバムはなんですか?
今年一番気に入っているリリースは、フレディ・ギブス & ジ・アルケミストの『Alfredo 2』です。でも、今年一番よく聴いていたのは、アレックス・Gの『Rocket』ですね。
2026年の展望やプランを教えてください。
2026年は、僕たちにとってかなり盛りだくさんの一年になりそうです。年明けから春にかけて、主にEUとUKでツアーが予定されていて、夏以降もいろいろと動きがあります。もしかしたら新曲もお届けできるかもしれないので、ぜひ楽しみにしていてください。そして、まだ調整中ではありますが、また日本に戻ってこられる可能性もありますからね。皆さんに再びお会いできたら、とても嬉しいです。

GoGo Penguin

3/3@ビルボードライブ横浜 

Photo:Ryo Mitamura

佐野郷子(bbl MAGAZINE編集部/Do The Monkey)

2025年のビルボードライブで印象に残っているステージはありますか?
ヴァン・ダイク・パークス。御年82歳の最後の来日公演とアナウンスされたビルボードライブ。ビーチ・ボーイズやはっぴいえんどとの関わりでも名を馳せたアメリカン・ミュージックの異才のステージは、自身の豊かな音楽人生と思考を通訳を伴いながら真摯に伝える素晴らしい内容に感涙。かつてその奥深さに眩惑した名盤『ソング・サイクル』にサインを貰い、「大統領が替わったらまた来るよ」というメッセージも頂戴し、音楽を探究する喜びを噛みしめることができた貴重な夜だった。
今年一番心に残ったライブはなんですか?
佐野元春@横浜BUNTAI。デビュー45周年を迎え、結成20年のザ・コヨーテバンドと共にアニバーサリー・ツアーを全国で開催した佐野元春を縁の深い横浜BUNTAIで観ることができた。今年は元春クラシックの再定義した『HAYABUSA JET l』『HAYABUSA JET ll』と2枚の新作をリリース。ツアー・ファイナルの横浜BUNTAIはインターミッションを含む3時間超のステージ。新旧の曲をたっぷり堪能し、アンコールの「シュガータイム」と「アンジェリーナ・メドレー」に観客一同が興奮! 45周年にして見えた瑞々しく、美しい光景は忘れられない。

Van Dyke Parks

3/26@ビルボードライブ東京 

Photo:Ray Otabe

西井 愛(interfm コンテンツビジネスユニット コンテンツプロデュースチーム マネージャー)

2025年のビルボードライブで印象に残っているステージはありますか?
荒谷翔大さんと鈴木真海子さんによる2マンツアー【Focus】の追加企画として行われた荒谷さん初のビルボードライブ東京公演は、会場中が幸せな空気に包まれた時間でした。荒谷さんの真っ直ぐで優しい歌声は、言葉がすっと体に入り、歌詞が自然と心に響いてくる。窓の外に広がる東京の景色と音楽が重なり合い、荒谷さんの持つ色気がいつも以上に際立って感じられたのも印象的でした。そしてスペシャルゲストとして登場した鈴木真海子さんとのデュエットは、息の合ったグルーヴと自然な掛け合いはまさに最高で、二人の表現が溶け合った、忘れられないライブとなりました。

荒谷翔大 Special Guest 鈴木真海子

4/29@ビルボードライブ東京 

Photo:SHUN ITABA

Shakatak(アーティスト)

ビルボードライブでの印象深い思い出はありますか?
いつも温かく迎えてくれる“第二のホーム”のような場所です。(ビル・シャープ)
今年日本で演奏できたことは、私たちのツアー日程の中でも特に大きなハイライトでした。(ジル・セイワード)
家族や友人のために演奏しているように感じます。(ロジャー・オデル)
日本のビルボードライブで演奏するのは、いつも本当に特別です。素晴らしい会場で、音響や照明も最高ですが、何よりスタッフの皆さんがいつも親切で気遣いが細やかで、長年の積み重ねでまるで家族のような存在になっています。(ジョージ・アンダーソン Jr.)
今年一番心に残ったライブはなんですか?
今年のベスト・ライブは ルイス・コールの Roundhouse公演。(ビル)
ジャロッド・ローソンのライブは本当に心を奪われました。(ジル)
ビル・ローレンス・トリオ(Ronnie Scott’s)とクリスティーン・トービン&フィル・ロブソン(Embassy Gardens)が特に印象的でした。(ロジャー)
今年のベスト・ライブは、マンチェスターで観たスティーヴィー・ワンダーです。あの名曲の数々を、伝説のスティーヴィー自身が約3時間も素晴らしい歌声と素晴らしいバンドとともに披露してくれて、本当に感動的な体験でした。(ジョージ)
今年のお気に入りのアルバムはなんですか?
ベストアルバムはルイス・コールの『nothing』。(ビル)
ジャロッド・ローソンのアルバム『BE THE CHANGE』は、今年私が最も聴いた作品でした。ルイス・コールの『nothing』も素晴らしかったです。(ジル)
今年公開された映画をきっかけに、ルーサー・ヴァンドロスの『Live at Radio City Music Hall 2003』をまた聴くようになりました。(ロジャー)
僕は大のデヴィッド・ボウイファンなのですが、最近よく聴いているのは『The Next Day』です。これは彼が自身の病状を知りながら録音した、最期のアルバムのひとつ。そうした状況にもかかわらず、ボウイの不屈のスピリットが詰まった素晴らしい作品で、楽曲も本当に素晴らしいです。(ジョージ)
2026年の展望やプランを教えてください。
UKでのライブと新アルバム制作の一年になりそうです。(ビル)
新しいアルバム制作が始まり、とても忙しい一年になりそうです。(ジル)
次のShakatakのレコーディングに向けた新曲作りを進める予定です。(ロジャー)
Shakatakにとって忙しい一年になりそうですが、ツアーの合間には、自身のソロプロジェクトでヨーロッパの素晴らしいミュージシャンたちとレコーディングやギグをして、音楽的な刺激をキープしたいと思っています。皆さんにまたお会いできるのを楽しみにしています。(ジョージ)

Shakatak

5/3@ビルボードライブ東京 

Photo:岩田 慶

黒田隆憲(ライター)※音楽〜カルチャー系メディアを中心に、ジャンル問わず幅広く執筆中

2025年のビルボードライブで印象に残っているステージはありますか?
【スタジオ地図 Music Journey at Billboard Live 高木正勝 “うたの時間”】。ゲストボーカルにアン・サリー、Hana Hope、寺尾紗穂の3人を迎え、馴染みのバンドメンバーとともに〈スタジオ地図〉作品のサントラから選りすぐりの曲を演奏するスペシャルライブ。三人三様の声が紡ぐストーリーに、ピアノを基軸とした繊細かつオーガニックなアンサンブルが寄り添いながら、会場を包み込んでいく。祈りのように静謐で、春先の陽だまりのように親密な、心の染み入る祝祭のひとときだった。
今年一番心に残ったライブはなんですか?
マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン OVO Arena Wembley(ロンドン)。ホームタウンであるダブリンのThe 3Arenaを皮切りに、マンチェスター、ロンドン、そしてグラスゴーにて行われたツアー全公演を撮影。およそ7年ぶりのライブは会場規模を一回り大きくし、サウンドプロダクションはもちろん、照明や映像もヴァージョンアップしたイマーシヴな内容だった。どれも甲乙つけ難いが、メンバーのテンション、オーディエンスの熱気、演出の完成度などを含めてトータルで最も印象深かったのはロンドン公演。2026年2月に行われる来日ツアーも楽しみだ。

スタジオ地図 Music Journey at Billboard Live 高木正勝 “うたの時間”

5/31@ビルボードライブ横浜 

Yukitaka Amemiya(カメラマン)

今年一番心に残ったライブはなんですか?
エリカ・バドゥです。まさか自分が彼女のツアーに帯同することになるとは思ってもいませんでした。威圧感がないのに圧倒的な無敵感。愛とユーモアにあふれた人柄に触れて、長年彼女の音楽を聴いてきた自分の中で、いろいろなことが腑に落ちた気がしました。世の中も音楽も、まだまだ悪くない。そう思わせてくれる、とてもいいライブでした。

cherry chill will.(カメラマン)

今までのビルボードライブで印象に残っているステージはありますか?
2014年5月にビルボードライブ東京で撮影させていただいたジミー・クリフ。圧倒的な存在感、名曲の数々を極上の美声とパフォーマンスで魅せてくれた。生の「Many Rivers to Cross」には涙しながら撮影。1stステージの写真を見て「2ndステージも撮ってくれよ!」と言われたのもいい思い出。Rest In Music…
今年一番心に残ったライブはなんですか?
久々のエリカ・バドゥ。ジ・アルケミストとのジョイントで新たな化学反応が素晴らしかった。衣装も相変わらず素敵。日本のアーティストではIO、唾奇それぞれの武道館公演が印象的だった。

Tomoko Moore(Billboard JAPAN Global Business Development Director)

今年一番心に残ったライブはなんですか?
10月の【Erykah Badu~Mama's Gun 25th anniversary tour~】@The Royal Albert Hall, London。今年の6月にもビルボードライブ東京で彼女のショーをキャッチしたのですが、ロンドンでの公演は純粋にノックアウトされました。ステージ上の演出がパフォーマンスだけではなく空間さえも何か操っているような印象を受け圧巻でした。また特にディアンジェロが亡くなった直後であったこともあり、彼の話をした時一瞬アーティストではなく、一人の友人としてのエリカの姿を見た気がしました。
あとは、トモキ・サンダース@Ronnie Scott's。ヘッドライナーとしてのロンドン公演は初めてということでしたがショーのChoreographcがとてもスリック!! 本人がドラムでリズムをとりながら徐々にほかのメンバーが登壇、最後に自身のサックスで演奏という流れの作り方、トークもイギリス人に合わせたシニカルさを込めたジョークなど飛ばしつつ、父親のファラオ(・サンダース)の楽曲を自分なりのアレンジをしたりと新旧交えた内容の深いショーでした。
今年のお気に入りのアルバムはなんですか?
Even Briarの『Lieutenant Beckwith's Widow』。全くの新人でレーベル契約など本格的なセットアップができていないアーティストですが、このアルバムは私にとって“中毒的”なインパクトがありました。背景には第一次戦争中のイギリス軍の未亡人の心境をテーマにしたアルバムで切ない気持ちを表現した歌詞、特に「You left me with England」は今年私がSpotifyで聴いたNo.1の曲でした。
2026年の展望やプランを教えてください。
在ロンドンということで縁があってSXSW Londonの初回からMusic Juryとして参加させていただいています。2026年も継続することになり新しいアーティストの発掘が出来るのが楽しみです。また昨今の日本ブームで日本人アーティストの活躍がさらに飛躍出来るように現地で何かきっかけを作ることができればと思っています。

Erykah Badu presents 'Abi & Alan' Featuring The Alchemist

6/28@ビルボードライブ東京 

Photo:cherry chill will.
▶『Behind the Scenes 2025』を見る

はろー(音楽キュレーター/選曲家)

2025年のビルボードライブで印象に残っているステージはありますか?
KIRINJI。「一年に何度もライブに参加する」をかれこれ10年以上、もはや人生の習慣になっているKIRINJI。やはりビルボードライブ公演は格別。この日はフジロック帰りでエネルギーに満ちあふれた演奏、「Drifter」をはじめ過去曲も新曲も織り交ぜながら、セットリストを“現在の音”でいつまでも更新していく。「After the Party」の酔いの回ったグルーヴは驚くほどに会場とマッチし、手練れによる追求されたきめ細かさを感じた夜。
今年一番心に残ったライブはなんですか?
nai sê。どこまでも素晴らしいユニットが誕生していました。名はnai sê。伊神柚子(Vo)、杉本亮(Pf)による「自分の声を見つめ直す」をコンセプトとしたデュオ。内声でいて、内省。アルゼンチンジャズを取り入れるなど、普段のライブシーンで馴染みがあまりない方もいるかもしれませんが、音楽に明るいかどうかなんて置いておいて「あの人に聴いてもらいたいな~」と好きな人たちの顔が次々と浮かんできた三軒茶屋。耳にすればたちまちあらゆる感情が生まれて、どの心の動きを迎えに行こうかなと嬉しく悩める。人肌感じる音楽と出会えてよかった。

KIRINJI Billboard Live Tour 2025

7/17@ビルボードライブ大阪 

Photo:Kenju Uyama

柳樂光隆(音楽ライター/エデュケーター)

2025年のビルボードライブで印象に残っているステージはありますか?
セオ・クロッカー(8/5@ビルボードライブ東京)。彼のライブは何度も観ていますが、見るたびにアップデートされていて、今回は過去観た中で最も素晴らしかったと思います。ジャズの即興性を存分に楽しめるのにエレクトリックで折衷的。ライブを観るべきアーティストだと思います。
今年一番心に残ったライブはなんですか?
カッサヴ(7/6@Jazz à Vienne)。フランスのジャズ・フェスでフレンチカリビアンの伝説的なグループのライブを観ました。近隣のカリブ系の老若男女が大勢集まって盛り上がりまくり。おじいさん、おばあさんたちもみんな満面の笑顔で踊っていて、こんな幸福な光景はなかなか観られないなと感動しました。

Theo Croker

8/5@ビルボードライブ東京 

Photo:cherry chill will.

西寺郷太(アーティスト/NONA REEVES)

2025年のビルボードライブで印象に残っているステージはありますか?
夏のジャム&ルイス公演と、秋のテディー・ライリー公演が忘れられません。ジャム&ルイスのライブに関しては、昨年夏の奇跡の初公演があまりにも素晴らしくて、大阪でも観たほど。こんなに頻繁に彼らと「会え」るなんて。まさにビルボードライブの醍醐味ですね。テディーの夜は、彼がマイケルと創り出した音楽世界を含む、GUYやBlackstreet期の名曲達を全身に浴びることが出来て最高。ちなみにたまたま同じ回で、大学時代からの先輩であるゴスペラーズ村上てつやさんにお会いすることが出来て、ライブの後、一緒に飲みに行けたのもセットで楽しい思い出でした。

Jimmy Jam & Terry Lewis

8/18@ビルボードライブ東京 

Photo:Yukitaka Amemiya

植田匠人(Billboard JAPAN)

2025年のビルボードライブで印象に残っているライブはありますか?
メンバーそれぞれが日本屈指のプレイヤーでありプロデューサー、Ovallのビルボードライブでは13年ぶりとなる単独公演。年間300日近く営業している会場で、近年ますます出演者のバリエーションは広がっていますが、彼らの類まれなる技術とセンスの相乗効果、そしてビルボードライブならではの魅せ方としてとことん“生演奏”にこだわったセットにも、あらためて至近距離で味わうクラブ公演の醍醐味を感じました。
今年一番心に残ったライブはなんですか?
ブラック・ミディのフロントマン、ジョーディ・グリープが昨年リリースしたソロデビューアルバムを引っ提げ、LIQUIDROOMで行ったジャパンツアー初日。ジャズ、ラテン、プログレ等さまざまな音楽を咀嚼した濃密な世界観、そして凄まじい演奏力。バンドメンバーには梅井美咲、松丸契、akio jeimusといった日本国内ミュージシャンも参加し、一夜限りの特別なステージとして今でも印象に残っています。

Ovall “Silent Storm” Billboard Live Tour Powered by JBL

9/2@ビルボードライブ東京 

松尾 潔(音楽プロデューサー/作家)

2025年のビルボードライブで印象に残っているステージはありますか?
テディ・ライリー。1989年の初来日公演以来、何度か観てきましたが、今回ほど彼と同じ時代を生きていることを痛感したライブは、なかった気がします。
今年一番心に残ったライブはなんですか?
ジミー・ジャム&テリー・ルイス。昨年の初公演は、長年の夢が叶い、本物の名画を観たような感激がありました。「夢のつづき」とも言える今年の再来日公演では、前回は興奮のあまり見落としていた名画の繊細な表現も、じっくり愉しむことができました。

渡辺志保(音楽ライター、ジャーナリスト)

2025年のビルボードライブで印象に残っているステージはありますか?
なんと言っても、生きる伝説であるテディー・ライリーのステージ。これでもか!というほどにベタベタなニュージャックスウィング節丸出し&ズルムケの貴重なパフォーマンスでした。歴史を目撃したような気持ちになりました。
今年一番心に残ったライブはなんですか?
タイラー・ザ・クリエイターの来日単独公演。日本では初となるアリーナ規模での開催でしたが、彼と客席の間にはインティメイトな空気が充満しており、すごく生々しいライブでした。

Teddy Riley Presents New Jack Swing “The Experience” featuring GUY 2.0, Sounds of Michael Jackson and More.

10/30@ビルボードライブ東京 

 Photo:cherry chill will.

▶『Behind the Scenes 2025』を見る
木村雅人(アーティスト/SHE'S)

2025年のビルボードライブで印象に残っているライブはありますか?
今年はビルボードライブで、ネイト・スミス feat. キーファー&カートゥーンズ、ドゥルヴ、そしてブリッチャー・ヘマー・ガッドを観ました。どれも本当に良かったんですが、いちばん心を掴まれたのはブリッチャー・ヘマー・ガッド。スティーヴ・ガッドのドラムがもう圧巻で、ブラシの繊細さからグルーヴの深さまで、全部が生きてる感じ。初めて生で聴いて鳥肌が止まらなかったです。あの距離で生音も体感できるのは、ビルボードライブならではの贅沢ですね。忘れられない夜になりました。

沼澤尚(ドラマー)

2025年のビルボードライブで印象に残っているステージはありますか?
ブリッチャー・ヘマー・ガッド。チャンスがあったら全ての公演を観に行かないといけない=スティーヴ・ガッドを70年代から約半世紀目の当たりにし続けてきて、80歳になった今その音楽性/クリエイティビティ/ドラムサウンド/四肢のコントロールなど全てが完全に我々とは別次元であることはもちろん、何よりも驚異的なのが人類としては年齢と共に衰えるはずの「身体能力」が間違いなく常にアップデートされているという事実。これは本当に理解不能…必ず毎回「今」が一番スゴいスティーヴ・ガッド=“GOD”をまた目撃してしまった……。
今年一番心に残ったライブはなんですか?
コットンクラブで行なわれた【ジョン・スコフィールド ソロ】【ブライアン・ブレイド& ザ・フェロウシップ・バンド】。この2人のスーパーヒューマン/超人/スーパーヒーローの降臨には本当に心から感動させられた。遥か彼方の次元の技術と音楽性と人間性によって楽器を奏でる…そこで初めて産み出すことが出来る、まるで世界的な美術館に展示されている芸術品を目の前で見ているような感覚。その場の空気や時空までもをコントロールしているかのように、我々を「旅」に連れていってくれる世界最高峰の音楽芸術家。そしてその容姿や言動ややることなすこと全てが「カッコいい」というところにまた無条件に憧れてしまう。

Blicher Hemmer Gadd Japan Tour 2025 ~ スティーヴ・ガッドBHGプロジェクト

11/5@ビルボードライブ東京 

 Photo:Masanori Naruse

武部聡志(作・編曲家、音楽プロデューサー)

2025年のビルボードライブで印象に残っているライブはありますか?
現在僕は、ビルボードとタッグを組んで「Piano Duo Session」、「billboard classics」で僕のプロデュースするシリーズ2つのプログラムをご一緒させていただいております。今年「Piano Duo Session」では、4月に一青窈、11月にSURFACEといずれも僕がプロデュースを手掛けたアーティストと共にビルボードライブ東京のステージに立ちました。いつもアンコールでカーテンが開き夜景を見ながらピアノを演奏する時、「戻ってきた」と思えるホームグラウンドになってきました。また、シリーズ初となる東京以外での公演として、4月に柴田淳と共にビルボードライブ大阪と横浜のステージにも立ちました。そして「billboard classics」では3月に川崎鷹也、12月にKREVAと共にフルオーケストラでのコンサートを開催しました。こちらも編曲、指揮を担う若きマエストロ、岩城直也と共に毎公演楽しみにしております。どの公演も温かいお客様の声援を受けて大成功に終えることができました。来年もいくつかのプログラムを準備中ですので、是非お楽しみに!!
▶【billboard classics「川崎鷹也 Premium Orchestra Concert」~produced by 武部聡志】レポートはこちら
▶【billboard classics「KREVA Premium Orchestra Concert」~produced by武部聡志】レポートはこちら
今年一番心に残ったライブはなんですか?
6月に観に行かせていただいた、【billboard classics 玉置浩二 LEGENDARY SYMPHONIC CONCERT 2025 ""ODE TO JOY""】。日本武道館に響き渡る彼の唄声とオーケストラとの融合が素晴らしく、一緒に観に行ったアーティストたちとも感動することしきりでした。いつか僕も自分のプロデュースするシリーズで、日本全国のオーケストラと共演できる日が来ると嬉しいです。

Billboard Live presents Piano Duo Session #9 SURFACE×武部聡志 ~SAIKAI III~

11/21@ビルボードライブ東京

Photo:Masanori Naruse

Isabella Araujo(Billboard Colombia Marketing and Brand Director)

今年一番心に残ったライブはなんですか?
J. バルヴィンが26人のゲストを迎えた公演です。ゲストが自分の曲を5分ずつ歌って合計7時間にも及ぶライブは素晴らしかったです。
今年のお気に入りのアルバムはなんですか?
Ozuna and Beeleの『Stendahl』、リリースされたばかりのアルバムですが、Billboard Colombiaの表紙にも登場いただいたくらい素晴らしいアルバムです。
2026年の展望やプランを教えてください。
2026年は、サルサ音楽にフォーカスしたコンベンションを開催します。あらゆるショーケースや様々な音楽ジャンルのアクティビティを1週間にわたって開催予定です!

雨穴(覆面ホラーミステリー作家)

今年一番心に残ったライブはなんですか?
今年はライブには行っていませんね……。ただ、コロナ禍もあって去年から今年にかけて(世の中が)『ライブ』のような『生』のものを(より一層)求めているように感じています。普段、私は部屋で寝ながら、スマホを通じてライブを見るのが好きなタイプなのですが、(見ていると)段々「その場に自分もいたい、見たい」という熱気が沸いてきます。どんな形になるのか、まだ分かりませんが、いつかライブ感覚を味わえるような企画もやってみたいです。
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岡田真梨子(Billboard JAPAN)

今年一番心に残ったライブはなんですか?
2025年9月3日のcaroline@渋谷WWW X。今年最も聴き込んだアルバムの一つでもあるcarolineの初来日公演。緻密に構築された音世界をライブ向けに巧みに立体化していて、派手さこそないけれど不思議なほど深い余韻を残す名演でした。あとは活動休止前に、念願のFoxing初来日ツアーが実現したのがハイライトでした。

加藤ヒデジン(映像ディレクター(P.I.C.S.)/ビルボードライブ ブランドムービー 監督)

今までのビルボードライブで印象に残っているステージはありますか?
ジャズドラムを部活動で勤しんでいたんですが、ドラマーのデイヴ・ウェックルが中学生の頃から大好きでした。なんであんなにスッキリとしたグルーヴが出せるのか、フィルインとかのアイデアがオシャレでカッコいいのか、真似しても全然できなかった。社会人になってビルボードライブ大阪に公演を見に行ったんですが、恥ずかしくてサインをもらいにいけなかった記憶があります。いま思うともらっとけば良かったなあと(笑)。
今年に作成いただいたビルボードライブのブランドムービーについて教えてください。
ビルボードライブを見ることで、観客の音楽の知識に対するワクワクが、もっともっと増えていけばいいなと思って企画したものです。撮影当日、カメラワークを合わせるのに一苦労しましたが、やっぱり音楽っていいよねと思えるような素敵なものに仕上がりました。この映像を見たひとが、やっぱりそうだよね、新しい音楽を聴きにいきたいよね、となれば幸せですね。「さあ次は、なにを知りにいこう?」ぜひ一度ご覧になってください!
▶ブランドムービー「さあ次は、何を知りにいこう?」を見る

木原裕美子 (tvkコミュニケーションズ/『ビルボードTop40』、『伊藤政則のロックシティ』担当プロデューサー)

2025年のビルボードライブで印象に残っているライブはありますか?
ジュリア・フォーダム@ビルボードライブ横浜。「Happy Ever After」をはじめとする数々の名曲を癒しとも言える唯一無二の美しい歌声で聴かせてくれた素晴らしい公演。それぞれの曲をユーモアを交えたエピソードと共に紹介していたのも印象的でした。予定の曲順をちょっと間違えてしまった部分があったようですが、おちゃめにお客さんに報告してしまう可愛らしい一面も垣間見ることができ、彼女の人柄にも魅せられました。

James Stirling(SXSW London Music Adviser、ヴィクトリア&アルバート博物館 Creative Advisor)

今年一番心に残ったライブはなんですか?
バーレーンのAl Dana Amphiteathreでのメタリカのライブ。砂漠の岩を削って造られた壮大な会場で行われた、とても特別なコンサート。メタリカにとっては初のバーレーン公演で、長年待ち続けてきた観客との深い一体感をアーティスト自身も楽しんでいる様子だったよ。
今年のお気に入りのアルバムはなんですか?
Little Simzの『Lotus』。
2026年の展望やプランを教えてください。
2026年は、観客が心に残る体験を強く求めていることから、ライブ音楽は今後も成長していくだろうと考えています。また、音楽業界も中東の湾岸諸国-特にサウジアラビアに注目し始めていて、この国の音楽産業はかなり速いスピードで成長していると感じています。

Shaula(interfm DJ)

今年一番心に残ったライブはなんですか?
今年を振り返ると本当に素晴らしいライブをたくさん観た一年でした。世界中が一つになったオアシスの再結成ライブや幻想的な風景を見せてくれたシガーロスのライブなど。でも、中でもダントツ心に残っているライブはGreen Dayです。10代の頃から聴いていたGreen Dayは、今考えれば、自分のパンク心に火をつけてくれたバンドの一つです。「American Idiot」で会場が揺れている中、この曲がリリースされた2004年と今現在のアメリカの状況が照らし合わされているように感じ、盛り上がりながらも、深く考えさせられる瞬間になりました。40年近く、戦う精神を世の中に訴え続けている彼らのメッセージが再びハートにグサグサと突き刺さってきました。恒例となっているファンとの共演パートでは少年との素晴らしくピュアな演奏で、自分を含め、周りの観客も涙していました。青春ソング達の大合唱が続いている中、ラストは新曲の「Bobby Sox」。フロントマン、ビリー自身のセクシュアリティや背景が見えてくる歌詞とストーリーで、「あなたが誰を愛そうと、Green Dayは君の味方だよ。」そう歌っているように感じました。今回生で観るのは初めてでしたが、喜怒哀楽、すべて体験させてくれた一夜になりました。当たり前だけど、Green Dayは一生愛するバンドです。

Thomas Smith(Billboard UK Editor)

今年一番心に残ったライブはなんですか?
ウェンブリーでのオアシスのライブ。この夏、幸いなことにオアシスのライブを3回観ることができたのですが、その中でもウェンブリー初日のステージが群を抜いて素晴らしかったです。バンドは最高のコンディションで、観客も完全に熱狂。まさに輝かしい一夜でした。
今年のお気に入りのアルバムはなんですか?
サム・フェンダーの『People Watching』。
2026年の展望やプランを教えてください。
オリヴィア・ディーン、ヤングブラッド、ローラ・ヤングをはじめとするUKアーティストたちが世界でイギリスの音楽シーンの盛り上げているので、私達としても引き続きグローバルな存在感をさらに拡大し支えていきたいです。

林 なな(リアルサウンド編集部)

2025年のビルボードライブで印象に残っているライブはありますか?
6月16日にビルボードライブ東京で行なわれた【ZARD Acoustic Live 〜Especial moment〜】(1stステージ)。今聴く坂井泉水の声は、どこまでも無垢な感情によって象られた歌であり、どこまでもまっすぐだった。これほどまでに近い声、近い歌、近い音楽はあったのだろうか。坂井泉水とは日本が生んだ最高のシンガーであり、ZARDは2025年の現在も変わらず日本の音楽史上の金字塔である――その理由を見た、極上としか言いようのない体験でした。
今年一番心に残ったライブはなんですか?
9月3日にLaLa arena TOKYO-BAYで行なわれた【THE YELLOW MONKEY TOUR 2024/25 Sparkleの惑星X -ネ申-】。4人が今見せるべき姿と本当にやりたいこと、人々が今見たいものと受け取るべきものが完全に一致した瞬間だった。ロックとして何より正しいもロックはあり、ライブとして何よりも誠実なライブがある。それを実現することのできるロックバンドは、もしかしたらTHE YELLOW MONKEYなのかもしれない。THE YELLOW MONKEYの輝きを2025年の今目撃できることは、とても幸福なことなのだと思いました。素晴らしいライブでした。

Federico Durante(Billboard Italy Chief Editor)

今年一番心に残ったライブはなんですか?
6月24日にミラノで行われたリンキン・パークのライブです。「待望のカムバック」という言葉は、イタリアでも1日のみの海外アーティスト単独大規模ライブを指して使われることが多いのですが、I-Days Milano Coca-Colaで開催されたリンキン・パークのコンサートは明らかに別格でした。今回はイタリアで8年ぶりのライブでありチェスター・ベニントンの死後初、そして新ボーカリストのエミリー・アームストロングを迎えての初ライブでした。単なるノスタルジーの演出にとどまらず、このステージでリンキン・パークは自分たち自身のトリビュート・バンドではないということを見事に証明してくれました。
今年のお気に入りのアルバムはなんですか?
ボン・イヴェールの『SABLE, fABLE』。世界がジャスティン・ヴァーノンの音楽に恋をした、あのサウンドへ穏やかに回帰しています。
2026年の展望やプランを教えてください。
Billboard Italyとしていくつかのハイライトは、2月のサンレモ音楽祭(特別に建てられた会場や、オーガニックとブランディング観点両方を含む幅広いエディトリアル施策を予定)と、4月のミラノ・デザインウィーク、夏中に開催されるイタリア及びヨーロッパ各地でのフェスティバル、9月に開催される第2回GEN b Festival(注目の新進アーティストに焦点を当てたライブイベント)、そして11月に開催される第3回Billboard Italia Women in Musicの開催です。

DJ MITSUMI(FM横浜 DJ)

今年一番心に残ったライブはなんですか?
今年2月に開催されたMaroon 5の来日公演。Maroon 5を観るのは5回目くらいですが、最初から最後まで観客のハートを掴んで離さない新旧織り交ぜた選曲は毎度もう最高のひとこと。その場にいるだけで満たされて、killer tuneから繰り出されるメロディにつられ自然と動いてしまう身体。その時々で少しアレンジが変わるお馴染みの曲をイントロどん的に当てる楽しみもあったりと、とにかく1度は体感してほしいのがMaroon 5のLIVEです。いつかビルボードライブで観られたら最高を塗り替えてくれること間違いなし!

Marie Bolkvadze(Billboard Georgia Chief Editor)

今年一番心に残ったライブはなんですか?
ジョージアの歴史的なワイン畑で開催された第7回【ツィナンダリ・フェスティバル】です。今回は、ジャナンドレア・ノセダが指揮するパン・コーカサス・ユース・オーケストラ(PCYO)の演奏で幕を開けました。大規模な公演に加え、歴史あるツィナンダリ・エステートという特別な空間で素晴らしい室内楽コンサートも開催されました。芸術的な完成度の高さと、土地が持つ深い魅力が溶け合ったその雰囲気は、まさに生きる力を与えてくれるものでした。
今年のお気に入りのアルバムはなんですか?
Luna Flowers(マックス・マチャイゼ)とKayaKataのSabanaによる2023年リリースの『Temple Pharmacy』を再構築したキュレーション・コンピレーション『Temples & Pharmacies』です。このプロジェクトには、ジョージアの音楽シーンから世代やスタイルを超えた18組のアーティストが参加し、オルタナティブ・ヒップホップやIDM、アンビエントまで幅広いジャンルにわたる40曲が再解釈されています。各トラックはそれぞれ異なる視点を提示し、ローカルな音楽コミュニティの多様性、創造性、進化し続けるサウンドを称える内容になっています。
2026年の展望やプランを教えてください。
ジョージアでは、劇場や音楽業界全体にわたるストライキなどがあり、政治的・文化的に難しい時期がありましたが、今、国内の音楽シーンは徐々に回復し再構築されつつあります。この新たな勢いを、私たちも意義のある取り組みに繋げていきたいと思っています。今後はトビリシの象徴的建造物でもあるThe Telegraph Hotelで録音するポッドキャストを開設し、新たにオープンしたジャズクラブ「Tatuza(タトゥザ)」の公式メディアパートナーになることが決まっています。私達の使命は、ジョージアのミュージシャンたちの国際的な活躍を支援することです。(ジョージアは)小さな市場であるからこそ、アーティストが世界のオーディエンスに届くことが不可欠であり、彼らの才能は本当に世界的価値があると私たちは信じています。

Ulysse Hennessy(Billboard France CEO)

今年一番心に残ったライブはなんですか?
フランスのエレクトロニック・ミュージシャンであるOklou(オーケールー)が、クラシックオーケストラ用の会場で有名なサル・プレイエルで披露した公演です。観客を魅了する素晴らしいステージでした。
今年のお気に入りのアルバムはなんですか?
今年一番聴いたアルバムという意味では、Theodoraの『MEGA BBL』です。Billboard Franceの12月号カバーにも登場いただいたのですが、あらゆる影響を融合させながらフランスの音楽シーンに登場した、新進気鋭のアーティストによる素晴らしい内容です。
2026年の展望やプランを教えてください。
よりライブとフェスティバルに行くこと!

Yuna Kim(Billboard Korea CEO)

今年一番心に残ったライブはなんですか?
心に残ったパフォーマンスはSEVENTEENです。圧倒的なスケールだけでなく、精密で心のこもった舞台づくりに魅了されました。特に印象的だったのは、“スタジアム級”の演出でありながら観客との親密さを保っている点です。すべての転換に意味があり、ボーカル力とスタミナは疑いようがなく、物語性も緻密に設計されながら人間味にあふれていました。ライブこそがアーティストのアイデンティティを証明するツールだと、改めて実感させられました。
今年のお気に入りのアルバムはなんですか?
今年いちばん繰り返し聴いたアルバムは『K-Pop Demon Hunters』のサウンドトラックです。リリース時期を過ぎてもなお、日常の中でずっと鳴り続けている作品で、クリーンで自信に満ち、とにかく耳なじみがいい。自然と繰り返し聴いてしまう、そんな力を持ったアルバムです。
2026年の展望やプランを教えてください。
2026年のBillboard Koreaの目標は、「スケール」「信頼」「グローバルな存在感」の強化です。より深い取材、データ主導のストーリーテリング、そして韓国の枠を越えて発信&共有されるグローバル志向のインタビューやデジタルコンテンツを増やし、業界関係者やファンが毎年楽しみにできる、確かな柱となる企画を育て、音楽×ファッション×ライフスタイルが交差し、文化を生み出し、かつ成果が測定できるコラボレーションを拡大、クリエイター、アーティスト、プロデューサー、そして新しいフォーマットなどへの注力をしていきたいと考えています。

ROY(アーティスト/THE BAWDIES)

今までのビルボードライブで印象に残っているステージはありますか?
2008年だったと思うのですが、その時に観たオーティス・クレイのライブは一生忘れられません! あまりの力強い歌声に、会場全体がビリビリと共鳴しているようでした! レコード(レコーディング)では収まりきらない歌声というものを体感して、そのディープな歌声に感動して、気がつけば涙があふれていました。
今年一番心に残ったライブはなんですか?
2025年に初めて自分達が設立したHOT DOG RECORDS主催として、勢いのある若手のバンドを集めたイベントを組んだのですが、そこに出演してくれた『さらば帝国』というスリーピースバンドのパフォーマンスに衝撃を受けました! 若干20代中盤の若者達のライヴの域を遥かに超えた、バンドの完成度、百戦錬磨のベテランのような佇まいに心が震えました!

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写真で振り返る2025年のビルボードライブ

「Sustainable Banquet」リリース記念ライブ 吾妻光良 & The Swinging Boppers with special guest EGO-WRAPPIN'

1/11@ビルボードライブ東京 

Photo:© Ryuichiro Tanabe

MARTY FRIEDMAN New Year LIVE 2025

1/7@ビルボードライブ大阪 

Photo:Kenju Uyama

Nate Smith feat. Kiefer & CARRTOONS 

2/27@ビルボードライブ東京 

Photo:cherry chill will.

Mavis Staples

3/11@ビルボードライブ東京 

photo:cherry chill will.
▶ライブレポートはこちら

Billboard Global Japan Songs presents 高橋あず美 premium night at Billboard Live TOKYO

3/31@ビルボードライブ東京 

Photo:Masanori Naruse
▶ライブレポートはこちら

Billboard Live presents Piano Duo Session #8 一青窈×武部聡志

4/12@ビルボードライブ東京 

Photo:Masanori Naruse

スガ シカオ presents ファンクザウルス ツアー『帰ってきたFUNK SAURUS』 

5/28@ビルボードライブ大阪 

Photo:オイケカオリ

dori at Billboard Live YOKOHAMA 2025 Special Guest Furui Riho

5/24@ビルボードライブ横浜 

Photo:miu kubotera

ハナレグミ TOUR faraway so close 2025 〜ハナレグミ with sweet thing♡〜 

6/8@ビルボードライブ東京 

Vincen García

6/14@ビルボードライブ東京 

Photo:Masanori Naruse

一十三十一 new album release live ~Telepa Telepa~

7/3@ビルボードライブ東京 

Photo:SHUN ITABA

小林聡美 Sweet 60th

7/16@ビルボードライブ東京 

Photo:福政良治

DURDN Special Live at Billboard Live YOKOHAMA

7/27@ビルボードライブ横浜 

マカロニえんぴつ at Billboard Live OSAKA and TOKYO 2025

7/30@ビルボードライブ東京 

大橋トリオ one more live “大橋トリオ our gold After party”

8/10@ビルボードライブ東京 

Common

8/13@ビルボードライブ東京 

Photo:cherry chill will.

DIGABLE PLANETS

8/15@ビルボードライブ東京 

Photo:cherry chill will.

Dirty Loops

9/4@ビルボードライブ横浜 

Photo:Yutaka Umetsu

堺正章 to MAGNETS World Tour 2025

9/9@ビルボードライブ横浜 

Romain Virgo

9/18@ビルボードライブ大阪

 Photo:Kenju Uyama

CENT Billboard JAPAN Women In Music vol.3

9/22@ビルボードライブ東京

 Photo:Yuma Totsuka
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Chilli Beans. Billboard JAPAN Women In Music vol.3

10/9@ビルボードライブ横浜 

Photo:マスダレンゾ
▶ライブレポートはこちら

Larry Carlton

12/8@ビルボードライブ横浜 

Photo:Masanori Naruse

MONKEY MAJIK at Billboard Live OSAKA ~A MONKEY MAJIK Christmas~

12/9@ビルボードライブ大阪

 Photo:Kenju Uyama

The Stylistics 

12/24@ビルボードライブ東京

Photo:Yukitaka Amemiya

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