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<インタビュー>MONOEYESの新たな選択肢――約5年ぶりとなるフルアルバム『Running Through the Fire』を語る

Interview & Text:沖さやこ
MONOEYESの約5年ぶりとなるフルアルバム『Running Through the Fire』が完成した。2024年9月リリースの『The Unforgettables E.P.』と同様にポップパンクを代表するプロデューサーであるマイク・グリーンのもとロサンゼルスでレコーディングされ、新曲9曲を含む全12曲を収録している。
どの楽曲も一つひとつの楽器の音に熱やエネルギーがほとばしりながらも、押してもびくともしないほどの頑丈な岩のような落ち着きや、どれだけ時間が経てども残り続ける傷跡のような深い感傷が宿る。空を従えてそびえ立つ山や、あたりを輝かしく照らす太陽のように巨大なスケールのバンドサウンドは、非常にすがすがしく勇敢だ。今回のインタビューでは今作に至るまでの経緯や、マイク・グリーンとのレコーディングについて詳細に聞くなかで、MONOEYESが音楽に懸ける熱意を感じ取ることができた。
「今回の制作で知見は広がりましたね」
――昨年リリースの『The Unforgettables E.P.』と今作『Running Through the Fire』で、ポップパンクを代表するプロデューサーであるマイク・グリーンとのレコーディングが実現したのは、台湾のパンクロックバンド・Fire EX.が主催する【FireBall Fest.】でたまたま彼と知り合ったからだそうですね。
細美武士(Vo./Gt.):誰かもわからずに楽屋で話し込んでいた相手がたまたまマイク・グリーンとそのお父さんだったっていう、まず人として知り合ったのが始まりでしたね。友達になったというほどではないけど、そこで連絡先を交換して「ロスに行ったら遊びに行くよ」なんて言って。
――なぜそれほどまでにグリーン父子と意気投合したのでしょう?
細美:出会った土地が台湾だったのも大きいと思います。その場にいる人たち全員が英語をしゃべれるわけではないし、俺は中国語がしゃべれないから、コミュニケーションが取りづらかったんですよね。そんなときに楽屋にたまたま居合わせたのがマイクのお父さんだったってのもあると思います。
――細美さんは英語が堪能だから、マイク・グリーンのお父様と円滑なコミュニケートができたと。
細美:時間帯によっては楽屋に俺とマイクのお父さんの二人しかいなかったので、なんかいろいろ喋ってたんです。俺、自分より年配の方としゃべるのすごい好きなんですよね。わりと日常的に哲学的なことを考えているタイプなので、自分よりも経験を積んだ人からは心を打たれる言葉や含蓄のある言葉をもらえることが多くて、すごくいい本を読んだような感覚になるんです。「本当は僕はそんなに遠出したくないんだけど、息子にすごい連れ出されるから大変なんだよ」「そうなんですね。ひでえ息子っすね」なんてマイクのお父さんと話してたらそこにマイクが合流して(笑)、何時間か談笑してました。打ち上げでも3人で喋ってたら、その様子を見たTOTALFATのShunが、その息子がマイク・グリーンだと教えてくれたんですよね。
――それがきっかけでマイクが所有するロサンゼルスのスタジオで『The Unforgettables E.P.』のレコーディングを行うということですね。
細美:2024年の頭にロスに遊びに行ったんで、マイクに連絡したんです。そのときの会話の流れで「MONOEYESのEPを録ってくれる?」と聞いたら「やる」と言ってくれたんですよね。もともとアメリカのカラッとしたサウンドが好きで、ELLEGARDENの初期なんかはどうやってもああいう音にならないなって四苦八苦してて。でも2022年に初めてロサンゼルスでレコーディングをしたら(※ELLEGARDENの2022年にリリースされたアルバム『The End of Yesterday』)すごくいい音で録れたんですよね。MONOEYESはスコットがアメリカ人だし、やってきた音楽もいわゆるドライブスルー・レコーズのポップパンクの影響を強く受けているから、MONOEYESのレコードもカリフォルニアのサウンドで作ったらさらに良くなりそうだなと思っていたんです。
――たとえばアメリカやカルフォルニアのサウンドのどんなところが琴線に触れましたか?
細美:俺は球の大きい音が好きなんですよね。アメリカで録るとドラムもギターもベースも歌も全部の球が大きいのに、なぜかすべて同時に鳴っているというのがすごいなと思ってますね。日本のレコーディングはどっちかと言うと、もうちょっと繊細。雑な例えだけど、和食とステーキやハンバーガーみたいな違いですね。
スコット・マーフィー(Ba./Vo.):すごくいい例え。初めて聞いたけど、合ってると思う。
細美:それなら良かった(笑)。俺たちの音楽は英語の歌詞も多いし、ステーキ的な音のほうが合うのかなと俺は思ってますけど、たぶん好きなところはみんなそれぞれ違うんじゃないですかね。
戸高賢史(Gt.):個人的にアメリカの録り音で好きなのは音の分離かな。雑音が飛び交う環境でiPhoneのスピーカーで聴いても割とはっきり音が聴こえてくるんですよね。
一瀬正和(Dr.):アメリカで録ると、歌がすげえくっきり聴こえるかな。あとマイク・グリーンの元で録るうえでは、ちょこまかした小賢しいドラムプレイは通用しない気がしましたね。はっきりとしたわかりやすい、“そのもの”を提示するという覚悟が必要というか。だからパワー感を録りに行ったような感覚がありました。「世界が眠る日」みたいな曲で、鉈で薪を切るようなアプローチをする発想は自分にはなかったし、マイク・グリーンというプロデューサーの元で録るとこうなるんだなという新鮮さはありましたね。
スコット:僕が初めて日本で録音したのはMONOEYESの1st(※2015年リリースの『My Instant Song E.P.』)で。それまでずっとアメリカのスタイルでやってきたから、そのときはやっぱりハテナがいっぱいで、苦労したところもいっぱいあった。アメリカと日本は音だけじゃなくてレコーディングそのもののやり方が全然違うから、30年ぐらいずっとやってきたことをMONOEYESでできたことは、すごくうれしかったんです。
一瀬:逆に僕はアレンジも作り込んでプリプロしてレコーディングをするという日本のやり方しか知らなかったから、『The Unforgettables E.P.』のレコーディングのときにマイクが「こういうリズムはどう?」と提案してくることに戸惑いもあったんですよね。「どんどん進んでいくけど、仕上がりはどうなるんだ!?」って。
戸高賢史(Gt.):マイクはデモを作るようにリアルタイムで音を組み立てていくんですよね。海外でレコーディングするバンドのドキュメントとかは観ていたから、マイクとのレコーディングもある程度想定できていたんですけど、『The Unforgettables E.P.』のレコーディングはまずマイクの頭の中にあるリズムパターンを打ち込んでいくところから始まったので、面白い作り方をするんだなと注視してたら、いつの間にかレコーディングが終わってて。だから今回のアルバムではもうちょっと自分もその中に深く入って、同じ景色を見ながら作っていけたらいいなと思いながら臨みましたね。
――アメリカはコライトに近い制作がポピュラーとのことなので、ELLEGARDENの『The End of Yesterday』でアメリカのプロデューサーとレコーディングをし、ご自身の作品に他者の手が入る経験をした細美さんは、そのことについてどのように感じてらっしゃったのかなと思ったのですが。
細美:それ、いろんな人から言われるんですよね(笑)。でも、ELLEGARDENの『The End of Yesterday』を録りに行ったときはアメリカのレコーディングのことやプロデューサーの役割をまだ全然わかってなかったから、いつも通り細かくアレンジを作り込んでレコーディングに入ったんです。だからあのアルバムにはほとんどプロデューサーの意見は入ってないんだけど、曲に対してプロデューサーから新しいアイデアがこんなに出てくるんだ、っていうのは新しい経験でした。特に日本でのレコーディングは、エンジニアが俺らのやりたいことを100%実現しようと頑張ってくれるっていうやり方だから。
――ELLEGARDENでその経験があったから、MONOEYESでマイク・グリーンの元でのレコーディングに踏み切れたところもありますか?
細美:いや、そこは直結してませんね。マイクにプロデュースしてもらったのは、あくまでマイクとの出会いのきっかけが“人として”だったから。プロデューサーを入れるとなると自分たちで100%コントロールしきれなくなるから、「この曲本当はこうしたかったのにな」という結果も飲み込まないとお願いできないし、制作にプロデューサーが入ることに対して全てがポジティブな側面だけではないので、それは作品ごとに判断しないといけないんですけど。でも今回のMONOEYESでは、逆に自分の関わる面積を最小化した作品を作ってみたいっていう気持ちがあって。
――と言いますと?
細美:普段は極力、すべてのジャッジを人に任せずに自分でするようにしてるんです。自分の作品に100%責任を負っていたいっていうか。その結果「ダメだ」と言われたら全部俺のせい。でも今回は最初から、「(自分のやりたいことは)こっちじゃなかったのにな」と思ったとしても、「でもこっちも面白そうだな」を作ってみたいと思ってたんです。それはマイクの人柄がすごくよかったのもあるし、それまでの徹底したこだわりが自分の成長を妨げている可能性もあるよな、と思えたので。だから腹をくくって今までと全然違う関わり方をしてみたんです。セルフプロデュースで作ったものとは違うものになっているけれど、出来上がったものには100%満足しているし、やってよかったと心から思ってる。でも「次回作も同じように作りますか?」と訊かれたら、まだどうするかわかんない(笑)。ただ間違いなく、今回の制作で知見は広がりましたね。
――今までとは違う制作をしたからこそ、得られたものが多々あったと。
細美:めちゃくちゃありましたね。2022年に『The End of Yesterday』の作曲で3か月ぐらいLAにいたんですけど、スタジオのキッチンでたまたま一緒になった女性シンガーは「初めてプロデューサーと仕事してるんだけど、私はプロデューサーが入るの苦手かも」っていう話をしてました。これからキャリアの終盤に向かっていくに当たって、実際にいろいろ実践してみた上で、この先の選択肢が増えたのはめちゃめちゃいいことだと思ってますね。
リリース情報
公演情報
【MONOEYES 10th Anniversary Live "Firerunners"】
神奈川・ぴあアリーナMM
チケット:6,800円(税込)
【MONOEYES“Running Through the Fire Tour 2025”】
2025年10月14日(火)愛知・Zepp Nagoya
2025年10月15日(水)愛知・Zepp Nagoya
2025年10月22日(水)大阪・Zepp Osaka Bayside
2025年10月23日(木)大阪・Zepp Osaka Bayside
2025年11月1日(土)岩手・大船渡KESEN ROCK FREAKS
2025年11月2日(日)岩手・KLUB COUNTER ACTION MIYAKO
2025年11月4日(火)宮城・石巻BLUE RESISTANCE
2025年11月7日(金)青森・Quarter
2025年11月9日(日)宮城・仙台GIGS
2025年11月13日(木)沖縄・桜坂セントラル
2025年11月27日(木)香川・高松festhalle
2025年11月29日(土)広島・BLUE LIVE HIROSHIMA
2025年12月1日(月)島根・松江canova
2025年12月11日(木)鹿児島・CAPARVO HALL
2025年12月13日(土)熊本・Django
2025年12月15日(月)福岡・Zepp Fukuoka
関連リンク
「自分にとってMONOEYESがなんなのか」
――『Running Through the Fire』の新曲9曲は、『The Unforgettables E.P.』の経験を踏まえて制作したところも大きいのでしょうか?
細美:そうですね。マイクと仕事をするときは、あまり曲を作り込んでいかない方がうまく行きそうだなっていうのは、EP制作の経験から感じたことですね。だから今回はデモのアレンジを全然作り込まなかったです。コードと、なんとなくのテンポ感と、歌とコーラスしか入ってない、ワンコーラスしかないものを持ってって。
スコット:僕もちょっとドラムを入れるくらい。ベースも僕のイメージを見せられるくらいのものが入っていればいいかなって。MONOEYESではアリスターよりもいろんなテイストが入っている曲にチャレンジしてみたいなと思ってて、たまにすごい変な曲も書いたりするんだけど(笑)。
一同:(笑)。
スコット:そんなに良くないなと思うなら聴かせないけど、僕が面白いかもと思う曲はひとまずデモとして作ってみる。それでみんなに聴いてもらって、どういう感じにするのがいいかを聞いて、そこからみんなで(どの曲を録るかを)決めています。
――選曲はどのように進んだのでしょうか。
細美:マイクのところに行って最初に「間違いなくこれは入れるよね」という話になったのが「Let It Burn」と「Good Enough」。あと「Shadow Boxing」と「Ghosts of Yesterday」に取りかかって、「この曲が入るならこの曲を入れるのはどうかな。ならこの曲もどうかな」みたいな感じで日々候補が絞られていく、みたいな感じでした。
一瀬:マイクを交えていろいろジャッジしていきましたね。アルバムというひとつの作品として作るから、1曲1曲の良し悪しだけで決めるものではないし。
細美:マイクのプロデュースで、割とポップだった曲がビタースウィートに仕上がったり、カラッとしてた曲がものすごく悲しくなったりもするので、いま作ってる曲の仕上がりを見ないと次の選曲もしきれなかったんですよね。
――今作の楽曲は、ファストナンバーもロックバラードも、目標に向かって迷うことなく前進する強いエネルギーを宿しながらも、深い悲哀が滲むものが多いと感じました。
細美:それはマイクの味付けもあるのかな。やっぱ味が濃いよね。俺は日本人だから、割と切ない曲もビタースウィートに仕上げたいんですよ。でもマイクは切ないものを、サッドネスのところまでガバッと持っていく。悲しみの味を強くするし、逆に明るいところはめっちゃ明るくする。なるほど、と思いました。だから「世界が眠る日」はデモの段階ではAメロにもちょっと切なさがあって、サビにも救われる要素があったんだけど、マイクと作ることで結果的にAメロが明るくなって、サビがものすごく悲しく仕上がって。曲中で場面がガラッと変わるようになったから、歌詞書くのにけっこう四苦八苦しました。
――「世界が眠る日」は歌詞の日本語の美しさと、その前に収録されている「Skippies」とのギャップもあり、アルバムのなかでも存在感を放っていると感じました。それは音の色味の引き出し方がこれまでのMONOEYESと違ったことも理由のひとつだったのかもしれないなと、お話を聞きながら思いました。
細美:本当はアルバムの中でもう1曲ぐらい日本語詞にしたかったんだけど、他には日本語のリズムに合うメロディがなかったので、「世界が眠る日」だけはどうしても日本語で書こうと思って。実際は「Good Enough」も日本語にできないか何日か頑張ったんですけど、ダメでした。そのせいで後半のスケジュールがかなり追い込まれましたね(笑)。
――そんなトライアンドエラーがあって、1曲が生まれてくるんですね。
細美:長く活動してるから曲作りも慣れていると思われるかもしれないですけどね。何も簡単にはできないですよ。
一瀬:さっきみいちゃん(細美)がデモを作り込まなかったと言っていたけれど、みいちゃんの曲とスコットの曲は、デモの時点で1曲1曲がすごく強かったんですよね。曲を作っていない俺と戸高は、ロスに行く前から「この曲やばいな」「すげえな」と話してたんです。1曲を生み出すまでがめちゃくちゃ大変なのに、ふたりはそれでもすんげえいっぱい曲を書いて。そうやって厳選して残った曲たちはどれも、揺るがない強さがあったんですよね。今回のアルバムはそこが一番重要で、寧ろそこでしかないかもしれないというくらい。
戸高:うん。そうですね。
一瀬:だからこそマイクと一緒にアレンジを考えたり、味付けをしてもらうことへの怖さがなかった。マイクの味付けによって聴いたときに受ける印象は変わるかもしれないけど、曲の本質の強さがもともとあったんですよね。
細美:プロデュースワークは皿と盛り付けみたいなものかもね。「肉は焼きました、ソースも作りました。あとお皿と盛り付けをぜひお願いします」みたいな感じなんで、真ん中食った印象はそんなに変わんないですよね。ただ、「この付け合わせやべえ!」みたいなマジックはたくさん起こりますけど。
戸高:いつも細美さんとスコットの作る曲は素晴らしいけど、今回は特に言葉の強さを感じたんですよね。細美さんが昨年に一度身体を壊してから見えてきた世界が描かれていて、俺はすごくグッときちゃった。アメリカという常に英語が飛び交っている慣れない環境で日本語詞が上がってきたときに、ビビッドな日本語が身体に入ってくる感覚は結構特殊な体験で。「美しいな、日本語」ってちょっと思っちゃったんです。
――今作はどの楽曲も“たどり着いていない”ということが、すごく印象に残ったんです。どれもが何かの途中、ゴールに向かって真っすぐ歩いている最中を描いている。「Shadow Boxing」の歌詞から抜き出されたアルバムタイトルは象徴的だと思いました。
細美:でもそれって当たり前のことだと思うんですよね。いま生きている人全員が何かの途中っていうか。それはあなたもそうじゃないですか?
――個人的な話になってしまい恐縮ですが、30代半ばを過ぎたあたりからじょじょに身体の衰えが進み、これまで以上に努力をしても堂々巡りのような感覚に襲われて、このまま終わりに向かっていくような気がして。だから「アンカー」の<このストーリーの終わりはまだ知らない>や、「Shadow Boxing」の<How far do you think we can go>という歌詞をこのキャリアでお書きになれることが眩しかったんです。
細美:俺も40代の真ん中ぐらいのときに、思いっきりミドルエイジ・クライシスに陥ったからなんとなく分かる気がします。これまでずっと山を登っていきながら、人生のチェックリストを埋めていくような感覚でいたのが、山のてっぺんに立ってチェックリストも全部埋まってしまって、これから何をすればいいんだろうって途方に暮れる感じですよね。
「アンカー」ミュージック・ビデオ
――だから2025年にMONOEYESが、シリアスな現実に直面して様々な傷を抱えながらも「まだゴールに達していない」「これからも前に進んでいく」という思いを持ってらっしゃるのは希望でもあり、お恥ずかしながら自分はそうなれる気がしなくて気が遠くなったんです。
細美:そんなことないですよ(笑)。俺もELLEGARDENの「The End of Yesterday」を書いてるときは、次の一歩をどこに踏み出せばいいのか分からなくて、道を歩いてるときもずっと下を向いてました。いろんな本も読んだし、でも周りに話を聞いてみたらその年代に差し掛かった人たちはちゃんとみんな悩んでる。俺がどうやってその悩みに答えを見つけたのかはけっこう簡単に共有できるんですけど、でもこういったことの答えはきっと、自分で悩んで悩んでたどり着いたほうがいいと思うんですよね。そのプロセス自体が脱皮のようなものだと思うので、頑張ってください。
――ありがとうございます。『Running Through the Fire』で揺るぎない楽曲を完成させ、そのなかで新しい知見を得たMONOEYESは【Running Through the Fire Tour 2025】を通してまた前進していくんだろうなと思います。
細美:9月11日から12月15日まで3か月、これだけの回数ライブをやるからには、明確な意味と意志を持ってやりたいなと思っていて。それがようやく、このインタビュー期間を通して明確になりつつあるんですよね。自分にとってMONOEYESがなんなのかを最近ずっと探していて、少しずつ明確になってきていて。でもそれを掴みかけたと思ってステージに立つたびに、ちょっと違ったのかなと思ったりもしている時期です。なので、このツアーが加速し出す頃にはそれが明確になっていると思います。
――細美さんの受けたインタビュー記事を拝見していると、ELLEGARDENとMONOEYESを同列で語っていると感じる場面が多いです。
細美:そんなことはないんですけどね(笑)。今年は特にELLEGARDENの「カーマイン」のリリースと時期が重なっちゃってるので、そんな風に見えてるんだと思います。なんて言うんだろうな。もちろん俺の中では大きな違いがあるんだけど、違いだけじゃなくて、両方ピーキーであってほしいんですよ。向かう方向は全然違っていいんだけど、どっちも最高にピーキーでありたい。そのあり方が、ようやくこのMONOEYESのインタビュー期間で見えてきてる気がしているんです。だからワンマンツアーに来る人は楽しみにしていてほしいですね。
リリース情報
公演情報
【MONOEYES 10th Anniversary Live "Firerunners"】
神奈川・ぴあアリーナMM
チケット:6,800円(税込)
【MONOEYES“Running Through the Fire Tour 2025”】
2025年10月14日(火)愛知・Zepp Nagoya
2025年10月15日(水)愛知・Zepp Nagoya
2025年10月22日(水)大阪・Zepp Osaka Bayside
2025年10月23日(木)大阪・Zepp Osaka Bayside
2025年11月1日(土)岩手・大船渡KESEN ROCK FREAKS
2025年11月2日(日)岩手・KLUB COUNTER ACTION MIYAKO
2025年11月4日(火)宮城・石巻BLUE RESISTANCE
2025年11月7日(金)青森・Quarter
2025年11月9日(日)宮城・仙台GIGS
2025年11月13日(木)沖縄・桜坂セントラル
2025年11月27日(木)香川・高松festhalle
2025年11月29日(土)広島・BLUE LIVE HIROSHIMA
2025年12月1日(月)島根・松江canova
2025年12月11日(木)鹿児島・CAPARVO HALL
2025年12月13日(土)熊本・Django
2025年12月15日(月)福岡・Zepp Fukuoka
関連リンク
Running Through the Fire
2025/09/03 RELEASE
UPCH-20703
Disc01
- 01.Let It Burn
- 02.Good Enough
- 03.Ladybird
- 04.アンカー
- 05.At the World’s End
- 06.Adrenaline
- 07.Skippies
- 08.世界が眠る日
- 09.Reflections
- 10.Ghosts of Yesteryear
- 11.The Unforgettables
- 12.Shadow Boxing
関連商品






























