Billboard JAPAN


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Billboard Japan 2021年上半期チャート発表、優里が【HOT 100】/SixTONESが【HOT Albums】/YOASOBIが【TOP Artists】首位に



ランキング2021


 【ビルボードジャパン 上半期チャート2021】が決定。コロナ禍が続いた影響で、2020年に引き続き、TikTokやYouTubeといった動画プラットフォームからのヒットが引き続きチャート上位を賑わせるという結果となった。

 本特集では総合ソングチャート【HOT 100】、総合アルバム・チャート【HOT Albums】、さらに【HOT 100】と【HOT Albums】のポイントを合算したアーティスト・ランキング【TOP Artists】に加え、2020年12月より新たに発表が開始された【UGCチャート】や【Heatseekers Songs】チャートなどを解説とともに発表する。

※集計期間:2020年11月23日(月)~2021年5月23日(日)

HOT 100

メジャー・デビューしたての優里「ドライフラワー」が早くも総合首位獲得

 2021年上半期Billboard JAPAN総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”は、優里「ドライフラワー」が1位に輝いた。2020年8月にメジャー・デビューを果たしたばかりの優里による「ドライフラワー」は、2019年12月に配信された「かくれんぼ」で歌われた「彼女」のその後を、女性目線で描いたアフターストーリーだ。昨秋から大きくポイントを伸ばし続け、期間内の集計で累計ストリーミング数は2億7,585万5,527再生となり、昨年度の年間首位のYOASOBI「夜に駆ける」に続き、CDシングルのリリースがない楽曲の総合首位獲得となった。なお、他指標では、ダウンロード3位、動画再生3位、カラオケ1位、ラジオ36位、Twitter 43位を獲得している。

 一方の「かくれんぼ」もリリース後からTiKTokで早々に注目を集め、2020年5月からストリーミングで300位以内を獲得し、その後ジリジリとストリーミング数を伸ばしていき、2020年10月25日に配信された「ドライフラワー」が爆発的にストリーミング数を伸ばす起爆剤となった。上半期では「かくれんぼ」も総合37位にチャートインしており、ストリーミング指標では期間内集計で8,287万5,042再生で27位、カラオケ指標では23位と、「ドライフラワー」と並んで認知されている楽曲となった。



▲ 「ドライフラワー」MV / 優里


 続く総合2位はLiSA「炎」が獲得。爆発的な鬼滅ブームを牽引し、期間内集計で39万7,031DLをマークしダウンロード1位、ストリーミング4位、動画再生5位、シングル25位、ルックアップ3位、カラオケ2位、ラジオ10位、Twitter 19位という結果となった。2020年10月14日にリリースされて以来、通算8度の総合首位を記録し、今年度上半期総合首位は確実かとみられたLiSA「炎」。だが、4月以降徐々に順位を落とし、ストリーミング数を維持し続けた「ドライフラワー」に逆転を許す結果となった。ただその一方で、TV版主題歌「紅蓮華」もまた勢いは衰えず、TVシリーズ第二期の10月スタート内定が報じられたことも影響し、今年度上半期総合11位を獲得。どちらの曲も鬼滅ブームに何度でも押し上げられることは確実で、今年度年間順位ではまだまだ予断を許さない展開が見込まれる。

 今年度上半期に台風の目となった楽曲はAdo「うっせぇわ」であるのは異論の余地はないだろう。2020年10月23日よりデジタル・リリースされ、その刺激的な歌詞とボーカル・パフォーマンスで俄然注目を集めた。動画指標では25位に初登場以降、毎週上位を守り続け、上半期2位、期間内集計で7,710万9,464再生を記録した。地上波TVの露出としては1月中旬から2月をピークに、情報番組や音楽番組にてピックアップ。それがストリーミングやダウンロード、動画再生などの各指標のポイントを更に押し上げる結果となった。新たな新曲もコンスタントにリリースされ、いずれも順調に数字を積み上げており、イヤーエンドでは上半期以上の結果が期待される。



▲ 「うっせぇわ」MV / Ado


 昨年確立された、TiKTokやYouTubeに代表される動画サービスを媒介とした新人アーティストによる、ユーザー参加余地の大きい楽曲が一層勢いを増した2021年上半期。「うっせぇわ」のような非ラブ・ソングが上位に食い込むなど、バラエティに富んだラインナップになっている。これはコロナ禍が続き、可処分時間が増加する中、ストリーミングがアクティブ・ユーザーの主たる音楽“視聴”習慣として定着し、多様な楽曲にアクセスできるようになったことが大きな理由と考えられる。そして、昨年448億円規模へと急拡大させたオンライン・ライブ市場がストリーミングをドライブする事例が複数報告され、アフター・コロナを見据えて復興を目指す音楽業界の、コンテンツとライブ市場を繋ぐ新たな光明が見え始めている。

#1


「ドライフラワー」
優里



#2


「炎」
LiSA



#3


「Dynamite」
BTS

1

#4「夜に駆ける」
YOASOBI

1

#5「うっせぇわ」
Ado

1

#6「虹」
菅田将暉

1

#7「Step and a step」
NiziU


1

#8「怪物」
YOASOBI

1

#9「廻廻奇譚」
Eve

1

#10「群青」
YOASOBI


優里
インタビュー抜粋

「僕も毎週発表されるチャートを見て、こんなにたくさんの方が聴いてくれてるんだなと嬉しい気持ちになりましたし、まさか上半期の1位になるだなんてまったく想像もしていませんでした。すごくびっくりしていると同時に、とても嬉しいです。ありがとうございます。」

▲ TOP


HOT ALBUMS

SixTONES『1ST』が総合首位 YOASOBI『THE BOOK』が続く

 2021年度上半期の総合アルバム・チャート“HOT Albums”で、SixTONESの『1ST』が首位を獲得した。

 SixTONESのファースト・アルバムであり、2021年1月6日にリリースされた同作は、初週に472,080枚を売り上げてCDセールス1位、そしてPC等によるCD読み取り回数を示すルックアップでも1位と、フィジカル関連の2指標で首位をマーク。その後、CDセールスは順位を落としていったが、ルックアップは常にトップ10圏内と上位をキープし続けた。配信がない本作にとって、継続的にCDをPCで読み込むファンの行動があったことは、コアファンのみならず、SixTONESの楽曲そのものに注目するライトなファン層にもリーチしていたことが分かるだろう。また、CDセールスも順位は落としたといえども、35位以上をキープしており、こちらも継続的なCD購入があったことが見受けられる。結果的に上半期累計では、572,074枚でCDセールス1位、ルックアップは2位を獲得した。



▲ 「SixTONES "1ST" digeST movie」


 トップ10を見てみると、SixTONES『1ST』以外にも、総合6位のHey! Say! JUMP『Fab! -Music speaks.-』、総合7位のジャニーズWEST『rainboW』、総合9位のSexy Zone『SZ10TH』と、ジャニーズの作品が計4作品チャートインしているのは注目ポイントだろう。4作品ともにCDセールスでトップ10入りとなっているが、ルックアップでもジャニーズWEST『rainboW』が9位にチャートインしているなど、ルックアップも上位につけている傾向がある。嵐以外でストリーミングを本格的に解禁しているジャニーズのアーティストはいないが、2021年上半期はKing & Princeが公式SNS(ツイッター、インスタグラム)のアカウントとYouTube公式チャンネルを開設しており、徐々にSNSやYouTubeの領域でも展開してきている。2021年下半期の動向と各指標のチャート変遷も引き続き注目だ。

 総合2位にチャートインしたのはYOASOBI『THE BOOK』。YOASOBIにとって初めてのCDとなる今作だったが、完全生産限定盤ということで生産数量が限定されていたため、CDセールスは13位だった。しかし、ダウンロード数は65,013DLで1位、ルックアップでも1位を獲得しており、2冠で総合2位となった。週間の総合アルバム・チャートにおいて、ダウンロード指標では通算10週、ルックアップ指標では通算16週首位を獲得している。YOASOBIは「夜に駆ける」が2020年総合ソング・チャートで首位となったが、2020年末の『第71回NHK紅白歌合戦』への出場、そして2021年上半期も本作のリリースのほか、初ライブ【KEEP OUT THEATER】の開催、初のCDシングル『怪物/優しい彗星』のリリース、フジテレビ『めざましテレビ』のテーマソング「もう少しだけ」の配信リリースなど、話題に事欠かなかった。リスナーへの継続的な訴求が『THE BOOK』の総合2位に繋がったとも言えるだろう。

 総合3位にはMr.Childrenの『SOUNDTRACKS』がCDセールス2位、ダウンロード10位、ルックアップ4位を記録してチャートインしている。本作は2020年12月2日にCDとしてリリースされ、初週に248,507枚を売り上げてCDセールスで1位、ルックアップも1位を記録して好スタートとなった。そして、2021年2月14日には配信もスタートし、2021年3月1日付のダウンロード・アルバム・チャートで首位を獲得しており、その後3指標すべてでポイントを積み重ねっていった。今回『THE BOOK』と『SOUNDTRACKS』はかなり僅差であったが、『THE BOOK』のダウンロード指標の好調さが決め手となった。



▲ Mr.Children「SOUNDTRACKS」Trailer


 今回のトップ10には集計期間となる2020年11月23日~2021年5月23日までにリリースされた作品が9作品チャートインしているが、2020年8月5日にリリースされた米津玄師『STRAY SHEEP』がトップ10入りしているのも注目だ。今回の集計期間内において米津玄師は楽曲のリリースはしていないが、日本テレビ『news zero』のテーマ曲に「ゆめうつつ」が決定したり、TBSドラマ『リコカツ』の主題歌に「Pale Blue」が決定しているなど、定期的に話題になっていた。『STRAY SHEEP』は本集計期間においてCDセールスは35位以上、ダウンロードは16位以上と上位をキープしていたが、特にルックアップは常にトップ5をキープ。話題もいくつかあったものの楽曲をリリースしていない状況でチャートの上位をキープしているところから、米津玄師の訴求力の高さが分かる結果となった。

 2021年上半期も新しいアーティストがヒットしており、まだまだコロナウィルス蔓延防止のための在宅勤務や増加した可処分時間のキープが続いている状態だ。そんな中、2020年以降のアーティストのリスナーへのアプローチは、2021年も日々更新されていく。ジャニーズ所属アーティストのリスナーへの訴求方法の変化は今後も続いていくのか、上半期にブレイクしたアーティストによるアルバム・リリースはあるのか、そして唯一の集計期間外にリリースされたアルバム『STRAY SHEEP』のロングヒットはいつまで続くのか。下半期もまだまだ大きく動きそうな気配がする総合アルバム・チャートに注目だ。

#1


『1ST』
SixTONES



#2


『THE BOOK』
YOASOBI



#3


『SOUNDTRACKS』
Mr.Children

1

#4『BE』
BTS

1

#5『One Last Kiss』
宇多田ヒカル

1

#6『Fab! -Music speaks.-』
Hey! Say! JUMP

1

#7『rainboW』
ジャニーズWEST


1

#8『STRAY SHEEP』
米津玄師

1

#9『SZ10TH』
Sexy Zone

1

#10『LOVEHOLIC』
NCT 127


SixTONES
コメント

「僕たちのファーストアルバム『1ST』というアルバムが“1ST”(1位)を頂き、本当に感謝です。ありがとうございます。より多くの方々に僕たちの音楽を届ける事が、僕たちの一番の目標でもありますので、こうして1位を頂けたという事は、それが少しでも実現できたのだ、と素直に嬉しく思います。将来リリースするであろうセカンドアルバムは、きっとこの『1ST』とはまた全然違った作品になる思いますが、今後も一人でも多くの方々にSixTONESを知ってもらい、SixTONESの音楽を聴いてもらえるよう、活動していきたいと思います。その結果、また1位という称号を頂けると嬉しいなと思いますので、まだまだSixTONES頑張っていきます!」ージェシー

▲ TOP


TOP Artists

目覚ましい活躍をみせるYOASOBIが総合首位に

 2021年上半期Billboard JAPANトップ・アーティスト・チャート“TOP Artists”で、YOASOBIが総合首位に輝いた。「夜に駆ける」が、昨年度イヤーエンド“JAPAN HOT 100”で総合首位を獲得、その後は『NHK紅白歌合戦』に初出演、初めてのフィジカル・リリースなど、初めて尽くしの上半期を駆け抜け、目覚ましい活躍をみせたのは周知の通りだ。



▲ 「夜に駆ける」MV / YOASOBI


 本ランキングは、毎週発表の総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”と総合アルバム・チャート“HOT Albums”を合算しアーティストごとに名寄せしたものだ。それらを合算した対象曲リストの中でYOASOBIは、“JAPAN HOT 100”において13曲がチャートイン。そのうち9曲が100位以内、5曲が10位以内を獲得するなど、ダウンロードやストリーミングといったデジタル領域での強さを発揮する結果となった。さらに、“HOT Albums”でも1st EP『THE BOOK』(総合2位)がアルバム・セールス13位、ルックアップで1位とフィジカルでの強さも発揮。楽曲だけではなく、アーティストとして広く認知を拡げた上半期となり、下半期も大いに活躍が期待される。

 続く総合2位を獲得したのはBTSだ。BTSは“JAPAN HOT 100”でチャート対象楽曲の中になんと38曲を送り込み、そのうち5曲が100位以内、1曲が10位以内にチャートイン。“HOT Albums”には18タイトルが対象作品となり、100位以内には4タイトル、10位以内には1タイトルがチャートインするという驚くべき結果を見せた。これは、元々の訴求力に加え、【グラミー賞】や【ビルボード・ミュージック・アワード】の話題が日本国内でもコア・ファンを急拡大させていることを示している。特に“JAPAN HOT 100”で総合3位となった「Dynamite」は、CDシングルのリリースがない中で、ダウンロード4位、ストリーミング2位、動画再生1位、ラジオ2位、カラオケ32位、Twitter 13位となり、特に動画再生指標では、期間内集計で1億36万8,378再生と、唯一の再生数1億越えを果たした。新曲「Butter」も既に驚異的な伸びを見せており、年間チャートでもBTSが存在感を発揮することは間違いない。



▲ 「Dynamite」MV / BTS


 新人デビュー・ラッシュと言われる本年、早くも上半期には優里(総合5位)、Ado(同8位)、Vaundy(同13位)、Eve(同19位)、yama(同29位)、川崎鷹也(同36位)、マカロニえんぴつ(同37位)、BLOOM VASE(同41位)、もさを。(同45位)、Rin音(同56位)、変態紳士クラブ(同60位)など、数多くのニュー・カマ―が並んだ。いずれのアーティストにも共通するのは、ストリーミングが牽引するデジタル領域で強いことに加え、カラオケでもポイントが高い(もしくは高くなる可能性がある)点だ。これは上半期“JAPAN HOT 100”から見ることができたヒットの動向と同様に、TiKTokやYouTubeに代表される動画サービスを媒介としたヒットが多数生まれている中、カラオケが新たな楽曲やアーティストに触れる場としてアクティブ・ユーザーに認知され、新たな意義を持ち始めているということを意味しているだろう。

#1


YOASOBI



#2


BTS



#3


Official髭男dism

#4 NiziU
#5 優里
#6 LiSA
#7 あいみょん
#8 Ado
#9 米津玄師
#10 SixTONES
#11 菅田将暉
#12 King Gnu
#13 Vaundy
#14 TWICE
#15 back number
#16 DISH//
#17 平井大
#18 
#19 Eve
#20 Snow Man

▲ TOP


YOASOBI
インタビュー抜粋

「めちゃくちゃ嬉しいです。自分たちとしても色々なチャートを追いかけていくなかで、YOASOBIの名前がランキング内に複数ある場面を見かけていて。もちろん先導してくれたのは「夜に駆ける」なんですけど、それ以外の過去の曲も、自分たちですら驚きのタイミングで何かのチャートに入ったりしていたので、色んな層の方に聴いていただけているんだろうなっていうのは、わりと肌感覚でも実感しています。」ーAyase(コンポーザー)


「ちょうど去年の今頃は「夜に駆ける」が色んなチャートに入り始めた時期だったんですよね。それから1年間、たくさんのシングルをリリースしてきて、「夜に駆ける」に引っ張ってきてもらった私たちも、少しずつYOASOBIとして認知してもらえるようになってきたのかなって、そんなふうにこの1年間の歩みをすごく感じます。 」ーikura(ボーカル)

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HOT Animation

国内興収400億突破『劇場版「鬼滅の刃」』主題歌のLiSA「炎」が1位

 2021年上半期Billboard JAPAN総合アニメソング・チャート“HOT Animation”で、『劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編』の主題歌であるLiSAの「炎」が1位に輝いた。



▲ 「炎」MV / LiSA


 昨年10月16日に公開され、現在もまだ公開が続く『~無限列車編』は、国内累計来場者2,800万人超、国内興行収入も歴代1位となる400億円突破と、空前の鬼滅ブームで日本を沸かせた。世界各国でも公開を迎え、コロナ禍で劇場危機が迫るなか、アニメ・映画産業を後押しする結果に。そのストーリーとのシナジーが話題となった主題歌「炎」もまた多くのリスナーに届き、ストリーミング、ダウンロード、動画再生、CD読み取り回数のルックアップ、カラオケの5指標で1位を記録。CDセールスも累計28万枚以上を売り上げており、LiSAはTVアニメ『鬼滅の刃』のオープニング曲で2020年年間アニメチャート首位に輝いた「紅蓮華」に続く、ロングヒットを叩き出した。待望のアニメ続編となる遊郭編が今年オンエアされることになっており、下半期の鬼滅人気の再燃に期待が高まる。

 そして2位には、昨年11月に公開された映画『STAND BY ME ドラえもん 2』の主題歌である菅田将暉の「虹」がチャートイン。ダウンロード2位、ストリーミング3位、カラオケ3位、ルックアップ3位、動画再生4位、CDセールス5位、ラジオ5位、Twitter 8位と、フィジカル・デジタルともに好成績を残した。本曲も映画のヒットに合わせて、その歌詞とメロディが多くのリスナーに響いたようだ。そして3位には、初登場以降、週間アニメチャートでトップ10をキープするYOASOBIの「怪物」(TVアニメ『BEASTARS』オープニング曲)がチャートイン。本曲は現在10週連続No.1を記録してアニメチャート歴代3位に立っており、下半期も好調なペースを維持しそうだ。



▲ 「虹」MV / 菅田将暉


 そのほか『呪術廻戦』の第一期オープニングを飾ったEveの「廻廻奇譚」や、LiSAの「紅蓮華」といった人気アニメの楽曲が続く。特に「廻廻奇譚」はEP収録曲(アルバム扱い)であるためフィジカル・ポイントがないが、ストリーミング2位、動画再生3位、ダウンロード3位と、それをカバーする高いポイントを積み上げた。作品と楽曲自体の人気の高さに加え、第一期・第二期と長いスパンで新しいファンを取り込んだことで、アニメ放送終了後も好調なヒットが続いたと考えられる。

 「廻廻奇譚」と相反して6位に入ったSnow Manの「Grandeur」(TVアニメ『ブラッククローバー』オープニング曲)は、デジタル配信がないものの、累計セールス97万枚でCDセールス1位、Twitter 1位、ルックアップ2位、動画再生5位と、主にフィジカル・ポイントが牽引してトップ10内に入り込んでいる。また、7位の宇多田ヒカル「One Last Kiss」(『シン・エヴァンゲリオン劇場版』主題歌)と8位のOfficial髭男dism「Universe」(『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021』主題歌)は、リリースからわずか2~3か月で早くも上半期トップ10入り。ラジオ1位の「Universe」は、まだ映画公開前ということもあり、公開後の今後のアクションに注目したい。

▲ TOP


Download Songs

LiSA「炎」が首位獲得、Ado/優里/BTSが続く

 2021年上半期Billboard JAPANダウンロード・ソング・チャート“Download Songs”で、LiSAの「炎」が堂々の首位に輝いた。

 『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の主題歌「炎」は、昨年10月12日のリリースから約1.5か月で2020年の年間ダウンロード・ソング・チャート3位に輝く快挙を達成。2021年に入ってからも空前の鬼滅ブームはとどまることを知らず、「炎」は初登場から1月13日公開チャートまで、実に13週連続でNo.1をキープするメガヒットとなった。上半期チャートの集計期間となる2020年11月23日から2021年5月23日には、397,031ダウンロード(DL)を売り上げて、上半期“Download Songs”1位の座に上り詰めるとともに、上半期総合アニメソング・チャート“HOT Animation”でも首位となった。

 そのLiSAは、2020年の年間“Download Songs”で見事1位に輝いた「紅蓮華」を2021年上半期で10位に送り込んでおり、トップ10に2曲がチャートインすることとなった。10位以下では、Uruとタッグを組んだ「再会 (produced by Ayase)」が11位、「dawn」が77位についている。



▲ 「紅蓮華」MV / LiSA


 首位と約10万DL差となる294,207DLで上半期2位についたのは、社会現象となったAdoの「うっせぇわ」だ。2020年10月23日に配信された本曲は、じわじわと順位を上げ、1月27日公開の“Download Songs”で自身初の1位となり、その後計4週にわたり首位をマークした。

 昨年10月25日に配信された優里の「ドライフラワー」は、267,351DLを獲得して上半期3位となった。トップ3の中で唯一“Download Songs”で週間No.1獲得を果たしていない本曲だが(最高位は2月3日&10日の2位)、今年に入ってから徐々にランクアップを果たし、年明けから5月19日公開チャートまでトップ10圏内をキープするロングヒットとなった。今年の上半期ストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songs”で首位となった同曲は、上半期総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”も制している。

 BTSが自身初の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”首位を獲得した「Dynamite」は、上半期“Download Songs”で4位をマーク。昨年8月26日公開チャートで2位デビューした同曲は、以降およそ9か月に及びトップ20圏内にチャートインし続けている。上半期“Streaming Songs”では2位となった「Dynamite」は、上半期“JAPAN HOT 100”で3位をマークしている。

 Billboard JAPANが年間チャートを発表して以来、昨年初めてシングル盤をリリースしていない楽曲として年間総合1位となったYOASOBIの「夜に駆ける」は、2021年の上半期“Download Songs”で5位となった。元々は2019年12月15日に配信された楽曲だが、2021年1月6日発売の同曲が収録された1st EP『THE BOOK』が好調だったことなどを受けて、今年に入ってからトップ20を維持する異例のロングヒットとなっている。

 2021年以前の楽曲が席巻したトップ5だが、今年リリースされた楽曲としてはYOASOBIの「怪物」が8位、宇多田ヒカルの「One Last Kiss」が9位についた。YOASOBIは他にも「群青」(13位)、「優しい彗星」(28位)など計8曲をトップ100にチャートインさせ、大活躍となった。



▲ 「One Last Kiss」MV / 宇多田ヒカル


▲ TOP


Download Albums

YOASOBI『THE BOOK』が首位に、宇多田ヒカル『One Last Kiss』が続く

 2021年上半期Billboard JAPANダウンロード・アルバム・チャート“Download Albums”で、YOASOBIの『THE BOOK』が首位を獲得した。

 本作は、2021年1月6日にリリースされたYOASOBIの1stEPだ。2020年の『NHK紅白歌合戦』出場も話題となり、初週ダウンロード数は10,069DLで首位デビュー。翌週も8,689DLで首位を飾るなど、上半期チャートの集計期間中に通算10度の首位を獲得というロングヒットとなり、2021年上半期ダウンロード・アルバム・チャートを制した。



▲ YOASOBI 1stEP『THE BOOK』クロスフェード


 続く2位は宇多田ヒカル『One Last Kiss』。本作は、映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に書き下ろした新曲「One Last Kiss」を含む、これまでに『エヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズに提供した楽曲が全て収録されたアルバムだ。3月10日にリリースされると、2021年に入ってからリリースされたアルバムの中で、最も多いダウンロード数となる19,760DLでダウンロード・アルバム首位に。その後も3週連続で首位を獲得し、集計期間中トップ15圏内をキープし続け、上半期2位を獲得した。

 そして3位はBTS『BE』がチャートイン。2020年11月に“コロナ禍で大きく変わってしまった日常においても、僕たちの日常は続く”という思いを込めてリリースされたアルバムだ。2020年11月に世界同時リリースされると、米Billboardチャートでは『BE』がアルバム・チャート首位、シングル「Life Goes On」もHot 100で首位、かつArtist 100でも13週目の首位を獲得し、3チャートを制するという記録を達成。3チャートで同時に1位を獲得した初のグループとして、話題となった。

▲ TOP


Streaming Songs

優里「ドライフラワー」2.7億回で首位 
2位はBTS「Dynamite」&YOASOBI複数曲チャートイン

 2021年上半期Billboard JAPANストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songs”で、優里「ドライフラワー」が首位を獲得した。

 優里が2020年10月25日にリリースしたシングル「ドライフラワー」は、2019年12月に配信した自身初のオリジナル・ソング「かくれんぼ」の“アフターストーリー”となる楽曲。男性目線のラブソング「かくれんぼ」に対し、「ドライフラワー」では女性目線の物語が描かれている。TikTokやTwitterなどのSNSでカバー動画、いわゆる“歌ってみた”や“弾いてみた”系のUGCが流行し、「かくれんぼ」以上のバイラル・ヒットを起こした同曲は、2020年11月4日公開分で81位に初登場し、その翌々週には9位でトップ10デビュー、そして2021年1月27日公開分で初の首位を獲得した。再生回数のピークは、2月24日公開分で記録した13,842,676回で、以降はゆるやかな減少トレンドが続いているものの、高水準は根強くキープ、上半期集計時点でチャートイン30週となっており、その中で首位獲得回数は15回をマーク、当該集計期間における累計再生回数は275,855,527回を記録している。

 続く2位は、BTSが2020年8月21日にリリースしたシングル「Dynamite」。グループにとって初めて全編英詞で作られた楽曲で、USビルボードの“HOT 100”でも首位を獲得するなど、K-POP市場に留まらずグローバルなヒット・ソングとして評価されている同曲だが、日本でも人気は加熱、2020年8月26日公開分で7位に初登場し、翌週には首位をマークした。これまでに12回の首位獲得を果たしており、再生回数は256,535,736回で「ドライフラワー」とは小差となっている。この上半期は「ドライフラワー」と「Dynamite」の接戦が大きな見どころの一つだったと言えるだろう。

 ちなみに「ドライフラワー」が記録した275,855,527回なのだが、これは2020年の年間チャートでYOASOBI「夜に駆ける」が記録した275,142,806回をわずかに上回る数字だ。半年間で決まる上半期首位の楽曲が前年の年間首位の数字を超えた事実は、コロナ禍によって加速したデジタル配信市場の拡大を裏付けるものであり、ストリーミングが音楽のヒットを測る指標としてますます重要化していることを示すデータだろう。

 中でも特筆すべきは、まさしく「ドライフラワー」がそうであったように、ユーザーが自ら作るコンテンツを起点としたUGC型ヒットだ。2020年春から始まった外出自粛の日々が依然として続き、その中で台頭してきたTikTokが牽引するこの動きは、サブスクリプション型のストリーミング・サービスやYouTubeなどの動画プラットフォームとも連動し、主にインターネット上をメインに活動する新人アーティストたちにスポットライトを当てた。

 その代表格として挙げられるのが、やはりYOASOBIだろう。2019年12月にリリースしたデビュー曲「夜に駆ける」は、前述のUGC型ヒットをいち早く引き起こし、2020年の年間チャートにおけるストリーミング首位を獲得、そして総合の“HOT 100”でもトップに輝いたが、年末の『NHK紅白歌合戦』への初出場、自身初のCD作品となるEP『THE BOOK』のリリース、こちらも初となったオンラインライブの開催など、上半期集計期間内も多くのトピックスを提供したこともあってか、ストリーミングの勢いは根強くキープされ、今回は3位にエントリーする形となった。当該期間における再生回数は227,081,110回で、初登場時からの累計では5億回の大台を突破している。さらにYOASOBIは、8位に「群青」、9位に「怪物」が入っており、トップ10内に3曲、トップ100内では9曲を送り込む強さを見せた。「夜に駆ける」のヒットがYOASOBI人気を牽引したことは事実だが、以降にリリースされたほかシングルもそれぞれしっかりと訴求し、アーティスト単位での社会的浸透度が高まったことも、デビュー曲の「夜に駆ける」がリリースから1年以上が経過した今もなお、チャートの上位に入り続けていられる要因の一つなのではないか。

 YOASOBIのAyaseはボーカロイドPとしても活動するが、そうしたボカロ系のクリエーターが関わる新人アーティストのブレイクスルーも目立つ。5位に入ったAdo「うっせぇわ」は、2012年からインターネット上で活動しているsyudouが手掛けた楽曲で、攻撃的なリリックや“うっせぇうっせぇうっせぇわ"と歌うサビの中毒性が話題に。また、23位のyama「春を告げる」を手掛けたくじらも、2019年に活動を開始したボカロPだ。一方で、映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の主題歌で、上半期4位をマークしたLiSA「炎」を筆頭に、TVアニメ『呪術廻戦』オープニング主題歌のEve「廻廻奇譚」が6位、映画『STAND BY ME ドラえもん 2』主題歌の菅田将暉「虹」が7位をマークするなど、アニメタイアップ楽曲の人気も根強かった。



▲ 「廻廻奇譚」MV / Eve


▲ TOP


TOP Singles Sales

Snow Manが初の首位獲得 乃木坂46、King & Princeが続く

 2021年上半期Billboard JAPANシングル・セールス・チャート“TOP Singles Sales”で、Snow Manの『Grandeur』が972,680枚を売り上げ首位を獲得した。



▲ 「Grandeur」MV / Snow Man


 本チャートは、2020年11月23日から2021年5月23日までの約6か月間のサウンドスキャンジャパンの販売枚数データを累計したもの。Snow Manは、2020年年間“TOP Singles Sales”でSnow Man vs SixTONES名義の『D.D./Imitation Rain』が3位、『KISSIN' MY LIPS/Stories』が4位にチャートインしたが、首位を獲得するのは今回が初めて。

 2位は825,553枚を売り上げた乃木坂46の26作目のシングル『僕は僕を好きになる』が獲得。コロナ禍で握手会が開催できない状況が続くも、ファンとの交流の場をオンラインに移行し、2位につけた。3位は623,913枚を売り上げたKing & Princeの『I promise』、4位は511,924枚を売り上げた櫻坂46の『Nobody's fault』が獲得した。King & Princeと櫻坂46はそれぞれ6位と8位にもチャートインを果たしている。

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TOP Albums Sales

SixTONES『1ST』が首位獲得、
Mr.Children/BTS/Hey! Say! JUMPが続く

 2021年上半期Billboard JAPANアルバム・セールス・チャート“TOP Albums Sales”で、SixTONESの『1ST』が1位に輝いた。

 『1ST』(ファースト)は2021年1月6日にリリースされた1枚目のフル・アルバムで、572,074枚のセールスを記録して、デビュー・アルバムでいきなりの上半期“TOP Albums Sales”の首位獲得の偉業を残した。



▲ 「Imitation Rain」MV / SixTONES


 続いてMr.Childrenの『SOUNDTRACKS』が354,067枚を売り上げて2位、BTSの『BE』が318,282枚を売り上げて3位を獲得した。

 そして、4位から6位はジャニーズの3組が続く。Hey! Say! JUMPの『Fab! -Music speaks.-』が272,347枚を売り上げ4位、ジャニーズWEST『rainboW』が227,521枚を売り上げ5位、Sexy Zone『SZ10TH』は214,875枚を売り上げ6位を獲得した。BTS、ジャニーズWEST、Sexy Zoneは昨年上半期から連続でチャートインしており、安定した人気を感じさせる結果となった。

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TOP Lyricists

Ayase・あいみょんが1、2フィニッシュ 優里が4位に急上昇

 2021年上半期Billboard JAPAN作詞家チャート“TOP Lyricists”で、Ayaseが1位に輝いた。

 本チャートは、総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”の中から作詞家にフォーカスしたランキングだ。2020年の年間Billboard JAPAN作詞家チャート“TOP Lyricists”では藤原聡が1位となったが、2021年上半期では、ダウンロード、ストリーミング、ラジオ、動画再生の4冠を達成したAyaseが逆転する展開となった。上半期“JAPAN HOT 100”にAyaseが作詞を手掛けた楽曲は、YOASOBIの9曲、LiSA × Uruへ提供した1曲の計10曲がチャートインしている。



▲ 「怪物」MV / YOASOBI


 あいみょんは、上半期“JAPAN HOT 100”圏内に7曲がチャートインして2位に。カラオケでは1位となり、ダウンロード2位、ストリーミング3位、ラジオ2位、ルックアップ6位、動画4位と他の指標でも高順位となった。カラオケにおいては、ロングヒットしているDISH//の「猫」をはじめ、「裸の心」、「マリーゴールド」がトップ10にチャートインしている。また、あいみょんは2021年上半期にジャニーズWESTの「サムシング・ニュー」を手掛け、こちらは上半期“JAPAN HOT 100”の79位、2021年上半期Billboard JAPANシングル・セールス・チャート“TOP Singles Sales”で18位となった。



▲ 「裸の心」MV / あいみょん


▲ DISH//「猫」Spring Tour 2019@市川市民文化会館


 また、優里は「ドライフラワー」が上半期“JAPAN HOT 100”で首位を獲得したことが大きなポイントとなり、昨年度の年間作詞家チャート58位から4位に上昇した。そして、「クリスマスソング」や「高嶺の花子さん」がロングヒットしている清水依与吏は7位に。今回、4月にリリースされたBTSとのコラボ曲「Film out」が上半期“JAPAN HOT 100”の68位にチャートインしたことも大きなポイントとなっている。そして、上半期“JAPAN HOT 100”で2位の「炎」を手掛けた梶浦由記/LiSAと、3位「Dynamite」を手掛けたDavid Stewart/Jessica Agombarは、それぞれ1曲だけでトップ10に入っている。

 その他、大きな飛躍を見せたのがsyudouだ。昨年度の年間作詞家チャートでは圏外だったが、インパクトのあるリリックが社会現象となった「うっせぇわ」が後押しとなって13位となった。

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TOP Composers

Ayaseが5冠を達成して堂々の首位獲得

 2021年上半期Billboard JAPAN作曲家チャート“TOP Composers”で、Ayaseが1位に輝いた。

 本チャートは、総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”の中から作曲家にフォーカスしたランキングだ。こちらは2021年上半期Billboard JAPAN作詞家チャート“TOP Lyricists”と1位から5位まで結果が同じとなった。Ayaseはダウンロード、ストリーミング、ラジオ、Twitter、動画再生で首位、CDセールス50位、ルックアップ15位をマーク。上半期“JAPAN HOT 100”に作曲を手掛けた10曲を送り込み、2021年上半期Billboard JAPAN総合アルバム・チャート“HOT Albums”で2位となった、初のEP『THE BOOK』も集計に加わり、昨年度の年間作曲家チャートと比較すると全ての指標でランクアップとなった。



▲ 「群青」MV / YOASOBI


 また、昨年度の年間作曲家チャートと比較すると、1曲のロングヒットで順位を上げている作曲家が多く見られた。上半期“JAPAN HOT 100”で「ドライフラワー」が1位となった優里は56位から4位に、LiSAの「炎」を手掛けた梶浦由記は11位から6位に、BTS「Dynamite」を手掛けたDavid Stewart/Jessica Agombarは16位から7位に上がっている。また、トップ10圏外となるが、syudouは「うっせぇわ」、Eveは「廻廻奇譚」でポイントを稼ぎ、それぞれ11位と13位に順位を上げている。

 注目は9位のVaundyで、昨年度の年間作曲家チャート30位から一気に上昇。「napori」と「不可幸力」は上半期“JAPAN HOT 100”にチャートインしている。中でもストリーミングは6位となっており、2021年上半期Billboard JAPANストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songs”では前述した「napori」と「不可幸力」に加え、「世界の秘密」、「東京フラッシュ」、「怪獣の花唄」の計5曲を100位内に送り込んだ。



▲ 「napori」 / Vaundy


▲ 「不可幸力」MV / Vaundy


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Heatseekers Songs

川崎鷹也「魔法の絨毯」通算15回の首位獲得で上半期1位に

 2021年上半期“JAPAN Heatseekers Songs”で、川崎鷹也の「魔法の絨毯」が首位を獲得した。

 2020年夏頃よりヒットの兆しを見せていた「魔法の絨毯」は、2021年よりメディアで披露される機会が増えた影響もあり、ノンタイアップながらもロングヒットを記録。“Heatseekers Songs”では、当チャートが正式ローンチした2020年12月2日公開チャート(集計期間:2020年11月23日~11月29日)以降、26週連続でチャートインし、内15週で首位を獲得した。

 本曲は上半期の集計で、ダウンロード3位、ストリーミング1位、ラジオ23位、Twitter 3位、カラオケ1位をマーク。中でもストリーミングは、2021年4月21日公開チャート(集計期間:2021年4月12日~4月18日)で累計再生数1億回を突破した。また「魔法の絨毯」は、“JAPAN HOT 100”の上半期チャートのカラオケ指標でも9位にチャートインするほど定番曲として定着しており、カラオケ人気の高さもロングヒットの要因の一つだと考えられる。



▲ 「魔法の絨毯」MV / 川崎鷹也


 「魔法の絨毯」と同じく、2位のRin音「snow jam」、3位のもさを。「ぎゅっと。」も、26週連続チャートインを達成。「snow jam」は、ダウンロード8位、ストリーミング2位、ラジオ20位、Twitter 18位、動画再生3位、カラオケ14位と、デジタル領域を中心にヒット。「ぎゅっと」は、ダウンロード14位、ストリーミング3位、Twitter 9位、動画再生4位、カラオケ3位と、主にストリーミングとカラオケが楽曲人気を牽引した。


▲ 「snow jam」MV / Rin音


▲ 「ぎゅっと。」MV / もさを。


 トップ10で唯一CDシングルがリリースされたALI「LOST IN PARADISE feat. AKLO」は、CD1位、ルックアップ1位、ダウンロード2位、ストリーミング7位、ラジオ8位、Twitter 7位、動画再生1位と、8指標中7指標でトップ10入りし、総合では6位に。続く7位の「VIVID VICE」も、ダウンロード1位、ストリーミング12位、ラジオ7位、動画再生4位、Twitter 5位と、各指標バランス良くポイントを獲得した。この2曲はアニメ『呪術廻戦』のオープニング・エンディング主題歌にそれぞれ起用されており、アニメのヒットが楽曲のヒットを後押ししたことが推測できる。

 上半期の“Heatseekers Songs”では、ストリーミングで長く聴かれつつ、それ以外の指標も継続的にチャートインしている楽曲が上位に集まった。下半期もストリーミングでのヒットをいかに他指標に伝播させるかが、さらなる躍進の鍵となりそうだ。


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Top User Generated Songs

Kanaria「KING」が通算16回の首位で上半期制す、
2位はAdo「うっせぇわ」がチャートイン

 2021年上半期Billboard JAPAN UGCソングチャート“Top User Generated Songs”で、Kanariaの「KING」が首位を獲得した。

 本チャートは踊ってみた動画など、YouTubeで公開されているユーザー生成コンテンツのみを集計した新チャートだ。Kanaria「KING」は、本チャートの第一回目の発表となった2020年12月2日公開分で首位を獲得すると、通算17度の首位を獲得し、2021年上半期チャートを制した。本楽曲はキズナアイや、にじさんじのメンバーなど、数多くのVtuberが動画を投稿し、最新チャート(2021/6/2公開)でも3位に。公式動画の再生数やダウンロード、ストリーミング数はそこまで大きな上昇は見られないものの、2021年1月27日公開以降、カラオケ順では30圏内をキープしており、下半期以降もUGCを中心に盛り上がりは続きそうだ。



▲ 「KING」MV / Kanaria


 続く2位は、Ado「うっせぇわ」がチャートイン。1月13日公開の本チャートで首位を獲得し、通算8度の首位を獲得。「うっせえわ」は、UGCのみならず公式動画も2020年11月4日公開チャート以降トップ30圏内をキープしており、UGC、公式ともに非常に多くの視聴数をキープしている。特に、1月22日放送の『ミュージックステーション』に電話インタビューでテレビ初出演すると、チャートが急上昇。ストリーミングは1月27日公開チャートで12位から5位、ダウンロードは13位から1位と大きく上昇し、3月10日公開の総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”では総合首位を獲得するという強さを見せた。

 その他、トップ10にはBTS「Dynamite」やYOASOBI「夜に駆ける」、Eve「廻廻奇譚」など上半期ストリーミング・チャートでトップ10を獲得した楽曲がチャートイン。これらはストリーミング数以外にも、カラオケや公式動画の再生数でも高ポイントを獲得している。ストリーミングや動画など、どのメディアをきっかけにヒットするかは楽曲によってさまざまだが、UGCがチャートに与える影響は非常に大きいということが分かる上半期チャートとなった。最新チャートでは、Ado「踊」や星野源「不思議」などが上昇しており、下半期以降どのような動きを見せるのか、引き続き注目だ。



▲ 「踊」MV / Ado


▲ 「不思議」MV / 星野源


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