シングル「SAY HEY (I LOVE YOU)」がトップ20入りする大成功を収めたMICHAEL FRANTI & SPEARHEADだが、新たなレーベル契約のもとでこの夏には早くも新作をリリースし、最新シングル2曲を引っさげて北米ツアーを続行する予定のようだ。

1997年のデビュー以来、初のメジャー・レーベルとしてEMIと新たなレコード契約を結んだ彼らは、この夏の終りに同傘下のCapitol/Boo Boo Waxレーベルから『THE SOUND OF SUNSHINE』をリリースする。そして同アルバムからは、ジャマイカのダンスホール・アイコンとして知られるLADY SAWをゲストに迎えたシングル「SHAKE IT」が最近デジタル・リリースされ、来たる6/8には続くシングルとしてアルバム・タイトル曲「THE SOUND OF SUNSHINE」が発売される。

そんな今回のニュー・アルバムについて、FRANTIは「アコースティック・ギターをかなり使ったアルバムになった。それに曲の内容は、僕らが生きていく上で最も重要な要素、すなわち家族や友人などとの人間同士の係わり合いについて歌った作品が多くなった。どの曲もダンサブルだけど、ナイトクラブでよく耳にするフロアーで踊るための曲とは一線を画していると思うね。強いて言うなら、もっとトラディショナルでオールドスクールな響きを持ち、世界中からのダンス・ミュージックが集結した感じだよ」と語っている。

また収録曲の幾つかは、2008年の前作『ALL REBEL ROCKERS』を共同プロデュースしたSLY & ROBBIEと共にジャマイカで行ったとのことだが、ほとんどの曲は今年の初頭にJOHN MAYERのオープニング・アクトとして出演したツアーの移動中に仕上げたものだそうだ。

MICHAEL FRANTI & SPEARHEADは、6/11のBONNAROO MUSIC FESTIVALと、9/2〜9/6まで開催されるZAC BROWN BANDのSAILING SOUTHERN GROUND CRUISEに出演するほか、この夏から秋にかけては北米で複数のショーがブッキングされている。そしてクリスマスまでは、サイドウォーク・パフォーマンス、大規模なヨガ・セッション、また子供たちも演奏を見られるように午後の時間帯に設定した家族向け無料ライヴなど、様々なライヴ活動を継続する予定だとFRANTIは語っている。