音楽史においてもっとも成功したツアー・バンドのひとつであるDAVE MATTHEWS BANDが1年間の休暇を取ることになった。本日、バンドのウェブサイトで、結成以来20年間ノンストップでツアーをやっていた彼らが、2011年はツアーに出ないと発表したのだ。

「今はこの夏に向けての興奮が高まっていくのを感じているところだけれど、20年間連続的にツアーしてきたDAVE MATTHEWS BANDは2011年にオフを取ると決めたことをみんなに知らせたい」とバンドは本日ウェブサイトで述べている。「僕たちのツアーがたくさんの人々の人生の一部になっていることを幸運だと思っているし、できる限りみんなに見てもらいたいと思ってきた。僕たちはこの夏のツアーをこれまでで最高のものにしようとエキサイトしているし、また2012年にツアーを再開するのを楽しみにしている」

ツアーの休業に先駆けて、DMBはテネシー州マンチェスターのボナルー・フェスティバル、ルイスヴィルのフラバルOU、デンバーのマイル・ハイ・ミュージック・フェスティバルなどに出演する。バンドの長年のエージェントであるパラディグム・アーティストによると今年のチケットの売れ行きはめざましいとのことだ。

「ツアーは5/28からスタートする。相変わらずすごい売れ行きなので嬉しいね」とエージェントは語っている。「バンドのみんなもエキサイトしているよ。これは彼らにとっても素晴らしい夏になるだろう」

DAVE MATTHEWS BANDは2000年代でいちばんチケットがよく売れるバンドで、2000〜2009年に547回の公演で11,230,696枚のチケットを売っている。この間に1000万枚を越えるバンドは他にいない。DMBは505,447,901ドルの収益を上げており、これにはMATTHEWSのソロ・ツアーやDMBのフェスティバル出演は含まれていない。

彼らのすごいところは、大々的なワールド・ツアーをやらないでも収益が大きいところだ。今年3月に行なわれた5回のヨーロッパ公演は21,370人を動員し、1,238,445ドルの収益を上げた。