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2020/05/11

ビリー・アイリッシュ、自主隔離生活中に新曲を完成させたと明かす「すごく気に入ってる」

 ビリー・アイリッシュが、2020年5月9日にYouTubeで公開されたBeats 1のゼイン・ロウとのリモート・インタビューで、自主隔離生活中に兄フィニアスと曲を完成させたことを明かした。

 Apple Musicで父親のパトリック・オコネルと『Me & Dad Radio』を開始したばかりの彼女は、有名になった現在も家族と実家で暮らしており、生まれ育った家で自主隔離生活を送っている。インタビュー中に俳優でもある父親が登場し、隣で子犬と戯れる姿にビリーがあきれた表情を見せるなど、短いながらも仲の良さが伝わってくる映像になっている。

 新型コロナウィルスによる外出自粛について彼女は、「(自主隔離の)最初の頃すごくこたえた人が多かったってことは知ってる。私はそういう経験をしなかったんだよね、ズルをしたから。子犬を2匹レスキューというか一時預かりしてた。完全に気をとられていたんだ」と話している。

 当初は創作意欲が全く湧かなかったという彼女だが、2週間ほど前からようやく曲を作る気になり、「“スタ”にこもってたというか、まあフィニアスの地下室って意味なんだけどね。(兄と)まるまる1曲書いたんだよ、1曲全部。これって結構レアなことなんだ。すごく気に入ってる。言うべきだと思っていたことを書いた時に正確に言えた」と自信をのぞかせている。

 ステージに立った時の感覚はそこでしか味わえないため、ツアーができないのは寂しいと彼女は話しているが、自主隔離生活そのものはそれなりに楽しめているようだ。「正直、気分はいいんだ」と話す彼女は、気に入っているというその新曲について、「言うべきだと思っていたことというのは、この休みのせいで誰にも会えないから悲しい気持ちでいなければならない、みたいな感じがあるじゃない?人に会えなくて寂しいって思うべきだ、みたいな空気が漂っている。誰かに会いたい、概して人に会いたいって思うべきだ、って。もちろん、私だって親しい友人たちには会いたいって思うし、人に会いたいって思うよ。当然思うけれど、それと同時にこの距離感も気に入ってるんだよね」と説明している。

 彼女は、「誰もが成長できる今のこの感じがいいよね。昔を懐かしんだり、他の人といたいって思うばかりじゃなくて、人々が自分を成長させているといいなって思っている」と話している。

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