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2017/02/02 07:30

佐藤勝利、橋本環奈にホルン演奏のサプライズ 腕前自画自賛「才能しか感じない」

 映画『ハルチカ』完成披露試写会舞台あいさつが1日、東京都内で行われ、出演者の佐藤勝利(Sexy Zone)、橋本環奈、恒松祐里、清水尋也、前田航基、小出恵介と市井昌秀監督が出席した。
 この作品は、テレビアニメ化もされた初野晴氏による青春小説「ハルチカ」シリ-ズを実写映画化。ちょっぴり頼りないが気の優しいモテ男ハルタ(佐藤)と、気が強くて明るく元気な女子高生チカ(橋本)が高校の入学式で運命的な再会を果たし、吹奏楽部を舞台に音楽を通して気持ちをつなげていくさまを描く。
 映画初出演にして橋本とダブル主演を務めた佐藤は「初めての映画って1回しかないので、すごく思い入れのある作品に仕上がっています」とアピ-ル。橋本は「出てくる音楽がすごく良くて、オリジナルのテ-マ曲もすごくいい。全国の吹奏楽部員にもこの曲を演奏してほしいと思っています」と呼びかけた。
 劇中でホルンを担当する佐藤は「ホルンの経験はなかったのですが、最初のレッスンから音が出ちゃいました。ホルンは“世界一難しい金管楽器”とギネスにも載っているんですよ。自分でもかっこいいなと思いながら」と自画自賛した。前田から「世界を獲ったということでいいですか?」と確認されると「獲りました。音が外れやすいので音が外れないように難しいメロディ-を吹く練習をして、才能しか感じなかった」と得意気に語った。
 その後も清水や前田と楽器の腕前を競い合うやりとりを見せたが、市井監督が「世界一とか言っているけど、皆ひたむきに頑張ってくれて。軽く吹けたと思われたら嫌だもんね」と気遣いを見せてフォロ-し、「リハ-サルからものすごくグッときました。(本番の)撮影に入っていないときからグッときちゃうというのも珍しい」と振り返った。
 また、2月3日に18歳の誕生日を迎える橋本に、佐藤が「環奈ちゃんのバ-スデ-のために練習してきたので」とサプライズでホルン生演奏のプレゼントを贈った。自ら舞台裏で楽器の調整を行うほどの熱の入れようで、見事に腕前を披露すると「誕生日が近いのも偶然だし、来てくれた人と一緒に歌えるのも今日しかない。今日も“1000年に一度”のいい日になったんじゃないかなって思います」と橋本のキャッチフレ-ズで祝福した。
 橋本は「すごかったです。勝利君のホルンを久々に聞いたのもあって、間近で聞いてハッピ-バ-スデ-も吹けるんだなって。うれしいです」と大喜び。佐藤自身は「ちょっとだけ良くないところがあったかもしれないけど、そこは気持ちで。僕、本当に吹けるんですよ」と満点の出来栄えとはいかない様子だったが、橋本は「本当ですよ。世界一だって証明されましたね」と笑顔を見せた。
 映画は3月4日から全国ロ-ドショ-。