元BiSマネージャーの渡辺淳之介が「BiSをもう一度始める」と始動させた新生クソアイドルグループ BiSH。8月26日 Zepp Tokyoにて【TOKYO BiSH SHiNE】（略して【TBS】）なるワンマンライブを開催するが、この明らかに“飛び級”となる公演を敢行するに至った真相が語られた。

＜今夏最大級のホットトピック TIF出演キャンセルからの代替公演＞

　【TOKYO IDOL FESTIVAL 2015】初日（http://bit.ly/1ImWRA9）でオーディエンスを大熱狂させるも“アーティスットの事情により”2日目の出演がキャンセルに。この騒動はアイドルフリークにとって今夏最大級のホットトピックとなったが、この代替公演としてBiSHはお台場にあるZepp Tokyoでのワンマンライブを発表（TIFの2日目のリストバンド及び二日通しのリストバンドを持っている人は、先着1500人が無料で入場できる公演となっており、リストバンドを持っていない人は通常販売のチケットが必要となる）し、ネット上では「Zeppまで込みで用意されていたシナリオだったのでは？」「こんなタイミング良く会場が押さえられるはずがない」等の憶測も飛び交った。

　あまりにドラマティックな展開ゆえ、そうした反応があるのは当然と言えば当然だし、真相が分からぬまま8月26日を迎えるのも気持ち悪いと思い、この一連の騒動の要に違いない渡辺淳之介から真相を語ってもらった。

＜Zepp Tokyoワンマンは、まさかの剛力彩芽オマージュ？＞

◎渡辺淳之介（BiSHマネージャー）インタビュー

－－どうですか？ BiSHの状況は。
渡辺淳之介：この前、初の全国ツアーを発表したでしょう。まだ予約段階なんでアレなんですけど、BiSの全国ツアーより全然売れ行きが良い（笑）。順調すぎて怖いです。本当に怖い。
－－【TOKYO IDOL FESTIVAL 2015】の一件も？
渡辺淳之介：いやいや、あれは事故です。完全なる事故です。
－－実際のところ何があったんですか？ 公式アカウントでは「アーティスットの都合により」と書かれていましたが。
渡辺淳之介：（アーティスットの都合により掲載NG）から「アーティスットの都合により」って書いたんですよ。（アーティスットの都合により掲載NG）から。
－－ちょっとした流行語になりかけましたからね（笑）。
渡辺淳之介：それで代替公演をゼップでやることにしたんですけど、ゼップは本当に読めないッスねー。どうなっちゃうんだろう……。まぁそうですね、1000人とかもし入ったら大成功じゃないッスか（笑）。
－－でも2000人集まったほうが格好良いですよ？
渡辺淳之介：そりゃそうなんですけど（笑）、BiSHはまだそんな規模でやったことないから、もちろんパンパンになると思ってゼップ押さえた訳じゃないし。だけどまぁ本当に観たかった人がどれだけいるのかも見てみたいし、デビュー3か月の女の子がZepp Tokyoでやるっていうのは剛力彩芽さん以来かな？ って思ったから。
－－まさかの剛力彩芽オマージュ（笑）。
渡辺淳之介：ハハハハハ！

＜結構泣いたというか……悲しくって。オタクの気持ちになったら＞

－－なんでZepp Tokyoだったんですか？
渡辺淳之介：8月1日（【TOKYO IDOL FESTIVAL 2015】初日）にですね、もうTIFじゃ出来ないからもっと楽しい場所を用意したいなって思ったんですよ。TIFは僕たちの思うようにはいかなかったから。もちろん2日目に来る人たちには本当に申し訳ないなって思ったんだけど、やっぱり100％のパワーが出し切れないライブをしても意味がないから。それで代替公演をやろうと思ったんですけど、最初はゼップじゃなくて代々木公園でやろうかなって思ったんですよ。でも「よくよく考えたら、やっぱりお台場でやってたんだからお台場じゃないか」って話になって。
－－みんな、お台場に観に来てた訳ですからね。
渡辺淳之介：お台場にみんな来てた訳だから、もう一回お台場のほうが良いかなと思って、それでZepp DiverCity TokyoとZepp Tokyoを当たってみるかと。で、当たったらたまたま空いてたから（笑）。
－－強運の持ち主ですよね。普通は3週間後のゼップなんて押さえられませんよ。
渡辺淳之介：特に8月なんて普通は空いてないから。でもたまたまZepp Tokyoが空いてたから「借ります！」って言って借りました。
－－あとはお得意の「やるしかない」ですね。
渡辺淳之介：そう、あとはやるしかないから「どう発表しようか？」とか「どういうことをしようか？」とか考えて。まぁでも来てくれた人は楽しんでもらえるステージになると思いますよ。

－－めっちゃ期待値高いと思いますよ。
渡辺淳之介：僕たちはやるべきことをやるだけですから。
－－どうなんですか？ たまたま居たアイナ・ジ・エンドさん。
アイナ：TIF1日目の夜に「明日出れない」ってなって、結構泣いたというか……悲しくって。オタクの気持ちになったら。でもそのとき渡辺さんがすごく真剣に、本当に真剣にどうするか考えてくれてて、その結果がゼップだから、私的にはスカスカでも何でもやりきるしかないなって思ってるし、楽しみです。
－－シェルター、ネストの次がゼップですからね。
一同：（笑）
－－ワンマン（東京公演）の順番としておかしい。
渡辺淳之介：10倍？ 10倍キャパ？
アイナ：ハハハハ！
－－WWWとリキッドルームも控えてるのに、その前にゼップって（笑）。
アイナ：それが渡辺さんですから。格好いいし、面白い。

＜難しいなと思いながらやってますけど……やっぱり楽しい＞

－－「BiSをもう一度始める」と始動させといて、もう全く流れ違いますからね。
渡辺淳之介：いや、でもBiSより厳しいッスよ。世間の目が。期待してるし、嫌な大人たちが嫌な目で見てくるし。すっげぇ難しいなと思いながらやってますけど……やっぱり楽しい。本当に楽しいなって思うのは「BiSをもう一度始める」って言って応募してきてくれた娘たちっていうのもあるんですけど、「本当に真剣になんでもやってやろう」みたいな娘が4人集まったから。そうじゃなきゃ俺も頑張れないし、そこは楽しんでやれているというか、今の4人は……新メンバーも2人加わりますけど、少なくとも今の4人は最初のヴィジョンを共有できてるから。
－－「おまえらが本気なら俺もやっちゃうよ」的な？
渡辺淳之介：そうですね。このままゼップやって、ゼップこけて、全国ツアーもこけると俺の会社の経営が危ないんですけど。
－－かつての会社と違いますからね。今は独立した会社の社長ですから。
渡辺淳之介：かつていた会社ならどんなに赤字になろうが「知ったこっちゃねぇ」って思ってたんですけど（笑）、今回は全部の責任をすべて自分が持たなきゃいけないので……と思ってるんですけど、まあこいつらなら大丈夫だろうなって。俺もそうだし、メンバーも真剣に考えれば絶対いけるよなって思ってます。

－－新メンバー（ハシヤスメアツコ/リンリン）の決め手は何だったんですか？
渡辺淳之介：顔。
－－顔が良いなぁと？
渡辺淳之介：あのー…………顔。
－－（笑）
渡辺淳之介：ひとりメガネキャラを入れたくて、それでメガネが似合いそうだなぁと思った奴がひとり。あと、若い変な奴入れたくて、そしたら最高に変なかわいい奴が来たから。リンリン、マジヤバイ。喋れないと思う。ていうか、握手会とか多分困ると思う。
－－人見知りなんですか？
渡辺淳之介：本当にヤバイと思いますよ。「リンリン、おつかれ」って言っても「…………」。多分、オタクは会話困ると思う。コミュ障だから。オタクもコミュ障多いでしょ？ あの反応されたら多分ね、次、喋れないよね。
－－すげぇ気遣わなきゃいけないアイドルなんですね。
渡辺淳之介：モモコグミカンパニーもすごい気遣わなきゃいけないタイプなんだけど……
－－どれだけ気遣わなきゃいけないメンバーいるのよ（笑）？
渡辺淳之介：でも俺は気遣わせるほうが好きだから、面白いだろうな。
－－世界観としては合ってると。
渡辺淳之介：うん。すごく良いと思う。

取材＆テキスト：平賀哲雄

◎ライブ【TOKYO BiSH SHiNE】（略して【TBS】）
08月26日（水）Zepp Tokyo
OPEN 19:00 / START 20:00
入場方法：
・TIF2日目のリストバンドもしくは2日通しリストバンドをお持ちの方、無料にてご入場いただけます。8/26（水）11:00～17:00に会場受付にて整理券を配布いたします。
※先着1500名
※予定枚数に達し次第、整理券の配布は終了となります。
※整理券はお一人様につき1枚のみ配布となります。
※整理券の譲渡・転売は固くお断りいたします。
※リストバンドと整理券のセットでご入場いただけます。
※入場時にドリンク代が必要となります。
※リストバンドではなくチケットでも入場いただけます。
お問合せ：KM MUSIC 045-201-9999