Billboard JAPAN


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2015/04/01 14:30

アニメ『君嘘』第2弾クラシックコンピが初登場第1位、第1弾コンピは18週連続チャートインと記録更新

 今週のBillboard JAPAN Top Classical Albumsは、アニメ『四月は君の嘘』のクラシック・コンピレーションアルバム第2弾『四月は君の嘘 トゥインクル リトルスター』が、2位以下を大きく引き離し、初登場で第1位を獲得した。

 アニメのモデルアーティストであるヴァイオリニスト篠原悠那、ピアニスト阪田和樹も参加し、第1弾では未収録だったアニメ使用楽曲「モーツァルト:きらきら星変奏曲」や「チャイコフスキー:“眠りの森の美女”より“バラのアダージョ”(ピアノ連弾版)」をはじめ、ノベライズ『四月は君の嘘 6人のエチュード』で登場する楽曲「ショパン:別れの曲」「モーツァルト:トルコ行進曲」を収録するなど、アニメ本編だけでないスピンオフ的な内容となっている。更に第3位にもアニメ『四月は君の嘘』のクラシック・コンピレーションアルバムがチャートイン。この『四月は君の嘘 僕と君との音楽帳』は、今週で遂に18週連続のチャートインとなった。

 2位には、ワルター&ウィーン・フィルによる『ウィーン・フィル マーラー生誕百年記念祭』の復刻盤が堂々のチャートイン。ワルターが1960年5月29日に行ったこの記念公演は告別演奏としても知られ、その演奏は歴史的に語り継がれる名演とされてきたが、これまでの盤はオリジナルマスターの紛失により、状態のよくないものだった。しかしそのマスターテープの発見により、今回はこれを用いての音源復刻。比較にならない良質な響きで、稀代の名演を楽しめる2枚組となっている。1枚目はシューベルト「未完成」、2枚目はオール・マーラー・プログラムとなっており、「子供の魔法の角笛」「リュッケルト歌曲集」などより一部、そして交響曲第4番ト長調にはシュヴァルツコプフを迎えての演奏が収録されている。

text:yokano