2015/03/25 15:00
3月18日に開催された元スーパーグラスのギャズ・クームスによる初のビルボードライブ公演のレポートが到着。
3年ぶり、2作目となるソロ・アルバム『マタドール』を引っ提げ、元スーパーグラスのギャズ・クームスが初めてビルボード・ライヴに登場した。この3月で39歳になったギャズだが、20数年前のデビュー当時、カルバン・クラインの下着モデルに抜擢されたという経歴も伊達じゃない、彼の不思議な色気を湛えた個性的で愛嬌のあるサル顔やスタイルにほとんど変化がないのは、順調に音楽活動を続けている証だろう。
そんな彼のライヴは、キーボードを含む4人のバンドを従え、最新作のオープニングを飾る「バッファロー」でスタート。このミッド・スローのしっとりしたナンバーに代表されるように、新作の歌世界は少し大人になったギャズの心境や物の見方が表れたじっくり聴かせる曲が多いせいか、ビルボード東京の空間にも自然に溶け込み、曲が進むほどに会場の空気が和んでいくのが分かった。何よりも驚いたのは、数回聴いただけのその新作からの曲が、ずっと以前から知っているメロディのように感じられたことで、改めて彼のメロディ・メイカーとしての非凡な才能に驚かされた。
バッキングを務めるバンド・メンバーには、スーパーグラスと同郷のオックスフォードのバンド、ライドのローレンス・コルバート(Dr)、そのライドのフロントマンだったマーク・ガードナーのバンドにも参加している元ゴールドラッシュのギャロ・ナホラキアン(B)という腕利きのリズム隊が脇を固めているだけに安定感は抜群で、そこに適度にラフでドライヴ感を生み出すいかにも英国的なロック・ギタリスト、ニック・フォウラー等、緩急自在にギャズの歌世界をサポートするバンドのバランスも絶妙だった。
アンコールまで含めて約1時間20分。2枚のソロ作から選曲された統一感のあるセットリストは、ブリティッシュ・ポップ伝統のエレガントなメランコリーを湛えた楽曲が中心だったせいか、これまでのライヴよりヴォーカリストとして確かな表現力を身に付けたギャズの今を知ることができた今回のビルボード公演。願はくばスーパーグラス時代の曲も聴きたかったが、それはまた次回のお楽しみに取っておこう。
Text:保科好宏
Photo:Masanori Naruse
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
1
映画『Michael/マイケル』応援上映のレポート到着、総立ち&「マイケル!」コールの大歓声 “追いマイケル”で16回鑑賞という強者も
2
【ビルボード】FRUITS ZIPPER『ぱわーオブらぶ / センセーション』72.7万枚でシングル1位、自己最多初週セールスを記録
3
<ライブレポート>Suchmos エネルギッシュでグルーヴィーな演奏で対バンツアー閉幕 Fujii Kazeとステージコラボも
4
【ビルボード】剣持刀也『Augment』8.8万枚でアルバムセールス首位 YEONJUN/A.B.C-Zが続く
5
上白石萌音のニューアルバム『bouquet』、根本 要(スターダスト☆レビュー)/絢香が楽曲提供
インタビュー・タイムマシン
注目の画像







ギャズ・クームス 2作目から聴こえるソロ・キャリアの邁進っぷりとは…?
ギャズ・クームス 最新ALの全曲試聴スタート、日本のファンへメッセージも到着
元スーパーグラスのギャズ・クームス、来日公演が決定
スーパーグラスのフロントマン、ギャズ・クームスが3年振りとなるソロ・アルバムをリリース
ロバート・グラスパーが西本智実とフルオーケストラの舞台で初共演
















