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2026/10/27 11:00

【米ビルボード・ソング・チャート】エラ・ラングレーが首位返り咲き、歴代最長記録を更新 

 今週(2026年10月31日付)の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”は、エラ・ラングレーの「チュージン・テキサス」が返り咲き、通算25週目の首位を獲得して、歴代最長記録をさらに更新した。TOP5には、テイト・マクレーの「ハウスワイフ」(2位)オリヴィア・ロドリゴの「エクスペクテーションズ(with チャペル・ローン)」(3位)、ザック・ブライアンの「ライズ(feat.ラナ・デル・レイ)」(4位)の3曲が新たにランクインしている。

 登場16週目となる2026年2月14日付のチャートで1位に到達したエラ・ラングレーの「チュージン・テキサス」は、その後7度の再浮上を経て今週のチャート(10月31日付)で通算25週目の首位を獲得した。

 以下は、「チュージン・テキサス」が初めて1位を獲得した2月14日付のチャートから今週までの首位獲得記録で、同曲の他には9曲が首位を獲得している。

• 2月14日:エラ・ラングレー「チュージン・テキサス」(1回目)
• 2月21日:バッド・バニー「DtMF」
• 2月28日:テイラー・スウィフト「オパライト」
• 3月7日:エラ・ラングレー「チュージン・テキサス」(2回目)
• 3月14日:ブルーノ・マーズ「アイ・ジャスト・マイト」
• 3月21日~3月28日(2週連続):エラ・ラングレー「チュージン・テキサス」(3回目)
• 4月4日:BTS「SWIM」
• 4月11日~4月25日(3週連続):エラ・ラングレー「チュージン・テキサス」(4回目)
• 5月2日:オリヴィア・ロドリゴ「ドロップ・デッド」
• 5月9日~5月23日(3週連続):エラ・ラングレー「チュージン・テキサス」(5回目)
• 5月30日~6月6日(2週連続):ドレイク「Janice STFU」
• 6月13日:アリアナ・グランデ「ヘイト・ザット・アイ・メイド・ユー・ラヴ・ミー」
• 6月20日~6月27日(2週連続):テイラー・スウィフト「アイ・ニュー・イット・アイ・ニュー・ユー」
• 7月4日~10月3日(14週連続):エラ・ラングレー「チュージン・テキサス」(6回目)
• 10月10日~10月24日(3週連続):テイラー・スウィフト「ペイシェント・ゼロ」
• 10月31日:エラ・ラングレー「チュージン・テキサス」(7回目)

 今週7度目の返り咲きを果たしたことで、ひとつのヒット期間中(アルバムやシングルのプロモーション期間)における記録としては、それぞれ5回を記録したハリー・スタイルズの「アズ・イット・ワズ」(2022年)、モーガン・ウォーレンの「ラスト・ナイト」(2023年)を上回り、史上最多記録をさらに更新した。なお、同一のヒット周期ではなく季節限定の再浮上を含めると、2019年から2025年にかけてホリデー・シーズンに計8回を記録したマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」が現時点での最多記録となる。

 ソング・チャート“Hot 100”の集計が始まった1958年8月以降、通算首位獲得週数の歴代最多記録は以下の通りに更新されている。

・25週:エラ・ラングレー「チュージン・テキサス」(2026年)
・22週:マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」(2019~26年)
・19週:シャブージー「ア・バー・ソング(ティプシー)」(2024年)
・19週:リル・ナズ・X 「オールド・タウン・ロード(feat. ビリー・レイ・サイラス)」(2019年)
・16週:モーガン・ウォーレン「ラスト・ナイト」(2023年)
・16週:ルイス・フォンシ & ダディ・ヤンキー「デスパシート(feat. ジャスティン・ビーバー)」(2017年)
・16週:マライア・キャリー & ボーイズ II メン「ワン・スウィート・デイ」(1995~96年)

 25週目の首位を獲得した「チュージン・テキサス」は、今週の集計期間(10月16日~22日)に、公式ストリーミング再生数が2,000万回(1%増)、ラジオのオーディエンス・インプレッション数が5,860万回(前週同率)、セールスは4,000(17%減)を記録した。

 先週のチャートで歴代最長タイ記録(26週)に到達したストリーミング・ソング・チャートでは、今週4位にランクダウン。同じく史上最長首位単独記録(19週)を達成したデジタル・ソング・セールス・チャートでも、2位から5位に順位を下げたが、エアプレイ・チャートでは最高位となる2位をキープしている。

 また、カントリー・ソング・チャートでも首位獲得週数を46週に更新して、2024年に45週を記録したシャブージーの「ア・バー・ソング(ティプシー)」を上回り、歴代単独2位の首位獲得記録に到達した。なお、歴代1位は2017~18年に通算50週を記録したフロリダ・ジョージア・ライン&ビービー・レクサの「メント・トゥ・ビー」が保持している。

 1年前の2025年10月17日にリリースされた「チュージン・テキサス」は、初めて首位を獲得した今年2月に、カントリー・エアプレイ・チャートでも首位を獲得した。同チャートにおいては、その後「チュージン・テキサス」が収録されたアルバム『ダンデライオン』から、「ビー・ハー」、「アイ・キャント・ラヴ・ユー・エニモア(with モーガン・ウォーレン)」、「ラヴィン・ライフ・アゲイン」の3曲もTOP10入りを果たしている。

 今週2位には、カナダ出身の女性シンガーソングライター、テイト・マクレーの新曲「ハウスワイフ」がデビューして、以下に続く通算4曲目のTOP10入りを果たし、リード・アーティスト(主名義)の楽曲としては自己最高位を更新した。

・「グリーディー」(2024年/最高3位)
・「ホワット・アイ・ウォント (モーガン・ウォーレン feat.テイト・マクレー)」(2025年/最高1位)
・「TIT FOR TAT」(2025年/最高3位)
・「ハウスワイフ」(2026年/最高2位)※今週初登場

 10月15日に公式ミュージック・ビデオと同時リリースされた「ハウスワイフ」は、3日後の18日に【ヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショー】で披露され、大きな注目を集めた。初週の集計期間には、ストリーミング再生回数が2,290万回、ラジオのオーディエンス・インプレッション数が1,270万回、セールスは4,000を記録している。

 ストリーミング・ソング・チャートでは初登場1位を飾り、2025年に6週首位を記録した「ホワット・アイ・ウォント」に続く2曲目、リード・アーティストの楽曲としては初のNo.1タイトルを獲得した。

 続いて今週3位には、オリヴィア・ロドリゴの「エクスペクテーションズ」が前週の63位からジャンプアップして、通算11曲目のTOP10 入りを果たしている。

 今週急上昇したのは、チャペル・ローンがゲスト参加したリミックスとミュージック・ビデオが10月15日にリリースされたからで、ストリーミング再生回数は1,820万回(302%増)、ラジオのオーディエンス・インプレッション数が260万回(前週のわずかな数字から急増)、デジタル・セールス(ダウンロード数)は4,000(465%増)、そして初週のフィジカルによる売上(カセット、CD、7インチ・アナログ盤)は15,000に、それぞれ記録を伸ばした。

 また、ロック&オルタナティブ・ソング・チャートでも前週の17位から1位へと急浮上し、オリヴィア・ロドリゴにとって通算4曲目、チャペル・ローンにとっては同チャートでの初となる首位を獲得した。

 「エクスペクテーションズ」は、今週のアルバム・チャート“Billboard 200”で返り咲きの首位(3週目)を獲得した最新作『ユー・シーム・プリティ・サッド・フォー・ア・ガール・ソー・イン・ラヴ』の収録曲で、本作からは「ドロップ・デッド」(最高1位)、「ザ・キュア」(最高5位)、「ステューピッド・ソング」(最高3位)、「ハニービー」(最高9位)に続く5曲目のTOP10入りとなる。1枚のアルバムから輩出されたTOP10ヒット数としては、4曲がランクインした2021年のデビュー・アルバム『サワー』を上回る自己最多記録を更新した。

 上記のうち、オリヴィア・ロドリゴが単独で作詞作曲した「ハニービー」を除くTOP10入りした全曲は、ダン・ニグロによるプロデュースまたはオリヴィア・ロドリゴとの共同プロデュースで、ダン・ニグロは全曲のソングライターとしてもクレジットされている。

 リミックスのゲストとして参加したチャペル・ローンは、以下に続く5曲目のTOP10入りを果たし、昨年同3位を記録した「ザ・サブウェイ」と並ぶ自己最高位タイ記録を達成した。

・「グッド・ラック、ベイブ!」(2024年/最高4位)
・「ザ・ギヴァー」(2025年/最高5位)
・「ピンク・ポニー・クラブ」(2025年/最高4位)
・「ザ・サブウェイ」(2025年/最高3位)
・「エクスペクテーションズ(with オリヴィア・ロドリゴ)」(2026年/最高3位)

 チャペル・ローンは、オリヴィア・ロドリゴの【Sour Tour】(2022年)と【Guts World Tour】(2024~25年)の両ツアーでオープニング・アクトを務めた経歴がある。

 両曲に続き、同じくTOP5に初登場を果たしたのが、ラナ・デル・レイをフィーチャーしたザック・ブライアンの新曲「ライズ」で、初週にストリーミング再生回数が1,960万回、セールスは5,000を記録して、4位に初登場した。

 同曲は、10月16日にリリースされたザック・ブライアンの全8曲入りの最新EP『ヤング・マンフッド・アンド・アザー・ドネータブル・オーガンズ』に収録されていて、本作は今週のアルバム・チャート“Billboard 200”で2位にデビューし、通算6作目のTOP10入りを果たした。

 「ライズ」が4位にデビューしたことで、ザック・ブライアンは通算4作目、ラナ・デル・レイは通算3作目にTOP10入りしたタイトルを更新した。なお、ラナ・デル・レイにとっては、ゲストとして参加したテイラー・スウィフトの「スノウ・オン・ザ・ビーチ」(2022年/最高4位)と並ぶ自己最高位タイ記録を獲得したことになる。また、今週のデジタル・ソング・セールス・チャートでは初登場1位を飾り、両者にとって同チャートで初のNo.1タイトルを獲得した。

 先週のチャートで3週目の首位を獲得したテイラー・スウィフトの「ペイシェント・ゼロ」は、今週5位にランクダウンしたが、フィジカルの売上が26,000、ダウンロードによる売上は4,000を記録して、今週のセールス総合ではトップに立っている。

 先週3位にランクインしていたステラ・レフティの「ボストン」(最高2位)も今週6位に、モーガン・ウォーレンの「ビーン・バイ・ナウ」(最高2位)も、4位から7位にそれぞれランクダウンした。

 テーム・インパラ&ジェニーの「ドラキュラ」(最高5位)は、前週の5位から8位にランクダウンしたが、ダンス/エレクトロニック・ソング・チャートでは通算42週目、オルタナティヴ(またはロック)・ソング・チャートでは24週目の首位を維持。エアプレイ・チャートでも6週目の首位を記録した(ラジオのオーディエンス・インプレッション数は6,320万回/1%減)。

 アデラの「ニコール・キッドマン」は、自己最高位の6位から9位へ、オリヴィア・ロドリゴの「ステューピッド・ソング」(最高3位)も8位から10位に順位を下げた。

Text: 本家 一成


※関連リンク先の米ビルボード・チャートは10月29日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「チュージン・テキサス」エラ・ラングレー
2位「ハウスワイフ」テイト・マクレー
3位「エクスペクテーションズ(with チャペル・ローン)」オリヴィア・ロドリゴ
4位「ライズ(feat.ラナ・デル・レイ)」ザック・ブライアン
5位「ペイシェント・ゼロ」テイラー・スウィフト
6位「ボストン」ステラ・レフティ
7位「ビーン・バイ・ナウ」モーガン・ウォーレン
8位「ドラキュラ」テーム・インパラ&ジェニー
9位「ニコール・キッドマン」アデラ
10位「ステューピッド・ソング」オリヴィア・ロドリゴ