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2026/10/08 17:45

【ビルボード】綾辻行人『十角館の殺人』が昭和チャート8連覇、朝ドラ効果で宇野千代『生きて行く私』がランクアップ

 年号別チャート“Billboard JAPAN Showa Books”の2026年10月8日公開チャート(集計期間:9月28日~10月4日)で、綾辻行人『十角館の殺人』が8週連続で首位を獲得した。

 本作は総合ポイントが前週比83%に減少したものの、8週連続の首位をキープした。内訳ではSNSのポイントが全体の約7割を占め、サブスクリプション(図書館)、店舗が続いた。

 続く2位は宇野千代『生きて行く私』で、前週12位から10ランクアップ。総合ポイントは前週比244%に急伸し、店舗での売上ポイントが全体の約9割を占めた。9月28日からはNHK連続テレビ小説『ブラッサム』の放送が始まっており、同作は宇野千代をモデルにした物語となっている。

 3位はミヒャエル・エンデ/大島かおり『モモ』で、前週9位から6ランクアップ。総合ポイントは前週比157%に増加し、前週はゼロだったサブスクリプションのポイントが新たに加算された。4位は前週と同じヴィクトール・エミール・フランクル/池田香代子『夜と霧』。一方、前週2位だったダニエル・キイス/小尾芙佐『アルジャーノンに花束を』は5位に後退。総合ポイントは前週比54%となり、SNSのポイントのみの構成となった。

 その他、9位のターゲット編集部『英単語ターゲット1900』が前週13位から4ランクアップして、トップ10に返り咲いた。一方、前週5位だった東野圭吾『卒業』は12位に後退。総合ポイントは前週比40%に落ち込んだ。前週8位だった横溝正史『八つ墓村』は28位に大きく後退し、総合ポイントは前週比14%となった。また、11位にはディック・ブルーナ/石井桃子『ちいさなうさこちゃん』が初のチャートインを果たした。本作はうさぎのふわふわさんとふわおくさんに赤ちゃんが生まれ、「うさこちゃん」と名付けると、牛やにわとりなど、たくさんの動物たちが見に来てお祝いを贈る様子を描いた絵本で、1964年に福音館書店から刊行された「うさこちゃん」シリーズの代表作。ポイントはすべてサブスクリプションによるもので、図書館での貸し出し人気の高さがうかがえる。


◎Billboard JAPAN Showa Books トップ10
1位『十角館の殺人』綾辻行人
2位『生きて行く私』宇野千代
3位『モモ』ミヒャエル・エンデ/大島かおり
4位『夜と霧』ヴィクトール・エミール・フランクル/池田香代子
5位『アルジャーノンに花束を』ダニエル・キイス/小尾芙佐
6位『プラハの古本屋』千野栄一
7位『そして誰もいなくなった』アガサ・クリスティ/青木久恵
8位『愛するということ』エーリッヒ・フロム/鈴木晶
9位『英単語ターゲット1900』ターゲット編集部
10位『人間失格』太宰治