2026/03/03 21:15
plentyが再始動を発表した。
plentyは2004年に結成、2009年10月にEP『拝啓。皆さま』でデビューし、2017年9月16日に行われた東京・日比谷公園大音楽堂でのラストライブをもって解散。それから約8年の時を経て、昨年9月末にデビュー15周年を記念したSNSの公式アカウントが始動し、今年に入ってベストアルバムをリリースするなど動きを見せていた。
その上で、2月24日に突如、オフィシャルウェブサイトがオープン。3月3日17時に向けたカウントダウンがスタートし、カウント“0”とともに「plenty re:birth」という言葉が謳われたビジュアルとメンバー3人がスタジオに集う写真が公開され、再始動が明らかとなった。バンドはオリジナルメンバーである江沼郁弥(vo,g)、新田紀彰(b)に加え、新たに古市健太(dr)を迎えた3人体制でスタートを切るという。
7月7日には東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にて、約9年ぶりとなるワンマンライブ【plenty re:birth】の開催が決定。チケットは、1月21日にリリースされたベストアルバムのアナログ作品第1弾『outside』に封入されているシリアルナンバーでの先着先行と、オフィシャル抽選先行が3月30日まで実施中。
◎江沼郁弥 コメント
plentyを再始動させようと思います。
うんと考えました。
なんだかものすごいことのようにも思えるし、なんてことのないようなことにも思える。
でもとにかく飛びこんでみる。
なにか言い訳を用意しなくちゃいけないなと思ったけど、五十音じゃ足りなそうだなと思ったり、そもそも後ろめたいことがないなと思ったり。
まず、再始動するにあたって新田に電話した。そもそも“plenty”という母体を作ったのも彼だし、plentyの活動期間は江沼と新田の2人体制の期間が一番長いし、最初から最後まで僕の隣にいたのは彼だけだった。
ほぼ妻だ。
まあ要するに彼がいないとplentyというのは成り立たないわけだ。
「もしもし、ひさしぶり。あのさ、plentyがデビュー15周年らしくてベスト盤を出さないかって話がレーベルの人から来たけど…」
「そうなんだ。ふみやはどうしたい?」
新田はいつもそうだ。
まず僕におうかがいをたてる。
僕の質問に対して質問でかえす。いつだってあとだしじゃんけんだ。
勝ち確だ。
新田のそういうところにいつも僕はひとり壁打ちテニスをしてるような気分になって妙な孤独感におそわれるのだ。
でも、このときはなんだかこの壁打ちが懐かしく感じてうれしかった。
「ベスト盤はいいんじゃないかなと思うよ。お祭りだしね。ありがたいよ」
「じゃあ、いいんじゃないかな」
この“じゃあ”が僕は気質的に気になって仕方がない。
コチラは別に意見があるけど、お前がそこまで言うならいいよ。の、"じゃあ"でしょう?コチラは手の内をあかしません。の、“じゃあ”でしょう?まったく。僕はぐっとこらえた。
この我慢、解散から8年の賜物だ。
「あー、それでさplentyを再始動しようかって話も出てきてて…」
「ふみやはどうしたい?」
これだ。
「うん。やりたいなとは思う」
「じゃあいいよ」
「いや、でもさあ…よく考えてみてよ…ドラムはどうするよ…。あとその“じゃあ”が気になる」
「“じゃあ”…?
ドラムは今ふみやのソロで叩いてる健太くんがいいじゃん!」
「いや、新田会ったこともないじゃん」
「…今度福岡でソロのライブあるじゃん!それ行くよ」
… “じゃあ”へのアンサーもください。
── 僕は後日健太におそるおそる報告と相談をした。
「── それでさ、plenty再始動しようかって話でドラムを」
「やります」
速かった。
肌感ではのぞみより速かった。
彼も彼でかわった人だ。
古市健太。
僕と10以上歳がはなれているのに全くそれを感じさせない。
物おじしないし、あたまの回転がはやい。なんでも即決。僕のソロ活動のほぼマネージャー的なことも今はしてくれている。
というかまずドラムがうまい。
この歳でこの仕上がり。心配になるくらいだ。
ボーカリストはドラマー選びに慎重だ。
ドラムがダメだと歌はダメになるという話を聞いたことがある。
そのとおりだと思う。
そのてん健太は僕にはピタリとハマる。
もうすでに一緒にやっているというのもあるが、歌いやすい。すばらしい。心強いのだ。
と、まあこんな感じで結局僕だけが慎重になっていた。
僕らしいといえば僕らしく
plentyらしいといえばplentyらしい
とにかく飛びこんでみる。
カムバックする。
◎公演情報
【plenty re:birth】
2026年7月7日(火)東京・東京 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン


グローバルにおける日本の音楽の現在地




注目の画像