2026/01/06 15:15
現地時間2026年1月5日、ビョークが、グリーンランドの人々への支持を表明するメッセージを公開した。これは1月3日に米軍がベネズエラへの強硬な軍事作戦を実施し、ニコラス・マドゥロ大統領を拘束した数日後のことだ。
アイスランド出身のシンガーであるビョークは、バイキングの系譜を共有し、歴史的にも友好関係にある二つの国に言及し、「独立を求める闘いにあるすべてのグリーンランドの人々に祝福を送ります。アイスランド人は、1944年にデンマークから離脱できたことに心から安堵しています。私たちは言語を失わずに済みました(そうでなければ、今ごろ私の子どもたちはデンマーク語を話していたでしょう)。グリーンランドの人々に対して深い共感で胸がいっぱいです」と、インスタグラムに投稿した。
この投稿は、ドナルド・トランプ米大統領が、防衛上の戦略的理由を挙げてグリーンランド併合を望むとする発言を再び行ったことを受けたものとみられる。トランプ大統領は1月4日、エアフォース・ワン機内で記者団に対し、「国家安全保障の観点から、我々にはグリーンランドが必要だ。極めて戦略的な場所だ。今やグリーンランド周辺にはロシアや中国の船が至る所にいる」と語った。前日には、海外介入の終結を掲げて政権に就いたトランプが、米アトランティックに対し、「我々にはグリーンランドが必要だ。間違いなく防衛のために必要だ」とも述べている。
グリーンランドはデンマークの自治領であり、トランプ大統領は昨年の選挙以降、“アメリカ・ファースト”を掲げてきた姿勢から逸脱する形で、同地域(およびカナダ)を米国の一部にすると脅す発言を繰り返してきた。ここ数か月は、国内問題に集中するというMAGA路線を破棄し、カリブ海での船舶への一連の攻撃を実施。それらが危険な薬物を運んでいたと主張しているが、現時点で十分な証拠は示されておらず、その一連の流れの末に週末にはマドゥロ大統領を拘束した。その後、米国がベネズエラを無期限に“運営する”と主張したが、その政権掌握がどのように進められるのかについての具体的な計画は明らかにしていない。
トランプ大統領の最も熱心な擁護者の一人だったマージョリー・テイラー・グリーン下院議員は、昨年、大統領との公然とした決裂を理由に1月5日付で辞任すると発表しているが、土曜に米ニューヨーク・タイムズに対し、今回のベネズエラ攻撃はトランプ自身が反対してきたはずの終わりの見えない紛争につながりかねないと指摘。「これは、MAGA支持者の多くが終わらせるために投票したと思っていたものです……私たちは大きく間違っていました」と語った。
デンマークのメッテ・フレデリクセン首相は、トランプ大統領の最新の帝国主義的な脅しに強く反発し、グリーンランド併合をめぐる根拠のない威嚇行為を即刻やめるよう米国に求めた。1月4日の声明で、「米国がグリーンランドを引き継ぐ必要があるなどという話は、まったく理にかなっていません。米国には、デンマーク王国を構成する3つの国のいずれかを併合する権利はありません」と述べている。さらに、デンマーク、ひいてはグリーンランドはNATO加盟国であり、「同盟の安全保障の傘に守られている」と指摘した。
フレデリクセン首相はまた、両国がすでに防衛協定を結び、歴史的にも緊密な同盟関係にあるとホワイトハウスにくぎを刺した。グリーンランド自治政府のイェンス=フレデリック・ニールセン首相も、トランプ大統領の発言を、「非常に無礼で敬意を欠くものだ」と評している。
ビョークは、「植民地主義は、これまで何度も私の背筋を凍らせてきました。同胞であるグリーンランドの人々が、残酷な植民者から、別の残酷な植民者へと移されるかもしれないという可能性は、想像することすらあまりに耐えがたいものです」と記し、アイスランドで一般的に使われる“灰から火の中へ”を意味する表現も添えた。
そして、「親愛なるグリーンランドの人々、独立を宣言してください!!!!」と訴え、「隣人からの、心からの共感と温もりを込めて」と、投稿を締め括った。
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