サブリナ・カーペンターにとって2025年は大きな飛躍の年となった。6月の先行シングル「Manchild」のリリースとともに幕を開けた、最新アルバム『マンズ・ベスト・フレンド』の時代の勢いに乗り、年末を迎えている。

　現地時間2025年12月18日公開の『Vevo Footnotes』最新回で、彼女は同曲のシネマティックなミュージック・ビデオを振り返り、アルバム正式発表よりも前に“ある秘密のヒント”を映像に仕込んでいたことを明かした。

　「バイクのナンバープレートに、新しいアルバム“マンズ・ベスト・フレンド”の頭文字を隠したんです」とナンバーに「MBF_0000」と刻まれたバイクに乗るカットに添えて説明。「アルバム発表後まで、ファンがそれに気づかなかったのが面白かった」と振り返っている。

　「Manchild」のMVは6月6日に公開され、5日後にアルバム『マンズ・ベスト・フレンド』のリリースが発表された。アルバムは米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で自身2作目の1位を獲得し、2026年の【グラミー賞】では＜年間最優秀アルバム＞にノミネートされている。さらに、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”初登場1位を記録した「Manchild」も、＜年間最優秀楽曲＞と＜年間最優秀レコード＞にノミネートされている。

　そのほかの裏話として、MVで乗り物を運転している男性たちは、“全員実際に運転していた”ため、撮影中の自分は「イエスにハンドルを任せることにした」とユーモアたっぷりに告白した。

　また、伝説的なコメディ女優の故ルシル・ボールから影響を受けたことにも触れ、「彼女はユーモアを武器にした最初の偉大な女性の一人だと思う」と述べ、「自分のソングライティングを通して自然にそうなっていった気がするし、そうした自分の個性を本当に受け入れている曲のほうが、より強くつながりを感じられた気がする」と語っている。