2010/12/24 00:00
ミュージカル『SPIDER-MAN: TURN OFF THE DARK』で“GREEN GOBLIN”を演じている俳優PATRICK PAGEは、今週木曜日に再開される舞台で演じることについて「恐怖は感じていない。事故は恐ろしいものだけど、どんなショーでも起こり得ることだからね。ディレクターとプロデューサーは十分に注意を払ってくれているし、僕らはとても安全だと感じている」とASSOCIATED PRESSに語った。
同ミュージカルでは、女優のNATALIE MENDOZAが脳震盪を起こした他、別の俳優がリハーサル中に両手首を骨折するという事故に見舞われたほか、今週の月曜日には本番中に俳優のCHRISTOPHER TIERNEYが30フィート(約9メートル)の高さから落下し、その後のステージがキャンセルとなってしまった。TIERNEYは落下の衝撃で肋骨を骨折したほか内出血をしており、ニューヨーク市内のベルヴュー病院へ搬送されたが、現在はすでに回復に向かっているという。
主人公“SPIDER-MAN”を演じているREEVE CARNEYは、TIERNEYの事故を「不幸なアクシデント」としながらも、公演の延期と事故のせいで制作費6,500万ドルを費やしたこの舞台が終焉を迎えることはあり得ないと語っており、「僕らも仲間も、長い時間をかけてこのミュージカルのために準備を重ねてきた。僕らは自分たちの信念のもと、このまま舞台を続行するつもりだ」とコメントしている。
TIERNEYの兄によると、彼は今週の金曜日か土曜日あたりに退院の見通しとのことで、その後はニューハンプシャーにある実家で療養するとのことだ。そして完全に回復した暁には再びステージに戻るつもりのようだが、それが『SPIDER-MAN』になるのかどうかは定かではない。
一方ニューヨークの労働局は、現在も事故について調査を進めているが、今週水曜日には更なる安全対策を採ることを条件に舞台の続行を認めている。
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