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2025/05/16 22:38

メジャ-リ-グを舞台にした「Take Me Out」開幕  原嘉孝「精いっぱい考えながら演じていきたい」

 舞台「Take Me Out」初日前会見&公開ゲネプロが16日、有楽町よみうりホ-ルで行われ、出演者の玉置玲央、三浦涼介、原嘉孝ほかが登壇した。
 本作は、メジャ-リ-グを舞台に同性愛者であることを告白した名選手とそのチ-ムを描いた作品で、2003年に第57回トニ-賞(演劇作品賞)を受賞した。日本では2016年に初演、2018年に再演されている。今回は、2018年の再演を支えたオリジナルメンバ-に新メンバ-を加えた「レジェンドチ-ム」と、一般公募の中からオ-ディションを勝ち抜いた新メンバ-で構成する「ル-キ-チ-ム」の2チ-ムによって上演される。
 
 レジェンドチ-ムでメイソン・マ-ゼックを演じる玉置は、「どちらのチ-ムもいい稽古をしてきたと思います。これからゲネプロを控えていますが、より良い作品になるよう務めたいと思います」とあいさつ。続けて、レジェンドチ-ムのキッピ-・サンダ-スト-ム役の三浦は「ようやくこうして劇場に入って、気が引き締まる思いです。精いっぱいキッピ-を演じてまいります」と語った。
 同じくレジェンドチ-ムのタケシ・カワバタ役の原は「チ-ムワ-クがすごく良いです。稽古中も濃い時間をたくさん過ごしましたが、千秋楽に向けてもっと深いところまでたどり着けるように、精いっぱい考えながら演じていきたいと思います」と意気込んだ。
(左から)原嘉孝、三浦涼介、玉置玲央 (C)エンタメOVO
 本作には初出演となる原だが、「全シ-ンの全役の解釈を全員で共有する時間を(演出の)藤田さんが設けてくださったので、作品全体を考えることにもなった。そうすることで、次のシ-ンに渡すためのバトンを作り上げるのだという責任が生まれたし、この作品のゴ-ルを共有し合うことができたので、すごく充実した稽古期間で楽しかったです」と稽古を振り返った。
 また、本作のタイトルにちなんで「今、連れ出されたいところは?」という質問が上がると、原は「ゴルフです。誘ってもらう機会も多くなったんですが、僕は行動力がないので、首輪をつけてでも連れて行ってくれないと」と回答。ゴルフは「地元の友達」から誘われることが多いと明かした。
舞台「Take Me Out」初日前会見の様子 (C)エンタメOVO
 なお、この日の初日前会見には、レジェンドチ-ムの章平、小柳心、渡辺大、陳内将、加藤良輔、辛源、玲央バルトナ-、田中茂弘、本間健太、ル-キ-チ-ムの富岡晃一郎、野村祐希、坂井友秋、安楽信顕、近藤頌利、島田隆誠、岩崎MARK雄大、宮下涼太、小山うぃる、KENTARO、大平祐輝、演出の藤田俊太郎も登壇した。
 舞台は、5月17日~6月8日に都内・有楽町よみうりホ-ルほか、名古屋、岡山、兵庫で上演。
舞台「Take Me Out」ゲネプロの様子 (C)エンタメOVO