2025/04/06 14:00
2025年4月2日公開(集計期間:2025年3月24日~3月30日)のBillboard JAPAN週間アルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”で初週102,230枚を売り上げて首位を獲得したROF-MAO『MOMENTUM』。
本作は、「にじさんじ」所属の加賀美ハヤト、剣持刀也、不破湊、甲斐田晴の4人からなるVTuberユニット、ROF-MAOの2ndミニアルバム。綾小路 翔(氣志團)、内澤崇仁(androp)、川谷絵音、熊木幸丸(Lucky Kilimanjaro)らが楽曲提供した計7曲が各形態共通で収録されている。
ここでは、SoundScanJapanの販売データを使用し『MOMENTUM』の販売動向を調査する。図1(https://www.billboard-japan.com/d_news/image/148135/2)では、ROF-MAOのこれまでにリリースされたアルバム全作の初週と累計販売枚数を比較している。
図1を見てみると、『MOMENTUM』は過去アルバム2作の累計販売枚数を上回る、過去最高の初週セールスを記録していることがわかる。また、今作はミニアルバムであるが、前作の1stフルアルバム『Overflow』をも上回る販売枚数を叩き出している。メンバーの個性豊かなキャラクターはもちろんのこと、YouTubeで配信しているバラエティ番組『木10!ろふまお塾』やライブなどの継続的な活動などにより認知を広め、人気が拡大傾向にあることが窺える結果となった。
続いて、図2(https://www.billboard-japan.com/d_news/image/148135/3)は、今までリリースされたアルバム3作の実店舗における発売初週の地域別販売比率のグラフとなる。また、一般的なアルバムの販売比率とも比較するため、2025年に発売された全てのアルバムの販売比率も全アルバムとしてグラフに追加している。
図2を見てみると、今作『MOMENTUM』は関東地方47.9%(以下かっこ内全アルバム:48.3%)、中部地方12.1%(10.5%)、近畿地方16.3%(16.6%)となっており、その他の地域においても全アルバムに近い販売比率となっていることがわかる。そして、前作『Overflow』の近畿地方における比率が20.9%(16.6%)と高くなっている点以外、過去アルバム2作も全アルバムに比較的近いバランスのとれた地域別販売比率となっている。インターネット上での活動を通じて、特定の地域への偏りがない、全国的な人気が定着していると言えるだろう。
『MOMENTUM』で過去最高の初週セールスを記録し、全国的な人気をあらためて示したROF-MAO。昨年4月に大阪城ホールにて初のワンマンライブを開催した彼らだが、2025年はどのような活躍を見せてくれるのか。今後も彼らを注視していきたい。
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