2013/07/19 11:00
1週で50万枚を突破したジェイ・Zの新作、『マグナ・カルタ...ホーリー・グレイル』がNo.1デビューを果たした、7月27日付アルバム・チャート。
2013年の初動枚数では、ジャスティン・ティンバーレイクの『20/20 エクスペリエンス』(97万枚)に続く、2番目の記録で、ヒップ・ホップ・アルバムでは50万枚突破したのは、これが初めて。リンキン・パーク、R・ケリー、カニエ・ウェストとコラボレーションした企画盤を含め、ジェイ・Zがアルバム・チャートでNo.1を獲得したのは、本作で13枚目となる。ソロ・アーティストでは最多の記録で、アーティスト総合でも、ビートルズの19作に続く、2番目の記録。スタジオ・アルバムでは、2002年の『ザ・ブループリント2:ザ・ギフト・アンド・ザ・カース』から8作連続の首位獲得となり、本作が100万枚を突破すれば、15作目のミリオン・セールスとなる。本作からの先行シングル、「ホーリー・グレイル」は今週のHOT100チャートで8位に初登場していて、100位内に7曲をランクインさせるという快挙を成し遂げている。
ジェイ・Zのアルバムで最もセールスが伸びたのは、1998年にリリースされた3rdアルバム、『ボリューム2...ハード・ノック・ライフ』(1位)の520万枚。本作は、原点回帰した名盤との呼び声も高く、アメリカ以外でもUK、カナダ、ドイツでも1位でデビューした。
2位には、R&Bシンガーのシアラが初登場。通算5枚目となる新作『シアラ』が6万枚を突破して好調なスタートを切り、2006年にNo.1を獲得した2ndアルバム、『シアラ:エボリューション』に続く高順位となった。4作目のTOP3入りとなる本作は、先行シングル「ボディー・パーティー」(今週22位)の人気も受け、前作『ベイシック・インスティンクト』の44位デビューから大きく飛躍し、“復帰作”というべく見事なカムバックをみせた。ジェイ・Z、シアラに続き、J・コールの『ボーン・シナー』が3位にランクイン。今週もTOP3はブラック勢が独占するアルバム・チャートとなった。また、6位にはカニエ・ウェスト、7位にはワーレイ、10位にマックルモア&ライアン・ルイスとTOP10内には5作のラップ・アルバムがランクインしている。
8位には、ビッグ・ショーンやエミネムといったラッパー等も参加している、スカイラー・グレイの新作『ドント・ルック・ダウン』が初登場。本作は、エミネムをエグゼクティヴ・プロデューサーに迎えた意欲作で、デビュー作が圏外だったにもかかわらず、2作目で初のTOP10入りを果たすという快挙を成し遂げた。彼女はドクター・ドレーとエミネムの大ヒットでも知られる、「アイ・ニード・ア・ドクター」でヴォーカルを担当していた、あの声の主。これからの活躍が期待される、業界内でも期待の新人だ。
20位には、ドネル・ジョーンズの7作目となるスタジオ・アルバム『フォーエバー』がランクインした。前作『リリックス』(2010年)から3年ぶりとなる新作で、前作の初動枚数を上回るセールスを記録している。デビュー17年目を迎えるベテランR&Bシンガーで、大人の色気あるスムースなヴォーカルが、本作でも存分に発揮されている。
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
1
【ビルボード 2025年 年間Top Lyricists】大森元貴が史上初となる3年連続1位 前年に続き5指標を制する(コメントあり)
2
【ビルボード 2025年 年間Artist 100】Mrs. GREEN APPLEが史上初の2連覇を達成(コメントあり)
3
【ビルボード 2025年 年間Top Albums Sales】Snow Manがミリオンを2作叩き出し、1位&2位を独占(コメントあり)
4
【ビルボード 2025年 年間Top Singles Sales】初週120万枚突破の快挙、INI『THE WINTER MAGIC』が自身初の年間首位(コメントあり)
5
<年間チャート首位記念インタビュー>Mrs. GREEN APPLEと振り返る、感謝と愛に溢れた濃厚な2025年 「ライラック」から始まった“思い出の宝庫”
インタビュー・タイムマシン







注目の画像



7月27日付 The Billboard 200 全米アルバムチャート
ジェイ・Z、ティンバーレイクほか4人組“ドリーム・チーム”誕生か
ボノ、アーティストにとっての最高栄誉をフランスで授与
ナズ、名門ハーバード大学でヒップホップ特別研究員に










