FOX TVの人気番組『SO YOU THINK YOU CAN DANCE』でポップ・バラード曲「JAR OF HEARTS」がフィーチャーされて以来、ほぼ無名だったソンガー・ソングライターCHRISTINA PERRIは一躍“デジタル界のスター”へと大躍進した。これは6/30の放送回で、出場者のBILLY BELLとKATHRYN McCORMICKがPERRI作の同ポップ・バラードをデュエットしたところ火がついたもので、48,000ダウンロードを獲得してBILLBOARD HOT DIGITAL SONGS CHARTでいきなり28位に初登場を果たす人気ぶりとなっている。

元SHINEDOWNのギタリストNICK PERRIの妹でもある23歳のPERRIは、「観客と一緒になってステージを見ていたけど、思わず泣いてしまったわ。放送から数日経っても、まるで夢を見ている気分だった。あんな経験は生まれて初めてだったし、本当に信じられない」とコメント。しかし嬉しい余波はその後も続き、アーティスト契約のなかった彼女はNYへと飛び、複数のメジャー・レーベルと会うことに。15歳で初めてギターを手にして以来ずっと夢見てきたキャリアへの道が、ここへ来てようやく開けてきたのだ。

両手首にメンバー4人の名前を刺青にしているほどBEATLESマニアの彼女は、数年前に生まれ故郷フィラデルフィアからロサンゼルスへ移住。レストランで働きながらCMを手掛けたりDIANE WARRENのために歌ったりするほか、オリジナル曲やカバー曲などのパフォーマンス映像をYouTubeに投稿していた。そしてそんな地道な活動を経て、今年2月に『SO YOU THINK YOU CAN DANCE』の振付師STACIE TOOKEYに共通の友人を介して接近することできたのが、今回の本格ブレイクのきっかけとなったそうだ。

「私がこれまでに学んだ最も大きなレッスンは、“決してあきらめない”ということ。だから私は、ひたすら前進し続けたわ」と成功の秘訣を語っている。