2021/09/05 14:00
2021年9月6日付の週間シングル・セールス・チャート“Billboard JAPAN Top Singles Sales”でHey! Say! JUMPの『群青ランナウェイ』が初週234,313枚を売り上げ、首位を獲得した。(集計期間2021年8月23日~2021年8月29日)
『群青ランナウェイ』は、前作『ネガティブファイター』から約3カ月ぶりのリリースとなる30枚目のシングル。表題曲は伊野尾慧主演のドラマ『准教授・高槻彰良の推察』の主題歌となっている。また、本作は2020年以降に発売されたHey! Say! JUMPの5作のシングルの中で最も高いセールスを記録している。
今回はHey! Say! JUMPの直近5作のシングルの販売動向をSoundScanJapanのデータを使用し調査した。まず、各作品の販路別(実店舗とEコマース)での販売数をグラフ化したものが図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/103634/2)である。
直近5作のシングルは2020年以降に発売されており、4作前の『I am/Muah Muah』と比較すると3作前の『Last Mermaid...』は若干枚数を減らしているが、前々作『Your Song』、前作『ネガティブファイター』と確実に前の作品を越える右肩上がりの初週販売数をマークし、特に本作『群青ランナウェイ』では前作より18,000枚以上伸ばし、過去5作でも最高のセールスを記録している。
5作とも2020年以降の発売という事で、新型コロナウィルスの影響を受けていると考えられるが、『I am/Muah Muah』の発売日は2020年2月と1回目の緊急事態宣言の前であり、その後発売された作品と比較すると新型コロナウィルスの影響は少なかったと考えられる。一方『Last Mermaid...』では新型コロナウィルスによる実店舗の営業自粛や外出自粛の影響により、今まで購入していた店舗等で購入できずに、初週に購入したくてもできない状況があったのではないかと考えられる。その後の作品の動向を見ると、リリースの度に実店舗の販売数が減少し、Eコマースの販売数はそれを超える勢いで増加しているのがわかる。長く続くコロナ禍で、生活様式が変わる中、ファンはHey! Say! JUMPのCD購入先を実店舗からEコマースに切り替えてHey! Say! JUMPの楽曲を購入し、聴く事で先が見えないコロナ禍の中元気づけれられているのではないだろうか。更に今作は大きく販売数を伸ばしている事から、Hey! Say! JUMPは新しいファンを獲得している事が読み取れる。
過去2年の自己最高のシングルセールを記録し、勢いに乗るHey! Say! JUMPであるが、これからも彼らの活躍から目が離せない。
関連記事
【ビルボード】Hey! Say! JUMP「群青ランナウェイ」234,313枚を売り上げ初登場で総合首位獲得
【ビルボード】Hey! Say! JUMP「ネガティブファイター」215,704枚を売り上げ初登場総合首位 YOASOBI「もう少しだけ」総合4位に初登場
【ビルボード】Hey! Say! JUMP『Fab! -Music speaks.-』が総合アルバム首位 ミスチル/嵐がトップ3をキープ
【ビルボード】215,442枚を売り上げたHey! Say! JUMP「Your Song」が3冠で総合首位獲得
【ビルボード】212,003枚を売り上げHey! Say! JUMP「Last Mermaid...」が初登場で総合首位 NiziU 4曲全てトップ20位圏内に最新News
関連商品
アクセスランキング
1
【ビルボード 2025年 年間Top Lyricists】大森元貴が史上初となる3年連続1位 前年に続き5指標を制する(コメントあり)
2
【ビルボード 2025年 年間Artist 100】Mrs. GREEN APPLEが史上初の2連覇を達成(コメントあり)
3
【ビルボード 2025年 年間Top Albums Sales】Snow Manがミリオンを2作叩き出し、1位&2位を独占(コメントあり)
4
【ビルボード 2025年 年間Top Singles Sales】初週120万枚突破の快挙、INI『THE WINTER MAGIC』が自身初の年間首位(コメントあり)
5
<年間チャート首位記念インタビュー>Mrs. GREEN APPLEと振り返る、感謝と愛に溢れた濃厚な2025年 「ライラック」から始まった“思い出の宝庫”
インタビュー・タイムマシン







注目の画像














