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ジェニファー・ハドソン『JHUD / ジェイ・ハド』特集

ジェニファー・ハドソン

 約3年ぶりのニューアルバム『JHUD / ジェイ・ハド』を10月8日にリリースしたジェニファー・ハドソン。彼女本来の魅力を全面に押し出した、ファン待望の最新作をミュージックビデオ&エピソード映像とともにご紹介!

ジャケ写
▲大ヒットを記録した『ドリームガールズ』(サントラ盤)

 2007年の映画『ドリームガールズ』でアカデミー賞をはじめとする29もの映画賞を獲得、シンデレラ・デビューを果たしたジェニファー・ハドソン。

 2008年のデビューアルバム『ジェニファー・ハドソン』は、Billboardアルバム・チャートで2位、グラミー賞最優秀R&Bアルバム賞に輝き一躍スターの仲間入りを果たし、キャリアもプライベートも絶頂と思われた。そんな矢先、家族が殺害されるという悲劇に見舞われる。一時は活動休止を余儀なくされるが、09年2月、全米最大のスポーツイベント<スーパーボウル>に登場しアメリカ国歌を斉唱。悲しみを乗り越え歌う彼女の姿とその声は、全米のみならず世界中に大きな感動と勇気を与えた。

 2011年、その絶望と悲しみを乗り越え届けられたセカンド・アルバムは、ジェニファー自身にとって失いかけた自分自身をとり戻す確認作業でもあった。そのような過程で制作された前作は、[愛と涙と再生]というテーマが感じられる、バラード中心の作品となっていた。それから約3年、全世界待望の最新アルバムが到着。タイトルは彼女の愛称である『JHUD / ジェイ・ハド』。

ジャケ写
▲3年振りのリリースとなった最新作『JHUD / ジェイ・ハド』

 映画界と音楽界で最高の栄誉を手にしながら、ショッキングな事件に見舞われたジェニファー。今作は絶望の淵から立ち上がった自分自身の思いをぶつけるかのように、生命力のあるダンサブルなサウンドが躍動する、ジェニファー本来の魅力を全面に押し出した力強い作品となっている。参加アーティストには、ファレル・ウィリアムス、イギー・アゼリア、ティンバランド、T.I.、R.ケリーなど、現在のシーンでこれ以上ないと言っても過言ではない超豪華な布陣。彼らの強力なサポートのもと本来の自分を取り戻し、再び輝きはじめた新生ジェニファー・ハドソンの魅力を、映像&コメントとともにご紹介!

walk it out

walk it out
▲「Walk It Out」Music Video

 ティンバランドのプロデュースによるアルバムのリード・シングル。アーバンなソウルとモダンR&Bのエッセンスが絶妙にマッチした楽曲で、ミッドテンポのレイドバックしたビートに、ジェニファーの圧倒的なダイナミック・ヴォーカルが最高の高揚感を感じさせてくれるトラックだ。ジェニファー自身もソングライティングに参加している。

timbaland

In Studio with Timbaland
▲メイキング映像「In Studio with Timbaland」

■ティンバランドについて(メイキング映像より)
 ティンバランドとの仕事は最高に楽しかったわ。スタジオで徹夜をしたなんて、彼と仕事をするまでやったことがなかったぐらいよ!彼はアーティストの意思を尊重してくれて、“君のままのやり方でやっていいよ”って言うタイプなの。“君の言いたいことをただ伝えればいいんだよ”って言ってね。そうしてくれることによって、ソングライターとして、あるいはアーティストとして、ヴォーカリストとして、とにかく、自分自身を伝えようとする表現者としてのアーティスト性というものが、自然と私の中から現れてきたんだと思うの。

 私はシカゴ育ちなんだけど、ストリートを歩いていると、車のクラクションが鳴って、“ねぇ、ちょっと僕と話さない?”なんてナンパな感じで声をかけられたりするの。“っていうか、あなた誰!? もし本当に私を誘いたいのなら、別の方法でアプローチしなくちゃダメよ!”って思ったりしていたんだけど、ようやくこの曲でそんな気持ちを伝えることができたの。そうやって自分を表現することを、ティンバランドが可能にしてくれたって感じよ。そうすることができて本当に嬉しく思っているの。おかげで、スタジオでの作業がすごく楽しいってことに気づくこともできたわ。ティンバランドがそう気づかせてくれたのね。だから、彼には本当に感謝しているわ。

I Can't Describe (The Way I Feel)

I Can't Describe
▲「I Can't Describe(The Way I Feel)」Muwic Video

 もう1つのリード・シングルは、今をときめくファレル・ウィリアムスがプロデュース兼共同ソングライティングで参加。70’sディスコのエッセンスを漂わせる軽快な楽曲で、T.I.をフィーチャリング。ファレルはこの曲を含め、イギー・アゼリアをフィーチャーした「He Ain't Goin' Nowhere」と、「Just That Type Of Girl」の3曲に参加している。

In Studio with Pharrell

In Studio with PharrellIn Studio with Pharrell
▲メイキング映像「In Studio with Pharrell」

■ファレルについて(メイキング映像より)
 ファレル・ウィリアムスと一緒にレコーディングすることができるなんて・・・・オー・マイ・ガッド!とにかく光栄だわ!一緒に仕事ができて、本当にエキサイティングだったわ。ファレルは音楽業界で最高の人物で、こんなにも業績がある人なのに、プロデュースするアーティストがとても自然体でいられるようにしてくれるの。ファレルはいろいろ指示を出してくれたりはするけれど、最終的にはその曲をどう歌うかは、アーティストの手にゆだねてくれて、それぞれのアーティストの特質を表現させてくれるの。最終的にどうやって歌うのかをチェックして、OKを出してくれることもあれば、もうちょっとこうしたほうがいいんじゃないかっていう提案もしてくれる。ファレル先生の授業を受けているような感じね。彼からたくさんのことを学ばせてもらえる。とても素敵なことよ。

 ファレルとはスムーズに仕事することができたと思うわ。フィーリングがとっても合っていたから。フィーリングが合わないと、なかなかうまくいかないでしょ。だから、私と同じような考えや感覚を持っている人で、音楽についても同じ感覚を持っている人と一緒に仕事が出来たのは、本当によかったって思っているわ。

about jhud

making of the album
▲メイキング映像

■アルバム『JHUD』について(メイキング映像より)
 今回のアルバムでは、いくつもの新境地に挑戦したわ。絶対に自分らしさを見失うことはしたくなかったから、常にそのことは念頭にあったけれど、でも、新しい冒険をファンにも一緒にしてもらいたかった。

 多くの人たちは、アーティストっていえば、ステージなんかでの華やか部分しか目にしないかもしれないけれど、実際には、スタジオで行われる作業は本当に長くて辛いものなの。本当に好きじゃなければ絶対に続けられない仕事だと思うわ。本当にやりたいという情熱がなければね。才能よりも、そういった情熱のほうが必要なんじゃないかとさえ思うわ。

 私は決まり切った考えに押し込められるのが嫌いなタイプ。制限されるのは嫌いなの。このアルバムで一番私がやりたかったことは、正しい音程できちんと歌うということでは決してないの。バカみたいにまじめに歌に取り組むということではなくて、「アルバムの曲を感じる」ということ。

 このアルバムや、アルバムに収録されている曲を、あなたの心の耳で聴いて、感じて欲しい。このアルバムではきっと、ファンも一緒に成長することができると思うの。アルバムを聴いた人が、新しいことを感じてもらえるようにって、願っているわ。

ジェニファー・ハドソン「ジェイ・ハド」

ジェイ・ハド

2014/10/08 RELEASE
SICP-4160 ¥ 2,640(税込)

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Disc01
  1. 01.デンジャラス
  2. 02.イッツ・ユア・ワールド feat.R.ケリー
  3. 03.ヒー・エイント・ゴーイン・ノーウェア feat.イギー・アゼリア
  4. 04.ウォーク・イット・アウト feat.ティンバランド
  5. 05.アイ・キャント・ディスクライブ(ザ・ウェイ・アイ・フィール) feat.T.I.
  6. 06.アイ・スティル・ラヴ・ユー
  7. 07.ジャスト・ザット・タイプ・オブ・ガール
  8. 08.ブリング・バック・ザ・ミュージック
  9. 09.セイ・イット
  10. 10.モーン
  11. 11.ネヴァー・ギヴ・イット・アップ (日本盤ボーナス・トラック)

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